来る者拒まず、去る者追わず。ネットの世界。

インターネットに触れて生きてきた。細々と。

でも結局、リアルで会ったことある人としか、連絡していなかった。

ネットで交流してみる。

実に変な人…もとい、自分が今まで触れてこなかった人、理解し難い考え方を持っている人がいることを知る。

今までの私の世界のなんと狭きことよ。

ネットの世界は、

どこへでも繋がる、どこでもドア。

だから怖くもあり、だから面白い。

その世界でも優しい人はいる。

純粋に優しいだけの人もいるし、
優しさの仮面を被っている人もいる。

その笑顔の裏側を見ようとしてしまう自分もいて、嫌になる。

結局は、行動なのだ。

余計な一言を言ったせいで、

それまでの交流がゼロになることも、なくは無い。

簡単に、消え去ることができるから。

フォローを外すとか、アカウント消すとか。

そして一瞬のうちにして、相手の世界から消えてしまう。

それを良いとするか、悪いとするかは、その人次第。

私は一度繋がった縁を蔑ろにするなんて…と思うときもあるし、

でもその逆で、粘着されるのは嫌なのだ。というわがまま気質。

だから、他人に執着する気がなくなってしまう。

きっと、同じような気持ちの人もいっぱいいるだろうし、
自衛のために、不要な縁を切るのも大事なのだ。

細々と、繋がっているような、繋がっていないような、

小川に浮かべた葉っぱの船が、近づいたり離れたり、しているようなものなのだ。

ネットの世界は、流浪の民ばかりなのだ。

その画面の向こうにも、誰かの生活や人生がある。

忙しい時期だとか、本人が亡くなったとかで、連絡が途絶える人もいるだろう。

だから難しい。それを理解しあえる仲間と出会えることは貴重なのだ。

良い人を引き寄せるのも、良い運を引き寄せるのも、引き寄せたものを留めておけるのも、

結局は、自分の行動なんだろうなぁ。

(746字)

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