右を見ても左を見ても慌ただしい人の群れ。慌ただしいのに光る画面に夢中で暇を潰してる。きっとわたしは彼に嫌われていると言わないまでも、彼の中で評価は低い。気に食わないのは接していてわかる。ハッタリだと薄々勘づいているのかもしれないし、ハッタリ感になんか騙されてる感にモヤモヤしてるのかもしれない。申し訳ないが、私は存在自体がハッタリなので、そこを不快に思われたなら、私の存在が気に入らないことになるわけで、それを滅却することは残念ながらできないばかりか、肉体は質量を伴ってしまうので
雪平莉左。なんとお美しいお顔立ちか。私がああいうルックスを好むとは。 綺麗系は「整っているな」とは思うものの、好みのタイプかと聞かれると、首を縦には振らない。しかし彼女は違った。絶妙なバランスの、私の心の隙間にホルモンが刺激される勾配を解き放ってくる顔立ちをしていた。 加えて、ラウンドガールであり、グラビアアイドルだというのに、色情狂の私が、ただの一度も彼女をオカズにしたことはない。彼女がただ美味いものを食うている動画をただ黙って眺めながら、「喋り方にもクセがないし
遡ること一ヶ月前。マッチングでやりとりを始めた2週間後、二人の会話をPodcast配信してみませんかと持ちかけると、私より乗り気な様子。 トントン拍子に事が運び、レンタルスペースで収録することに。(はじめましてから15分後に収録開始) MBTI性格診断でINTJの判定を受けた「建築家」の2人。「INTJが何を考えているかわからない」ひとも、脳内を垣間見れるかもしれません。(ちなみに厳密には私が「INTJ-T」で、彼女は「INTJ-A」AとTの違いは一言で言えば、ポジテ
大人数はやはり苦手 今度から打ち合わせのときは一対一でお願いする。一対多というシチュエーションは不得意。変な汗かいた。帰宅後徒労感と軽い頭痛で寝込む。加えてキャパオーバーだと、結局御三方に中途半端な対応になってしまったから。反省。 慣れない場に赴くときは、ある程度具体的なシュミレーションをしてから臨む。(下準備が今回以上に大事。バタバタ直前にやらない) 妙にへりくだりすぎることは、たとえ相手が地位や肩書が立派な人でも相手に対して逆に失礼。相手を上、自分を下、と位置付ける
なんで「おもんな」って いうためだけにテレビ点けてるん? 甚だ疑問なんやけど 毎年毎年 お笑い番組の映ったテレビージョンを見ている姉と母を見ているおれは、 毎年毎年 なんで「おもんな」って いうためだけにテレビ点けてるん? 甚だ疑問なんやけど っていう感想しか湧いてこないから そんな感想しか湧いてこない環境にいる自分と そんな感想しか湧いてこない自分に吐き気を催す。 だが、今年はもっとすごい。 パンクブーブーのネタに誰一人一切笑わず、(ここまでは
「えー、私、ゲスボだけどだいじょーぶー?」 会う前に電話がしたい、というから承諾したら、これである。 はいさようならー、案件である。 この時点で薄々勘付いてはいたのだ。 一、後出しでのコンプレックスの提示と承諾の要求 一、精神的自立を図れていない者に著しい依存的性格傾向 一、直感的に「自分は相手と釣り合わないかもしれない」と思ったのに、「あわよくば」を期待して手を出してきた乞食根性 対面する段になって、「でも私、かわいくないよ?」という自己卑下。後出しジャンケン。
おれ定期的にメンタルが落ちるというか、こんな生ぬるい生き方させてもらってんのにそれでも仕事に通うことに耐えられなくなったりして2日連続で休みもらったりするんだけど。なんか、不定期にある一定のスパンでこんなふうに落ちる理由みたいなものがわかった気がする。 社会のことを、いま生きている過去から連なる時代のことを知りたいと思う欲求と好奇心と、それを学ぶことによって自分がちょっとだけ人間的に成長できているかもしれないという高揚感。そこから自分に対する肯定感にも繋がっていて、それ
予告感想 社会に馴染めない者を扱った作品には、昔から否応なく惹き付けられる。それは自分が社会の一員であるということを胸を張って言えない種類の人間であることに起因している。 自分に自信がないのは然ることながら、実際、同世代における社会的地位や身分、人脈、収入などを比較してみると、私は圧倒的に落伍者である。(「比べる」ということさえ適当ではないほどに、私が所有しているものはなにもないのだが) 三十歳独身、リア友なし、高卒、特筆すべき資格なし、経歴は比較的楽なバイトをいくつも転
「倍速視聴」なる言葉を知ったのはいつだったか。 Z世代以降はとくに抵抗なく「倍速視聴」「10秒飛ばし」「ネタバレサイト漁り」をしているというのはなんとなく聞いたことがあったが、体感では30代でも普通にいる。 意識高い系ビジネスマンだととくに、倍速視聴を(Audibleなど)とりわけ、ビジネス系やライフハック系メディアを視聴するときに活用しているイメージだ。(もうこの時点でエンデの『モモ』に出てくる時間泥棒に取り憑かれた人たちが浮かんで仕方ないのだが) かつての友人のな
今日で異性とチョメチョメした最後の日から160日が経過した。22週と6日。月換算にすれば、5ヶ月と7日。あと一ヶ月余りで半年に手が届くという。昔の私からしたら考えられないことだ。まあ、届かなかったわけだが。 厳密には159日で記録は止まった。 私はこれをいま、デリヘル嬢にお世話になったイチモツをぶら下げながら書いている。(パンツは履いている) 久々に突如として訪れた、あの突き上げるような欲動。昨日の夜半すぎには感じてすらいなかったはずの欲求が、まるで159日の過去
表題の件。グチる。 くだんの寄生生物はもうかれこれ四年以上職についてない。基本的に、あまり直接言葉を交わすことはないのだが、母親から又聞きで聞かされる(愚痴)を聞いていると、もはや取り返しの付かないところまで肥え太ってしまったな、という他人行儀な感想を覚えた。 そしてつい先日のこと。自宅のWi-Fiの機器はすでに十年以上使用しており、経年劣化のためか、最近は自室まで電波が届かないことが多々あり、母不在(寄生生物はもちろん在宅中)の折、以前一人暮らしの際に使っていたW
なにを書くかは決まっていない。そもそも型など必要だろうか。お金をもらってなにかを書いているわけでもないのに。そうこうしているうちに、人生の時間は過ぎていく。そんなわけで、たいしたことないかもしれないが、最近自分のなかでトピックとして立ち上がったり消えたり現れたりしている心のなかを、風呂敷を広げるようにただ広げてみようとおもう。 最近読んだZINEの『35歳からの反抗期入門』というエッセイがよかった 雑貨や洋服はこれまで好きだったつもりだったけど、「身につけて、誰かに見ら
ラダンが死んだ。 なのに俺は、悲しむより先に、鬱陶しいと思った。ラダンのことじゃない。ラダンはもう、いない。 翔子は、ラダンが息を引き取ったとき、「なんで?なんで?」と言いながら、そこに向かうのが当然のことであるかのように、気が付くと俺の胸にするすると収まって、彼女はおんおんと泣いた。鬱陶しかった。だけど俺は、思っていることと反対のことをしている。彼女の背中をとんとんと叩いてやった。俺はまた、自分の感情をこうやって殺した。 俺はこういうとき、無言で男としての役割
最近、世間では当たり前のように人が倒れる。あまりにも頻繁に、意識を失って倒れる人が出るので、みんな慣れてしまった。するとどうなったか。 はじめの頃こそ、「なんか最近やたら倒れる人多くね?」という空気は漂いつつも、その場に居合わせた人たちが、なんとなく連帯して、倒れた人を介抱する行為が流行った。みんなそれが正しい行いだと、人間として、社会人として、そう思ったからだろう。 「まあ、これだけ暑いし、ニュースでは毎日毎日、熱中症で亡くなる人もいるって言ってるし、やっぱり、危険
『658km、陽子の旅』 鑑賞前はTwitterで、この「、(句読点)」なしで調べると、好意的な(もしくは絶賛の)感想しか見えてこなかったらしく、公式の宣伝で、私の好きなイニャリトゥ監督のコメントがあったので、「これは良作に違いない」と、劇場に足を運んだのだが、鑑賞後、たまたま「、」ありで検索すると、こちらのほうが、個人の正直な感想に近いものがちらほらあって、共感できたのはそちらの飾らない批評、ツッコミだった。 だけどまあ、後者の方法で調べていたら、絶対に観たいとは思わ
「あなたはエレベーターに一人で乗ったとき、閉じるボタンを先に押してから行き先階ボタンを押していますか? 時間を上手く使えている人とそうでない人とでは、こういったところで意識に差が出てきます」 かっ。私は言われなくても閉じるボタンを先に押してから行き先階ボタンを押す人間だが、「我ながらセコイ人間だな」という感慨しか湧いたことがない。言うまでもないだろうが、時間の使い方が上手だとは(謙遜などではない)思ったことがなく、むしろ漠然とした計画を(ベクトルが明後日の方向で)綿密(だ