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世界に通じる英語教育とは

音声学(発話)を専門にしつつ、必要に応じて言語学を学んできました。加えて、7ヵ国に長期滞在(内、英国では出産、少しだけ子育ても経験し、帰国)した経験から言いますと・・・


英語には発音には横だけでなく、縦の広がりがあり、それらが如実に生活に関わってくるということです


日本では発音に関しては横の広がりは見られますが、縦があるのは言葉使いがほとんどです。

ここでいう横とは地域差のことです。

そのため、地方出身でも標準語さえ習得し、ある程度言葉遣いを直せば、話し方で自分がどのカテゴリーにいるかはわかりません。


が、英語は違います。

発話ひとつでどの地域出身かだけでなく、ある程度属しているクラスはわかります。これが縦です。そしてもちろん、アッパーになればなるほど、その話し方をする方は減ります。


英語を話せることだけが目的なら問題ないでしょう。・・・ですが、自分のアイデンティティーとして英語を習得したいなら、どのような人生プランを描いていきたいかがあるなら、英語教育には慎重になる必要があります。


なお、この選択はネイティブでない日本語話者だからできることとも言えます。


また、もうひとつの大きな問題として、日本語話者の発声と英語話者の発声は声を出すという根本的なところから違います。単に舌の位置や口の開きかたを学んだだけでは、習得は困難でしょう。


幼少期に中途半端に英語教育にお金をかけても発音に関しては付け焼き刃に過ぎない可能性は高いです。


耳が重要だから幼少期に養わないと!と思われるのでしたら、今はインターネット上に様々な無料のツールがありますからそちらで充分です。


幼少期は本代などに留め、しっかりと貯蓄をして、小学校高学年や中学生くらいで然るべき学校に夏休みの短期留学でも複数回させた方がよほど身になるように感じています。見聞も広がりますしね。

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