【第13話】授業中

僕が中学生の頃は、先生も生徒も人間丸出し(良いも悪いも)で、いつも本気でぶつかっていた。現在のようにスマホも無ければインターネットもないし、子供にとっての世界は、家か学校か、親か先生か、ほぼこの二つの世界しかなかった。
多くの子は親と同じ仕事に就くことが当たり前であったし、家業を継ぐために勉強を諦めるなんてことも当たり前だった。勉強する時間があるならば家業を手伝え、なんてことも当たり前。
そんな時代なので、子供達の世界観はとても狭いし(悪い意味ではない)、他の世界のことなんかこれっぽっちも知らないし興味ない。そういう時代だった。
そんな時代の中学校の授業の中での面白エピソードを綴ろうと思う。

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