守るべきルールと、守らなくていいルール。

世の中には、大小様々なルール、決まり事、法律があります。

そもそも何故ルールが必要なのかというと、
その方が何かと円滑に行くからです。
あるいは、面倒事が起きないようにする為です。

ただ皆が円滑さを得るのか、特定の人だけが円滑さを得るのか、
皆がハッピーになれるのか、特定の人に負荷がかかるのか、
それを見極めないといけません。

守るべきものは、最低限度のルール。
例えば交通のルール。

みんなが好き勝手に、自分の行きたい道を行ったら、交通事故が多発します。
毎日死傷者がたくさん出て、病院が大変なことになります。
葬儀屋は儲かります。でも多くの人は、悲しみます。

安心・安全に暮らせません。
このルールは、道徳・倫理とも言っていいでしょう。

守るべきものは、自分を守るためのルール。
例えば、目上の人は敬いましょう。敬語を使いましょう。
というルール?風潮?マナー?があります。

正直、人間的に敬う箇所が見つからない人はいます。だから、敬語を使わない。って言うと、後々メンドクサイのですよ。

あるいは、当事者は良くても、周りが許さないとか。
自分のコミュニティ外の人がそれを見て、許さないとか。

なんかメンドクサイ感じになるので、とりあえず敬語で丁寧にやっておけば、丸く収まるのですよ。

郷に入っては郷に従っとけば、とりあえずOK。

守らなくていいものは、古くからあるが、現代に合わないルール。
例えば、名刺やハンコの文化。

当時はみんなが使いこなした。使うのが当たり前となった。
そのうち時代が変わった。生活スタイルが変わった。

今となっては、その存在に疑問視が投げかけられるようなルール。
これが世の中には結構ある。

誰かが変えようとしない限り、ずっと変わらず存在するのである。

必ずしも守らなくていいものは、小さな共同体の中だけで成立するルール。
会社内の、学校内の、部活内の、家庭内のルールとか風潮とか。

そのコミュニティに所属する間は守っておいた方がいいでしょうが、そこから離脱したら、なんの意味も持ちません。

時にその既存のルールを守りすぎて、自分を苦しめていたり。
そのルールを持たない人との認識の違い、すれ違い、軋轢を生む。

場合によって、守る守らないを決める必要があるルール。
例えば、自分のこだわり、モーニングルーティン。

そのルールを課すことで、自分のサイクルは平滑に動いていきますが、
外部の人や活動との関係に支障をきたす場合もあります。

朝はこの活動をしないと自分的にダメなんだ〜を優先しすぎて、
待ち合わせに遅れてきたら、信頼を失いますよね。

自分は辛いものが好きだからって、みんなが食べる鍋料理や大皿料理にハバネロを入れてしまったら、食べられない人が出てきてしまいますから。

自分の今の行動がどのルールに属するものか、よく考えて、柔軟に対応したいものです。

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