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要望を叶え過ぎると『LOSE-LOSE』になる

こんにちは、コーシローです。
今日は土曜日、3歳になる息子と二人きりの休みでした。

僕は息子と二人きりの休みの日には、決まって公園に行くことにしています。
いつも午前中の数時間を使い、遊んで帰って来るというのが定番です。

しかし今日は公園の帰りに、少し息子がワガママを言った。

帰りに違う公園にも行きたい!

と。

んー、どうしようか?
普段息子はそんなことは言わないし、なにより明日は日曜日。

なので、今日は多少帰りが遅くなっても構わない。
ということで、今日はとことん息子の要望に付き合うことにしました。

で、どうなったか。

息子との関係は『LOSE-LOSE』に終わることになりました。

せめてWIN-LOSEじゃないとおかしいよ

僕と息子の間の取引きで目指していたものは、WIN-WINの関係のはずでした。

そもそも、僕は息子の要望を叶えるために公園の帰りに、またまた公園に行くことにしたんです。

ならば少なくとも息子にとってはWINにならなくてはいけない。
最悪でも、WIN-LOSEで僕だけが負けることになるのが筋として正しい。

ではなぜこれがLOSE-LOSEとなってしまったか。
それは、あまりにも息子の要望を叶え過ぎてしまったからです。

普段なら、2〜3時間遊べばいいところを今日はその倍、6時間以上公園で遊んだんです。
そうすると息子はどうなるか。
疲れ果ててグズりだしたんです。

『まだ遊びたいけど、疲れた』
『疲れたけど、まだ遊びたい』

この相反する感情が爆発して息子はパニックになり、爆グズりをしだした。

そんなこんなで、爆グズりをしだした息子。
そんな息子をなんとかしようとする僕。

  • 一度抱っこでもして落ち着かせるか

  • 一度ジュースでも飲ませて落ち着かせるか

  • 一度お菓子で誘惑して車に連れていくか

そんな様々な『なんとか』を試した結果どうなったか。

なんともなりまへんでした

要望は叶え過ぎても良くない

要望は叶え過ぎてもお互いに良くありません。

なぜなら、要望は叶え過ぎてもキリがないから。
これは、学校の休み時間を例にすると分かりやすい。

学校の休み時間って長ければ長いほど嬉しいですよね。
いっそのこと、
「学校にいる時間が全て休み時間ならいいのに」
なんて考えたことがある人もいるかもしれません。
しかし、おそらくこれでは休み時間は楽しめなくなる。
なぜなら、全てが休み時間だと有り難みがなくなるから。
休み時間は限られているからこそ、特別で輝く時間になる。
あの15分でどう遊ぶかを真剣に考えていたから、学校の休み時間は特別で輝く時間になっていたんです。

要望を全て叶えることが、本当に顧客のためになるとは限りません。

限られたものをどう使ってもらうか

という一種の縛りプレイを与えてこそ、輝くものもあるんです。

僕が息子に与えなくてはいけなかったものは、

限られた時間で、どう遊ぶかを考えさせること

だったのかもしれません。

限りある時間の使い方

時間には限りがある。
スケールを壮大にすると、その時間をどう使うかを考えることが、人生を楽しむ方法の一つかもしれません。

そして、時間は長ければ長いほど良いというわけでもない。
短い時間だからこそ、際立って輝くものもある。

結論、

与えれば与えるだけいいとは限らない

です。

これからは、時間の使い方をよーく考えて、息子とWin-Winの関係を築いていきたいと思います。

では、お疲れさまでした。

サポートされると、僕が喜びます。僕が喜ぶと、文章のノリがポジティブになります。