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私はうつ病を●●で克服しました#01

不登校・引きこもりのキッカケ


私の鬱症状のはじまりは高校生の時。吹奏楽部の強豪校に1時間40分ほどかけて電車通学していました。

朝練もあれば終電を逃して親に車で迎えに来てもらうことも。遠征から学校へ朝帰りでそのまま授業、なんてことも普通にありました。

このハードな部活動に加え、遠距離通学。もともと風邪もひきやすいし身体も弱いのに、無理のしすぎです。

見かねた両親が、なんとか卒業まで続けられるようにと、自宅と高校の中間地点の、電車1本乗り換えなしで通学できる地にマンションを借りてくれました。

単身寮のようにそこを使いながら、週末には母が食料を届けに来てくれたりしましたが、日々の肉体と疲れに加え、一人暮らしという寂しさと、朝自分で起きなければならないプレッシャー、他に道なんてない、逃げてはいけないという思い込み。

HSPであろう自己の特性に自覚のないまま、マンモス校で大勢の人間にまみれてすり減った神経。限界だったのでしょう。

ある朝、これに乗らないと部活の朝礼に遅刻確定という電車に、猛ダッシュするもあと数秒のところで乗り遅れ、目の前で逃してしまいました。

そこでプツンと何かの糸が切れたような、心がガラガラと音を立てて壊れたような感覚に陥りました。

もうどうでもいいやとトボトボ歩いて一人暮らしのマンションの部屋に戻り、布団に潜り込み泣きながら腕にカミソリでたくさん傷をつけました。

学校から連絡が行ったのか、私が連絡したのか覚えていませんが、両親が車で迎えに来てくれ、久しぶりに帰った実家で傷の手当てをしてもらいました。

母は「死にたかったんやね…」と言っていた気がします。当時まだ生きていた父は、なんとも言えない顔をして無言のまま私の腕に包帯を巻いてくれたような記憶があります。

マンションもすぐに引き払い、こうしてうつ症状・パニック症状による不登校の引きこもりが誕生したわけです。

そこからの引きこもり生活は次回に。
つづく。

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