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【育休終了】 育休は失ったものより、得たものが圧倒的に大きかった! #56

どうも、育休ゲロッパのコッシーです。

とうとう204日間の育児休職が終わり、明日から職場復帰となります。長期で男性育休を取るのがマイノリティの今、実際どうだったのかをアウトプットします。

「約7ヶ月の育休は一言でどうだった?」

と聞かれたら、僕は自分の人生に大きな影響を与える経験になったと言います。
ちょっと抽象度が高いので、ひとつの例に例えると、海外留学経験が人生に与える影響に近いのではないかと思います。

海外留学を考えた時、多くの人が感じることは、

  • 行ってみたいけど、言葉も文化も知らないことばかりで、すごく大変そう

  • 英語ができるようになるか不安

  • しかも、お金がかなりかかる

  • 留学後、自分のキャリアにすぐに役立つかわからない

  • 留学したら、周りの同級生たちに置いて行かれてしまうかもしれない不安感


たぶん、こんな不安を抱えつつ、自分の興味・関心に人生を懸けて、リスクを背負って思い切っていくのだと思います。

で、海外留学に行った多くの人が言うのが、
メチャクチャ大変だったけど最高に良かったー!人生レベルで価値ある時間だった!

という話をよく聞きます。
逆に「留学なんてしなきゃよかったわ。人生レベルで時間とお金の無駄だったわー」とは全然聞かないですよね。

長期育休が人生に与える影響と、海外留学が人生に与える影響が近しいイメージになのではないかと僕は感じています。

つまり、人生レベルで価値ある経験ができる!ゼッタイ長期育休とった方がいいよ!とオススメします。

長期育休で良かったこと


では、具体的によかったことを書きます。

1.家族と一緒にいる時間が増え、関係性が高まり、人生がより豊かになった

一緒に朝ご飯、幼稚園に送迎、散歩や公園で遊び、部屋を掃除し、日用品の買い出出し、夕飯を食べて、風呂に入れて、歯磨きをして、寝かしつける。いわゆる育児ルーティンをする中で、家族の様子が見え、対話量が圧倒的に増えました

対話量が増えることで相互理解が高まり、関係性が高まります。関係性が高まることで、家族として次どうする?という思考が深まり、次なるアクションへという流れができて、普通に人生が豊かに感じました。

また、妻が「思いっきり!100%アクセル全開の本気で仕事をやりたい!」という妻側のキャリア意向を全面支援できたこともすごく良かったと思っています。

2.子どもの成長を間近で見ることができた

幼少期の人間の成長というのは、凄まじい成長スピードです。その成長に自分が関わったという実感が高まると、シンプルに人生が楽しいと感じました。
例えば、部活や仕事で、後輩や部下にティーチング、コーチングを行って、成長した姿ってメチャ嬉しいですよね!

「大変だったけど、やって良かったな」とやりがい感じますよね。

まさにそれと一緒です。自分の子どもとなれば、より一層でした。

また、子どもの成長を見ることは、後から遡って経験することができないのがポイントです。

長期の育休を取らないという選択をする際、幼少期の子どもの成長を十分に見られないというデメリットの大きさを十分に理解しておく必要があると思います。

3.育児をしている人の大変さへの理解度・想像力が格段にUPした
今後のキャリアの中で、育児をする人と一緒に働くシーンは間違いなく多々あると思います。その中で、育児の大変さが具体的にどういうことか?が理解し、想像力がUPしたことで、育児をしている同僚への声かけする言葉や対応が変わるなと思いました。

まるで、見えなかったものが見えるようになった感覚です

例えば、育児中ってスキマ時間は結構あるが、まとまって集中できる時間が取れず、自分で計画したタスクが未達の連続になった時のモヤモヤやストレス。これは経験しないとなかなかわからないキツい状態でした。(僕は育休開始の1ヶ月、本当に仕事に早く戻りたかった・・・)

また、職場で同僚がグングン成果を上げたり、成長していく中で、自分だけ置いてけぼりになる不安感も経験しました。これも、かなりグッとくる不安感だなと思いました。

これらを経験したことで見えるようになり、職場で育児をしている人へのかける言葉が変わり、どういうトークをすれば、ガッカリ感や疎外感を与えず、共感して一緒に頑張ろうと思ってもらえるか、以前よりかなり想像できるようになりました。

4.時間に余裕ができて、やりたかったことがやれた

今まで仕事にコミットし、多くの時間を仕事に割り当てていたため、やりたいなと思っていたけど、やれなかったことがたくさんありました。それが達成できたことで人生の充実感が急上昇しました。

例えば僕の場合、1,000キロ以上離れた場所に住む両親に、ゆっくり孫を会わせにいくとか、まとまった時間をかけて自費診療の高度歯科治療を行うとか、教育移住した九州を旅するとか、海外に短期留学をするとかです。これらは仕事をした時は、やりたくてもなかなかできず、後回しにしていたものでしたが、育休をきっかけに時間に余裕を作ることができて、やることができました。

結果、今後のキャリアにつながるヒントのようなものも得られ、メリットはものすごく大きかったと感じています。

5.新しいコミュニティに参加できた

仕事に忙殺され、ついつい仕事関連のコミュニティばかりになりがちでした。これはこれで充実はしていたものの、仕事以外のコミュニティにも参加したいと思っていました。特に僕の場合、教育移住までして行かせたかった幼稚園なので、幼稚園に関するコミュニティは少しでも参加して味わいたいと思っていました。

長期育休をとったことで、幼稚園のイベントに参加できる機会が増え、尊敬するカリスマ園長先生と何度もじっくり話す機会を得たり、父親だけの会に参加したり、送迎でパパママと仲良くなったり、運動会などイベントで教職員や保護者と話す機会がたくさんあったりと、仕事とは違うコミュニティの人たちと話すことですごく楽しく面白い時間を過ごすことができました。

今感じているデメリットとは

建前上では育休を取った人間のキャリアにマイナス影響があってはいけないのですが、とはいえ、自分自身が育休前と同等のコンディションには戻れておらず、さらに人事制度としては同じ組織には戻れるものの、今まで担当していたクライアントはすでに引継済。後任メンバーが良い仕事をして発展させている仕事が多いため、新たに担当する業務をキャッチアップする必要があります。

さらに浦島太郎状態で戻るので、事業戦略や部戦略、グループ戦略・戦術のキャッチアップや、毎年大幅に発生する事業ルールや仕様変更などもインプットをする必要があります。

自分の思い描いた仕事のスピードやクオリティで進められず、社内やクライアントの期待に応えられず、ひょっとしたら迷惑をかけ、自信を失うかもしれない。限られた時間で会社が求める成果を上げるというのが、本当にできるのか?という不安は正直あります。

今まで育休から復帰したメンバーは、こんな思いをしながら、気を張って、職場復帰したんだなと思いました。

育休復帰者向けのキャンプがあったらいいのにな

例えば、プロ野球では開幕戦に向けて、宮崎県とか沖縄県で1ヶ月くらいキャンプを行い、体づくりからじっくりやっていきますよね。

育休復帰者向けにキャンプがあったらいいなと。

新人や中途入社メンバーに対し、1〜2週間など研修を行う企業が多いですが、あれってキャンプに近いのではないかと思い。

育休を取る人って組織にはそんなに多くないため、結果的に、個々人で職場復帰のメニューを考えてやってねとなっていると思うので、キャンプのようなものがあれば、安心して職場復帰できるのではないかと思いました。早期復帰しようと無茶して、ココロが折れてしまっては元も子もないので。

厳しい人から見れば、そんなん育休中に自主トレしろよ、イチローだって、鉄人・金本だって、オフの日は毎日欠かさず、トレーニングをしていたぞ!と言われそうですが、「育児」は「育業」とも言われ、オフではないため、実際はできる人はかなり少ないのではと僕は思います。

むすびの一言

自分自身の思考の整理も含め、一気にアウトプットしてみました。
表題に書いた育休で失ったもの(デメリット)もあるのですが、人生という視界で見たら、得たものが圧倒的に大きかったと僕は感じています!

(表現や誤字脱字はご勘弁をw)


今回も読んでいただきありがとうございました。
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それでは、みなさんの
奮い立つ明日になりますように
Get up!」(ゲロッパ)

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