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ストレスと向き合うとき、逃げるとき

2023年となり、この越ノートをはじめてから1年が経ちました!
日々応援いただいているみなさんへ、感謝申し上げます。
今年も、みなさんの励みになったり、役に立つような記事を発信していきたいと思いますので、お付き合いいただければ幸いです。

さて、僕は時々以前のFacebook投稿を見返す機会があるのですが、2021年にリストラをしなければならなかった頃の投稿などを見てみると、もう読んでるだけで鬱々としてきそうなくらいで、ストレスがピークに来ていたんだなと思います。

そんなことを思っていたら、友人であり起業家の同志でもあるお二人のYoutube「名言ゆるラジオ」でストレスとうまく付き合うための名言が紹介されていて、思考のきっかけをもらいました。

「仕事の借り(ストレス)は仕事でしか返せない」という話で、それ自体は僕も元々思っていて同感です。

「イベント仕事の結果が不安」
「今月の売上・資金が心配」
「部下同士の人間関係に亀裂が入っていて協調しない」

など仕事でストレスがある時、大抵はそのストレスの原因それ自体を解決しないとストレスは解消されない、と思っています。

例外は

「ちょっと嫌なこと言われた・された(と感じただけ)」
「相手が部署移動でいなくなった」

など時間を経ることで問題の原因が消失する、もしくは気晴らしやストレス解消の活動をすることで乗り切れますが、それ以外は基本的に原因をなくそうと向き合い、闘わねばならないと思います。

上記の動画ではそこから「仕事が楽しいから仕事で解決」という方向で話されていてぜひYouTubeで見て頂きたいのですが、それとは別ベクトルの話を思い出したので、昔の記事ですが僕が一番キツかった2016年に読んだ記事を紹介したいと思います。

これは2016年、1年で4回キャッシュアウトしそうになって、事業売却のM&A策が吹っ飛んで、CTO/共同創業者がいなくなって、ジョブフェアの前々日に双子が生まれて、という死にそうだった頃に紹介された記事で「あぁ、なるほどね」と思った記憶があります。

ちなみに、この頃の詳細は「起業回想シリーズ」で書いています

簡潔に言うと優秀な自衛官で、脱落者が出るキツイ訓練期間でもちょっとやそっとでは折れずに結果を出す「あいつは折れない」と思われている方々が、ある日急に「折れて」姿を消してしまう、ということを陸上自衛隊衛生学校心理教官だった方が考察された話です。

以下に、一部抜粋させていただきました。

■「折れる」には2つのパターンがある
1つ目は、中レベルまでのストレス状態で「折れる」場合。
中レベルとはみんな苦しいが、それを我慢してなんとかやっている、やれている状態。
(中略)
ところが、残りの半分は、能力があり、責任感と意欲があり、少々の挫折にはへこたれず、困ってもすぐに他者の援助を受けられる、そんな「折れそうもない人」が折れているのだ。

これが2つ目の、高レベルのストレスで「折れる」場合だ。高レベルになるには、強度と時間が関係してくる。中レベルのストレスでも、それが長く続けば高レベルになってくると考えてほしい。

■ストレスにやられるのではなく「疲労」にやられる
(中略)ストレスの程度にもよるが、例えば震災のような大きなショックや昼夜の逆転が続き、困難な決心を伴う作業の連続でも、2~3カ月までの間なら、本来の問題解決能力で、表面的な業務はうまくこなせるだろう。

ところが、その間に「疲労」が蓄積していくのだ。そして疲労がある段階に達すると、体から脳に「これ以上動くな。弱っているからこれ以上の作業を命ずる人を警戒せよ」という指令が出るようになる。意思とは関係なく、気力と集中力が低下する。すると本来の問題解決力が発揮できなくなり、トラブルが増え、さらに疲労がたまるという悪循環に陥るのだ。

元自衛隊メンタル教官が教える 「折れてしまう」原因は、ストレスではなく◯◯だった

仕事・家庭・友人関係等でストレスがある場合、

1. 単発のストレス
 やり過ごせば消える性質のもの
   Yes▶︎気分転換・ストレス解消法で対処
   No▶︎向き合って原因を解決

2. 複数のストレスが長期間蓄積
 一つずつ解決して積みあがらないように出来る
   Yes▶︎向き合って原因を解決し続ける
   No▶︎逃げる

なのかな、と思いました。
一口に「逃げる」と言っても簡単ではないと思います。
会社員なら仕事を辞めることは大きな決断ですし、経営者でも代表交代などたまに見ますが周囲に大きく影響を与えることと思います。
家庭なら離婚・離散だろうし、人の命が関わる場合もあると思います。

単に上記がその通りだとして人生バラ色に解決はされないですが、精神面の対処法って身体面の不調と比べてまだまだ明らかになっていないこと、体系化や理解が進んでいないことが多い気がしていて、こういうことを整理しながら自分にも他者にも、より生きやすくなるような”知恵”を溜めていき後世に残していけたらいいな、と思っています。

みなさまの日々の生きる一助になれば幸いです。


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