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76. 人たらしの人/ Gente que sabe gente

「人たらし」の人。


こちらも山崎さんが教えてくれた言葉の一つです。


とても興味深かったので、

今日はこの言葉を取り上げます。



人たらし、と書くと響きはイマイチですね。


女たらしとか、男たらしとか、

これらはマイナスイメージが強いですね。


調べてみると、


「女たらし」の”たらし”は、相手を甘い言葉で騙すという意味がある「誑し込む(たらしこむ)」からきています。 つまり、女たらしとは、女性を誘惑し、もてあそぶ人のことを指します。 女たらしの類語としては、「遊び人」「プレイボーイ」などがあげられるでしょう。


とのことです。


んん、なかなか過激な方ですねえ。


とはいえ、その反面、その人のコミュニケーション能力はものすごく高いのでしょうね。


ある意味、モテモテだろうし、

魅力もあるのだろうと感じます。



では、「人たらし」とは。


人から好かれる人、

人に対して隔たりのない人。


そのようなニュアンスが強いです。


女たらしのような、性別は関係ないので、

まさに「誰からもモテる人」と言えるでしょう。


人を誘惑し、人を呼び込む人、のことを指します。


先ほどの辞書の意味では、

人を騙す、たらし込むという表現がありましたが、

今回はそれに該当しません。



山崎さんの周りにも多くの人たらしがいるようです。


特に有名な建築家には、そのような人たらしが多く活躍しているそうです。


僕が名前を挙げてみた有名建築家のほとんどが人たらしでした。


隈研吾

安藤忠雄

瀬島和代

西沢立衛

伊東豊雄

中山英之

みかんぐみ

手塚貴晴

小島一浩


などなど


「あ〜、あの人は人たらしですね!」


なんてな具合で、僕が名前をあげるたびに、

このリアクションが帰ってきました。


でも、こんな有名建築家と面識があったり、

お仕事をしたこともある山崎さんはさすがだなあと痛感しました。


まさに、学生の頃の勉強した本に出てくるような、

講演会にお話を聞きに行ったような有名建築家ばかりです。。。



逆に、人たらしでなくて有名な建築家もいるようで、

名前はあげませんが、活動はどうもパッとしないようです。



人たらしだと何が良いか。


仕事は取れます。


というか、仕事が入ってくる、流れ込んでくるように思います。



人に好かれるのですから、当然ですよね。


名前は忘れましたが、

顔見知りの人に仕事を頼みたい。

顔見知りの人からものを買いたい。


そういった人間の心理的な法則もあるようですね。


人たらしだと、信頼を獲得しやすです。


紹介や、口コミにつながっていきます。


先ほどあげたような有名建築家は、

もはや顔見知りの範囲を超えて、

色々なところから仕事の相談があるでしょうが、

顔見知りや知り合いのクライアントは、必ずその建築家に仕事を頼みたいと思うでしょうから、

「いくらでも待ちます」とか、

「いくらでも予算をつけます」といった反応につながるのではと想像します。



逆に、建築家の側も、

多くの相談の中から仕事を選ぶ必要が出てきたら、

やはり最終的には、知り合い、顔見知りの人からの依頼を受けたいと思うでしょう。


ましてや、さっき書いたように他の顔見知りでもないクライアントからの条件よりも、

顔見知りが熱いラブコールを送ってきたら、それは心が揺れ動くに違いないです。



一方、自分がどうなのかと、

僕自身のことを振り返ると、まだまだ人たらしにはなれていないですね。


残念ながら。


もっと努力しないといけません。




次の記事でも、もう少し人たらしを掘り下げていきたいと思います。

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