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自己紹介 - 共に成長したい -

記事をご覧いただきありがとうございます。
”くっしー” こと櫛引翔太と申します。

自己紹介
鍼灸師・認定理学療法士(脳卒中・地域)で
回復期病院、脳梗塞専門の自費リハ経験を経て、
現在、訪問リハビリで勤務しています。


【私の夢】

目的(価値観)
・協調&成長:あなたと一緒に成長したい

目標(選択肢)
・臨床協育施設の開設
( 臨床 ⇨ 教育 ⇨ 研究 ⇨ 予防 )

【原点:医療職を目指す2つのきっかけ】

私は大阪府の「だんじり祭り」で有名な岸和田市で生まれ育ちました。祭りの影響か幼少期から1人で何かを黙々とするより、同じ趣味や興味を持つ友達とワイワイ一緒に過ごすことが大好きでした。

幼少期から、両親や兄弟が病気で入院してる姿を見てきました。

幼ながら共感力高い影響か、入院している家族の姿を間近で見て「自分と関わる人の苦しむ姿を見たくない」という気持ちが芽生えました。

両親が医療職だった影響もあり、医療の進路を目指すことになりました。

中学時代、バスケ部での練習でオスグッド病になりました。痛みに堪えて練習を続ける苦痛は本当に耐え難いものでした。下手なのに練習ができない。中途半端な人間だ。と自己嫌悪で精神的に追い込まれました。

整形外科に受診し治療を担当してくれたのが、理学療法士の先生でした。「大丈夫。治療すれば良くなるよ。」この一言で私は救われました。

「苦痛の原因がわかった瞬間」感謝で涙を流しました。もう大丈夫なんだと精神的にも安定し、将来こんな先生になりたいと思うようになりました。

高校時代、陸上部でまたしても練習中にシンスプリントで練習ができなくなりました。顧問から「鍼灸整骨院で診てもらえ」の一言で私は初めて治療院に足を運びました。鍼灸は初めてでしたが、即効性の効果に驚きました。

鍼灸ってこんなにも早く痛みを取れるんだ」初めて鍼灸の存在を知った共に進路の選択肢の一つに「鍼灸」が候補に上がりました。

【治療方法はなんでもいい】

「悩んでいる苦痛」から解放されるためなら、手段や方法はなんでもいい。

私は学生時代の怪我を通じて、私は理学療法士・鍼灸師の先生にお世話になり、両者にそれぞれに大きなメリットを感じました。

理学療法士のメリット
・姿勢・動作から問題の原因を教えてくれる
・治療と再発予防に向け長期的な関わりが出来る
・診断・検査に基づきチーム医療の介入ができる

鍼灸師のメリット
・鍼を利用して直接、筋肉へアプローチできる
・治療効果の即効性を実感できる
・電気・鍼・灸・テーピングなど武器が多い

両方出来れば、より広い視野でサポートができるかもしれないと考えました。高校の卒業時には、「鍼灸と理学療法の資格を取り多くの人を助けてあげたい」と決めて進路を決めました。

学生時代から、特技はなく、勉強もできず、大好きな運動では怪我に悩み、自己嫌悪に陥りました。兄弟や友人に対しては他者比較・劣等感・承認欲求にいつも悩みました。これらの経験から、自分は何かを1人で達成できるほど、有能ではなく家族、友人、仲間の支えがあって、前に進むことができるんだと気がつきました。

【経験だけが武器:鍼灸師の道】

私は夢を叶えるため、森ノ宮医療大学の鍼灸学科に入学。大学併設の鍼灸治療院で本格的な鍼灸施術を受けました。数十年の経験値を積んでいる大先輩の治療の上手さを肌で感じることができました。

同時に、将来この先生方と同業者になると技術・経験・接遇を含め総合的に、自分は選ばれないかもしれないと直感で感じました。そこから将来、社会に出てからどう生きるかを考え始めました。

私の結論:人より多様な経験を積むこと

成功、失敗関係なく、とにかく経験を積む。多くの鍼灸師が経験してなくて、今の自分に出来ること。即座に海外研修の参加を決めました。

1年:アメリカ (サンディエゴ)の鍼灸研修
2年:中国(北京・天津)の鍼灸研修
3年:中国(北京)の鍼灸研修
4年:大阪医科薬科大・東大病院・北里大学の見学

中国では脳卒中の鍼灸治療で、石学敏先生の醒脳開竅法を見学し、片麻痺の患者さんへの治療の可能性を感じることが出来ました。後に脳卒中専門の進路に進む最初のきっかけとなりました。

【将来に悩み続けた:理学療法士の道】

鍼灸卒業年、大阪リハビリテーション専門学校に入学。夜間制で理学療法士になるべく勉学に励み、昼間はコナミスポーツクラブの鍼灸治療院で臨床経験を積みました。

鍼灸師となり多様な経験を積むためアルバイト先も自費治療の場所を選択しました。当時の院長からも「何をするにも近道はない地道に努力するだけ」と言い聞かされ、自費の洗礼を受けながらも経験を積み上げました。

理学療法の実習では、片麻痺患者さんをケースを初めて担当し、大学病院では、超急性期の脳卒中患者さんを、ICUでリハビリを実施、長下肢装具を装着して、離床・歩行介助を実施させていただきました。

実習を全て終えた後、整形疾患と中枢疾患は全く別物で、学校教育と臨床のギャップにとても困惑しました。このような経験から後輩へ臨床に即した教育を何か出来ないかと考え始めました。

当時は本当に何をすればいいかわからなくて、全身から発汗したの鮮明に覚えています。患者さんのご協力、バイザーの指導もあって長期実習をやり切ることができました。

【人生の転機:脳卒中の治療】

25歳で鍼灸師・理学療法士の資格を取得。実習先で脳卒中患者さんを担当させていただいたことがきっかけで就職先を選びました。

入院の約8割が脳卒中患者さんである、ボバース記念病院(回復期病院)に入職しました。優秀な先輩、ベテランの先生が多く在籍する病院で、教育制度が最高に充実していました。社会人として没頭するように臨床経験を積みました。

井の中の蛙にはならない

これまでの経験から、私は視野を広げる大切さを理解していました。福岡、名古屋、山梨、東京と県外に出て勉強会に参加し、多くの先生方に実技指導していただきました。

臨床の深みを広げるためには、1人で問題を解決しないことが重要で臨床の悩みを相談できる先生がいること。解決までのプロセスを導いてくれる先生がいること。が大切だと感じました。

社会人1年目は25歳で周りと比べてスタートは遅く焦りがありました。そのため、1度しか使えない新卒特権をカードを大切に使用し大手の病院に就職することが出来ました。充実した環境で育てていただき、いつしか自分も先輩のようになって後輩に恩返しがしたいと思うようになりました。

【夢を叶える決断:自費診療】

「鍼灸と理学療法の資格を取り多くの人を助けてあげたい」という目標を叶えるため、28歳で上京、脳梗塞リハビリセンターに就職し、脳卒中患者さんに対し鍼灸師と理学療法士として自費サービスの提供を始めました。

保険診療とは異なり自費診療は悩みの連続で、特に目標設定がとても困難を極めました。病院での短期目標は退院です。しかし、生活期は退院してからの関わりで長期的な視点が求められてました。治療で結果を出すだけことに加えて、利用者さんの真のニーズは何かを考えながら、何を目標に、どう課題を解決するかを明確化する必要があり、満足度と費用対効果のバランス、また家族様との関係性が大切になると感じました。

当時の利用者さんから、「もっと鍼灸とリハビリを組み合わせてアクティブにやってほしい」「両方の強みを活かして治療してほしい」と言われたのがとても印象的で、もっと鍼灸と理学療法の可能性を追求し、より良いサービスを提供したいと思うようになりました。

脳卒中後遺症の運動麻痺は、現在の医学では完全に元の状態に戻ることは難しいとされています。また加齢に伴い身体機能も徐々に低下します。でも諦めずにリハビリを続けている方がいます。可能性を信じ、努力されている方も多くいます。障害を負っても、諦めない、元気になりたい、社会復帰したいと思いを持つ患者さん、家族さんに関わらせていただきました。障害を持っても前向きに人生を歩まれている方々に、私は勇気をもらいました。

【訪問分野への転職】

現在、私は訪問看護ステーションに勤務しています。
在宅では90歳を超える方も多く担当しています。生活期から終末期の介入を見る中で、脳卒中患者さんとの関わりは、長期に渡り介入が必要であると感じていました。機能面と生活面の両方への関わり、福祉用具、環境設定、キーパーソンの関わりを含め、多くのことを経験しています

【今後叶えたい未来】

目的(価値観)
・協調&成長:あなたと一緒に前進したい

目標(選択肢)
・臨床協育施設の開設( 臨床 ⇨ 教育 ⇨ 研究 ⇨ 予防 )

自己成長欲求の高い私は、いつも成長・前進したいという欲求あります。
しかし、その成長を促してくれるのは、いつも家族、患者さん、先輩、後輩、同僚など自分と関わる人の影響がほとんどです。過去の経験から何かを一人で達成できるほど優れた人間ではないと自覚しているため、これからも関わる人と一緒に成長していきます。

【経歴】

2008
 アメリカ:サンディエゴ鍼灸実技研修
2009-2010 
 中国:北京鍼灸実技研修
2011 
 鍼灸師免許 
 日本体育協会 スポーツリーダー
 日本アロマコーディネータ協会 アロマコーディネーター
2014 
 理学療法士免許
2015 
 介護予防推進リーダー 
 地域包括ケアリーダー
 大阪府立大学大学院「地域リハビリテーション学コース」終了
2016 
 ボバース基礎講習会終了
 IPNF 基礎講習会修了
 学校保健健診登録講座終了
2017 
 認定理学療法士(脳卒中・地域理学療法)
2021 
 フレイル対策推進マネージャー
 あさか治療院様:特別講師 (1年契約担当)
2022 
 HAMT特別ライター(脳卒中患者を担当した時の実践知識)
2023
 脳卒中生臨床セミナー(鍼灸師向けリハビリセミナー)
 HAMTライター(脳卒中)

主な発表
2015
櫛引翔太:大阪府北ブロック 口述発表「肩の安静時痛に改善を認めた脳血管障害左片麻痺一症例における 2 種の運動療法の効果」

2016 
櫛引翔太:日本病院学会 口述発表「地域に向けた介護予防教室 ~体力測定から個人に合った運動指導の提案~」

2018
櫛引翔太:脳梗塞リハビリセンター 外部研修「体幹機能に伴う足底コントロールの向上が遊脚期に与える影響 ~鍼灸・理学療法併用での介入効果~」

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