人間、中身も9割。

昔流行った本に「人は見た目が9割」というものがあります。

人間における感覚器官のうち、視覚から得られる情報量が最初期時点では9割を占める。というお話。

なので、コミュニケーションにおいて外観からの情報を重視しておくと
上手くいく可能性が高い。というのが論旨だったと記憶しています。


内観がいらないという話ではない。

勘違いしてはいけないのは、この話が「外観のみに言及している」と思い込むことです。

外観は、最初期の9割。
順を追うごとに割合が下がっていき、人間性などが重要になってくる分岐点が存在すると思っています。

内観も見た目の9割に当てはまる可能性があるということです。


見た目に騙されないために「視覚」以外を養う。

まるで詐欺に合わないための講座のようになっていますが、趣旨としては
見た目で9割を判断すると、自分にとってデメリットなことが起こる可能性が高いよ。ということです。

数万円するおせち料理、蓋を開ければお粗末料理だった。なんて、ニュースを毎年耳にします。

(もちろん、事実と異なる内容、食材の不一致な表示を行っていた場合は
不当景品類及び不当表示防止法違反」として消費者庁に訴え出ることができるかと思います。
法律は詳しくないので、消費者庁HPe-Govにて正式な法令文面をご確認ください。)

騙される方が悪いとは言いません。
100%騙す方が悪いのは間違いありません。

しかし、心構えとして、もし騙されたとしたらどう対応できるのか
ということは知っておいて損はないと思います。


美男、美女が必ずしも善良ではない。

営業や受付の方に、見目麗しい方が多くいらっしゃいます。

見た目の良さは、警戒心を下げ、第一関門のハードルを下げる重要な役割があるためビジネス面ではよく活用されます。

海外では、見た目採用枠というのがあるくらいですから重要視のほどが伺えます。

但し、中身が伴っているかどうかは別です。
重要なのは、第二、第三関門のハードルをきっちり整えておくことだと思います。

逆に、見た目で登ってきた方々はぜひ中身にも力を入れてほしいところ。
よほどの若いうちからケアし、さらに特殊な肌質を持たれている方でもない限り加齢とともに見た目は衰えてしまいます。(中身がないと使える武器が少なくなっていきますよという話。

昔はなーと愚痴をこぼし、年下を嗜(たしな)める老害になる前に
色々と手を尽くしておくことが肝要であると思います。


見た目が9割。中身も9割。

誰しも、美男美女が好きですし、美男美女だって誰彼からも好かれるわけですから悪い気はしないはずです。(事実関係はさておいて)

でも、見た目だけで判断されてしまい、人間性を問われないのも中々に厳しい世界だと思います。

見た目も、中身も完璧超人なんてのは万に一つの奇跡レベルだと思いますし
本人たちだって完璧超人だと思って生きているわけではないでしょう。


誰しもが自分の見た目に自信を持っているわけではないでしょうし
現代であればLGBTQの思想もありますから、益々見た目と中身の価値のバランスはシビアな問題だと思います。

ダブルの方もいらっしゃいますし、そのせいでパスポートの提示を求められたと多くの怒りや悲しみの投稿がTwitterに上がっています。


見た目だけで判断するだけではなく、その人個人がどういう人なのかも含めてきちんと自分で判断できるように
目や鼻や肌感覚を養っていくことが、令和の時代の今だからこそ必要になってきているのではないかなと感じています。

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