難しいことを簡単に書くために。

最近noteを見ていて思うことがあります。


書いてあることは大したことないのにいいねをもらっている方
書いてあることは考察がしっかりしているのにいいねをもらっていない方


まあ、文章がいけてるかどうかを判断するのが、いけてない文章を書いている私なので主観はゴミ箱にぶち込んでおくとして。

フォロワーの数や文体、投稿頻度、プロフィールの書き方、見出しの付け方など
色々要因はありそうですが、とても分かりやすかったのはいいねをもらっている記事は書いてあることがシンプルであることが多かったということです。


なんなら同じ話を書いてるのにいいねが倍近く違う。
(多少、誇張している節はあれども)
そういう記事も何点か見てきました。
(具体的な証拠《エビデンス》が無いので、私の妄想かも知れません。)


最近、Youtuberとして活躍されているメンタリストのDaiGoさんや
Youtubeで知識系の動画を配信されている中田敦彦(オリエンタルラジオ)さん
なんかを例に取ると(内容はともかくとして)非常に分かりやすい言葉で難しいことを説明してくれています。

人間、基本的に自分以外の物事に対しては知らないことが多いのは紛れもない事実だと思いますし
知らないこと知らない言葉で説明されても一切分からないのは当然だと思います。

しかし、説明している人にしてみれば、その界隈の当たり前を知っている前提で説明するのだから
なんで分からないのかが分からない


ここの認識のズレ、つまり「相手は自分のことや自分の知っていることを知らない」という前提が抜け落ちしているのが
そもそも「いいね」の数にも表れているのかなと思ったり思わなかったり。
(あとは、キャッチーな見出しに引き込まれてってのもあるかも知れません


某大手広告代理店での有名な通説の話。
「CMは偏差値40の人にも理解できるものじゃなきゃダメ。この会社にいる時点で普通ではないと自覚しろ。世間にはおそるべき量のおそるべきバカがいる。そしてそれが日本の「普通の人」だ」

これは誇張表現も含まれていますし、そもそも主張の軸が異なるのであんまり良い例ではありませんが、軸を合わせてもう少しマイルドに仕上げると

自分が知っていることを相手も知っていると思い込んでものを作るのは、そもそも間違っている。老若男女分け隔てなく、誰が見ても分かるぐらいのレベルで作っていくのが望ましい

という感じでしょうか?


見出しをキャッチーに書くのは、中々に難しいですが
中身をシンプルに書くというのは、文章に触れていれば自然にできるのではないかなと思います。


もし、シンプルに書いているつもりなんだけどよく分からないという方は
一度、立ち戻って本を読まれることをオススメします。

こういう時にかしこまって、夏目漱石さんや川端康成さんみたいなヴィンテージものを手に取るのはオススメしません。
(一応、注釈として絶対に読むなとは言いませんが言い回しが古風独特なので、今回のシンプルに文章を書くという目的にはあまり合っていません。)

個人的には、赤川次郎さんや宮部みゆきさんのように情景を分かりやすく描いている方の作品を読まれた方が良いのではないかと思っています。


宮部みゆきさんなんかは、映画ブレイブストーリーの原作者ですので
ブレイブストーリーの原作を読んだ後に、映画を見ることもオススメしたいところです。


文章を気軽に書けて、多くの方の目に触れさせることがnoteではできるので
多くの方に気楽に読んで頂けるように文章の工夫も凝らしていきたいところです。(自分への戒め


では。

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