【プログラミング実績なし】6ヶ月でフリーエンジニアになれた理由
私が会社員時代に携わったのはテスト業務のみでした。
そんな私がいきなりフリーランスに転身して6ヶ月でエンジニアになれた理由をご紹介します。
まず、基本的にフリーランスとしてエンジニアになるにはプログラミングの実務経験が必要になります。
(独学でポートフォリオを作る方もいます)
実際に私も、フリーランス案件を紹介してくれる大手のエージェントにエンジニア希望で登録した時、門前払いされました。
その当時の私の経歴はざっくりこんな感じです。
【年齢】:31歳
【経験】:3年(28歳から未経験で転職)
【業務】:テスト実施(単体、結合、総合)
※携わったプロジェクトは5つくらい
【収入】:20万円/月
ではここから、会社員からフリーランスとしてエンジニア案件に参画するまでの体験談を具体的にお話ししていきます。
1. 最初の一歩でつまずく
私は28歳から業界未経験でIT企業に勤めていましたが、3年間ほぼテスト実施の仕事しかしていませんでした。
毎日のように上司に怒られながら言われた仕事をするいわゆるダメ社員です。
そんな私も1年ほど前にフリーランスに転身しました。
理由は会社員でメンタル的にキツかったこと。毎日が楽しくなかったこと。
別の会社に転職すれば良いんじゃないの?と思うかもしれません。
たいしてスキルも積んでいないのだから普通はそうしますよね。
ただ、その時の私は会社を辞めたいと言いながら、転職で今から履歴書を書いて応募して、書類選考受かったら面談して。流れをやり抜く気力が起きませんでした。
友人がフリーランスをしていることもあり、
「フリーランスならスキルシートだけで仕事が探せてすぐに仕事が始められる」そう思い大手のエージェントに登録することにしました。(考え甘すぎ)
ネットで登録フォームに経歴を入力して、フリーランスエンジニア希望で送信(ポチッと)
数分後...
「申し訳ありませんが、あなたにご紹介できるお仕事はありません」というメールが。
「えっ、早っ、どういうこと?」(・・;)
あまりに無知な私は理由もわかっていませんでした。
そこで、フリーランスエンジニアをしている友人に状況を説明して聞いてみました。
「エンジニア希望で出したんじゃないですか?」
エンジニアになりたいから希望してるんだけど、ダメなの?
「実務経験なしで、エンジニア希望で出しても自動で弾かれてると思いますよ」
「なるほど、どうりで返信が早かったわけだ」
2.メールがダメなら電話で直接聞いてみた
いきなりスタートからつまずいた私は、直接エージェントに電話をして状況を伝えました。
「テスト経験のみなんですが、テスト案件ってないですか?」
「それならありますよ。では1度登録説明会にお越し下さい」
意外にもすんなり話がとおり、なんとか第一の門を突破。(電話してよかった)
もし、メールの文章だけで諦めてしまっていたらと思うと怖いですね。
何事も常に他の方法がないか探して試してみましょう。
こうして、テスト案件で仕事を探してくれることになりました。
最初に10個くらい案件を提案してもらったのですが、私はチキンだったので自分が全くやったことのない作業の案件は応募しないこともありました。
でもそれは間違いだったと後で思いました。可能な限り全部応募するべきだと思います。
理由は3つあります。
1. 採用確率はだいたい10件エントリーして1案件採用らしい
2. 面談の練習になる(どうせこれから何回も面談を受ける)
3. 受かってから嫌なら辞退もできるし、仮に1ヶ月で契約終了になっても、また次を探し始めたらいい
特に面談の経験は貴重だと思うのでオススメです。
3. テスト案件でフリーランスデビュー
初めてのフリーランス案件はAndoroidアプリのテスト業務です。
この案件は2ヶ月間でしたが、ありがたい事に未経験だったテスト設計の工程も、少しですが経験させていただきました。
フリーランスとしては特にスキルシートに新しい経験が書けるのもとても重要です。
仕事を取れるかどうかは、クライアントが何を求めているかを考え、自分の経歴の中でそれを提供できるかどうか。
今回のように、プロジェクトによっては、事前に聞いていた作業以外のことも経験できるチャンスがあるかもしれません。
初めは経験のない作業内容でも、スキルを少しずつ積み上げて徐々に理想とする仕事に舵をとっていくことはできると思っています。
4. コミュニケーションで掴めるチャンスもある
結合試験から総合試験まで実施する案件に参画していた時の話ですが、ここでも1つありがたいチャンスを手にすることができました。
私は自分にはスキルがないことがわかっていたので、他のことで価値を高めるしかありません。
そこで、大切にしていたのが「相手に与える印象」と「仕事に取り組む姿勢」です。
当然と思うかもしれません。ですが、当然と思われるからこそ毎日意識している人はそこまで多くはないでしょう。
毎朝、笑顔の練習をして、職場に着くまでの道のりは楽しみながら向かう。そして職場に着いたら笑顔で挨拶です。
確実に印象は良くなります。それを毎日やっていました。笑
客先で営業担当の方と話すタイミングも1度か2度くらいあったので、
「フリーランスで直接契約している方とかいるんですか?」と聞いてみたり
「このプロジェクト以降もぜひよろしくお願いします」と伝えてみたり。
現場のリーダーの方から「どんな方向に進みたいんですか?」と聞かれた時は、
エンジニアに進みたいけど、プログラミングの実務経験がないので少しでも経験させてもらいたいし、業務外でも良いので現場のプログラムを触らせてもらいたい。
そんな気持ちを伝えてみたりしました。
それもあってか、Javaの開発案件のお話をいただきました。
もちろんプログラミング実務経験がないということも知ってもらった上で提案していただきました。
少なからず、姿勢やコミュニケーションは評価してもらえた。と自分では思いました。
こうして、フリーランスに飛び込んで6ヶ月ほどでエンジニア案件に参画することができました。
5. おわりに
今回、プログラミング実績なしの状態でフリーランスになり、エンジニア案件に参画した方法をお伝えしていきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
もちろん「この方法が絶対に良い」ということではありませんし、しっかり会社員としてスキルアップしてからフリーになるという方が安心かもしれません。
ただ「◯◯するには絶対に◯◯じゃないとダメ」と決めつける必要もないかもしれませんね。
「実際にやってみると、最初に思っていたイメージとは違う」ということも仕事に限らずよくあります。
余談ですが、私がエンジニア案件に参画するためにやってみたことが他にもあるので、最後に少しご紹介しておきます。
【スキルなしでどうやったらエンジニアになれるか】
1. 起業した友人の会社のホームページ作成を仕事として依頼してもらい、実務経験を積む。
ちなみにこれは実際に提案していただいたのですが、私が自宅での学習が続かず断念しました。
2. 会社員の知り合いに頼んで、契約してもらう
この作戦は、実際に友人に「人探してない?」と聞いて、その人の上司に提案してもらいました。
人柄がわかる分、全く知らない人と契約するより良いはず。
この時は、人が足りていたようで実現はしませんでしたが、やってみる価値はあるかも。
このように選択肢はいろいろありそうです。
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