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成果を上げるためには,『マネージャー』と『プレーヤー』は一人二役になってはいけないです。というお話をします。

地方自治体の債権管理について,『明日からできる債権回収』をテーマに,過去の研修原稿をもとにして記事を書いています。
※ヘッダー画像は記事内容とは関係ありません。みんなのフォトギャラリーからお気に入りのものを使わせていただいてます。

どうもこんにちは,まっつんです。


今回のシリーズは「マネジメント」をテーマにお話をしております。滞納整理を進めるにおいても,マネジメントは重要なポイントになってきます。
このお話は,行政だけにとらわれない,一般的な話になりますので,みなさんもどこかの研修で聞いたことのある内容かもしれません。
(今回からの後半部分は,債権管理に注目して進めていきますが,どの分野にも共通するものもありますので,あと少しお付き合いください)


前回までの前半では,チームワークの話がメインとなりましたが,円滑なチームワークやコミュニケーションによるマネジメントを進めていくことって,意外と難しいと思いませんか?

こうやって話だけ聞けば,そこまでの難易度は感じないかもしれませんが,いざ実行するとなると,なかなか思うように進まなくて,現実の壁に悩まされることも多いことだと思います。

「講師はマネジメントだ,進行管理だ,と言っているが,現場では細かい進行管理なんてやってる時間がない」

とかいう声も少なくないのはよくわかっております。

こういう意見の方にはお聞きしたいのは,

「まさか,個別に担当事案を持ったりしていませんよね」

ということです。

管理監督者(マネージャー)は個別事案を抱えてはいけません。
個別事案は現場の担当職員に対応させなければなりません。
よく言うのは『プレーイングマネージャーになってはいけない』ということです。

プレーヤーとマネージャーはやるべきこと,いわゆるミッションが全然違いますので,兼務などできるわけありません。
もし,こういう状況にあるのであれば,早急に解消する必要があります。

この問題を解決するだけでも,組織運営はもちろん,徴収率も上向きに変わりますので,是非今年度後半からでも試してみてはいかがでしょうか。


いよいよ後半の本題に入っていきたいと思います。

後半は,徴収編ということで,滞納整理をどのようにマネジメントしていくかということをお話ししたいと思います。

ココからの資料は,私があちこちの実務研修でいつも話している内容を抜粋しています。
ホントに一部分だけなので,フルバージョンの実務研修をご希望される場合は,いつでもお声掛けください(笑)

先ほどもちょっと「現実の壁」って言葉を使いましたが,滞納整理について,多くの自治体でもいろいろな方法,取り組みで頑張っていることと思いますが,長くやればやるほど,理想と現実の壁に直面し,思い悩むことがあると思います。

これは,プレーヤーであってもマネージャーであっても,それぞれの役割に応じて,こういう場面に行き当たるはずです。

私は,プレーヤーとして現場にも結構長い時間いましたし,現在のマネージャーとしての立ち位置に着いてからも,いつも考えるというか常に目指しているところは,理想は,ココ書いておりますが,滞納については年度内完納,現年を滞繰として翌年度に持ち越さないということです。

しかし,現実は……ということになるんですよね。


それでは,今日はここまでにして,また次回に詳細を説明しますね。
次回の記事も楽しみにしていてください。


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[引用研修]
令和4年6月29日 兵庫県徴収事務マネジメント研修
『地方自治体における債権管理の実務(マネジメント編)』

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