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DXコンサルって勉強できない子供につけられた家庭教師感ある

はじめに

DXという流行りの単語がありますね
流行り言葉なのでDXするかという企業増えていますが、そういったよくわからないものにはコンサルを頼ろうといってDXコンサルを使う状況が増えてきましたね

そしてその状況を見ていて思いました
コンサルってそもそも家庭教師みたいですね
そして企業も企業で学力が追い付いていないのに東大とか京大とか目指すみたいな無謀な目標設定立てる感じの企業多いよなと思いました



そもそもDXってなに?

そもそもDXというのは Digital Transformation の略で日本語に略すとデジタル移行ですね
DXやろうぜ!というのは単にデジタル化してこうぜ!といっているのと同じです

さて、デジタル化してこうぜ!という単語かなりあいまいな単語ですよね?そうです
DXという単語は定義があいまいなまま世間に一般に拡散されています
しかし流行り単語なので、各企業はとりあえずDX部門を作ります
そして、DXはかなりふわっとした単語なので、その部門がまず初めに行うことはDXの定義づけです

でもよくよく考えるとDXの定義づけって必要なのでしょうか?

結論を言うと不要です
なぜならDXというのは一言でいうとスローガンだからです


DXはただのスローガン。改変するな。受け止めろ

そもそも学校の文化祭などのスローガンで聞き手がその言葉の再定義をしている人って見たことありますか?
例えば、京大2022(令和4)年 第64回文化祭のテーマが以下ですが

「3回生でしょ、NFの知ってること教えて」「わ、わかんないっピ…」

つまるところ、このスローガンって文化祭盛り上げていこうぜ~と言っているだけです
その状況で、このスローガンを第三者が新たに定義づけするなんてあほすぎると思いませんか?

たとえば、これをNFって何?、とか、わかんないっピって何?って言う人のために、以下に再定義しますとか言ったらクッソサムイですよね
社会的にみると、〇回生は一般的ではなく〇年生が一般的だからこちらは年生に言い換えます
社会的にみると、文化祭は11月以外にもあるのでNFという名称よりもより広い意味をカバーできる文化祭に言い換えます
また、スローガンとしても意味を整えるために大幅な解釈をして、そうしてみんなにわかりやすいように第三者が新たに定義しなおした文化祭のスローガンはこんなことになったりします

3年生でも全容が把握できない11月祭も盛り上げていこうぜ

一応こんな風に解釈しましたが、元のスローガンにこんな意図は絶対にないと思ったりはします……

まあ、このような感じの解釈は無理があると思いますよね
しかし、日本では各企業に元のDXの定義をより分かりやすい形に言い換えようということで野良のDXスローガンが誕生しています


DXを再定義するな、そのまま突っ走れ

言えの話でも述べたように、DXとはいわばお祭りのスローガンのようなものです
お祭りをしているときにスローガンについて、ひたすら考えて再定義する人はいないでしょう
上のNFの例のように何やってるの?となると思います

まあ、DXの解釈や再定義をやってヘンテコなことをやっている会社は多いですが、それでもDXの本質としてはビジネスにデジタルを活用してもっと稼いでいこうぜ!という本筋からずれた企業はあまりないので、そこに関しては一致しています

稼いでいこうぜ!となった時に、ではどれだけ稼ごうかという目標を設定すると思いますが、これがタイトルにもした今日の本題です
この目標設定の時に、DXで高い目標を掲げすぎて、無謀な目標に突っ走る企業が沢山あります
しかし、企業はデジタルのことについては全く無知な企業が多く、DXコンサルなどにコレらのアドバイスを求めます
そして、その様子が、まさしく、勉強できないのにとりあえず東大を目指すと言って家庭教師を雇っている状況とそっくりだなと思いました


DXコンサルって勉強できない子供につけられた家庭教師感あるね

中には、ITを使いこなして、DXコンサルを使いこなして抜きんでた企業もありますが、大勢の企業はあまりITを使いこなしてDX化の流れに乗れていないように見えます
特に、一番思うのが出社再帰の流れです
正直、DXを掲げている会社の出社回帰は愚の骨頂だと思いますが、そういうヘンテコな施策を色々行っている会社がDXに躓いているような感じの印象を受けます
しかし、DXに関してはDXコンサルに丸投げといったようなところです
DXというのはITの内製化でもあるので、そもそも丸投げをするならDXのスローガンを思いっきり無視しているなと感じますが、しかしこのようなのがDXの実態という感じです

これぞ正に、勉強ができないのに、目標だけ高く設定して、家庭教師に全部丸投げしている受験生という感じです
結局受験するのは自分なのに、その自覚がないという典型的なダメ受験生を見ているような気分になります


おわりに

しかしDXが進むことは効率化を意味して、人間が労働から解放される流れなので、僕ら市民も歓迎すべき流れではあります
是非ともITを使いこなしてDXバンバン進めていってほしいです
今の社会の良くないところは、せっかく会社の効率化を行ってもそうするとリストラとかを会社はして経営者だけが儲かるという風になって、従業員が効率化しようというインセンティブが働かない点がすごく問題です
これを社会に還元するべき経営者が今の時代、真に求められます

逆にこの構造をわかっておらずにDXとか叫ぶ経営者はまさしく自分のことだけしか考えていない人間と言いきれるのでこれを機につぶれてもらうのもいいと思います

DXは人類にとっては善なので、全体最適を考えつつ進めていってほしいと思います


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