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【エドテック(教育)分野】韓国スタートアップ企業5選



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この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。

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教育(エドテック)分野

外国語学習が主だった教育市場に、技術人材を養成するためのコーディング教育市場が浮上中であり、生涯の職場概念がなくなり、キャリア転換など自己開発のための成人教育のプラットフォームも脚光を浴びている。新型コロナウイルスにより、非対面をより重視するようになり、オンライン授業、eラーニングなどの需要が加速している。

1.Luxrobo(ラックスロボ)

ラックスロボは成長性を認められ、成功的に投資誘致を進め、世界で認められるロボティクスエドテック企業に成長した。ラックスロボのスマートコーディングブロックモディ(MODI)は、コーディングを遊びながら学べるブロックである。ラックスロボのコーディング玩具モディ(MODI)は、2016年のキックスターターでプロトタイプのクラウドファンディングの成功を皮切りに、毎年200%~500%の売上成長を遂げ、全世界約50カ国に輸出され、1,000以上を超える教育機関でMODIを利用しコーディング教育を行っている。

ロボット融合教育・IoT (Internet of Things )企業ラックスロボが 185億ウォン(約17億円)のプレIPO投資を完了し、355億ウォンの累積留置金を確保した。今回の投資で企業価値は2,000億ウォン(約1920億円)を超えた。ラックスロボは2014年に設立し、スマートブロックモディ(MODI)を中心にコーディングと人工知能分野の教育事業を進めている。2021年下半期にのみ中国を含め10カ国と供給契約を締結、海外進出も積極的に推進している。非対面教育の進行と海外顧客支援を円滑にするためのオンライン教育プラットフォームの開発に集中している。ラックスロボは投資金を新事業推進と既存事業強化のための製品開発、生産などに使用し、2022年下半期技術特例上場を目標に成長に努める計画だ。

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2.DAY1COMPANY(デイ・ワン・カンパニー)

DAY1COMPANY(デイ・ワン・カンパニー)は、従来の大学、大学院ではスピード感を持って実践的な知識を掴むことが難しいことに着目し、実践から学ぶべきだという考えのもと様々なサービスをリリースしている。また、社内カンパニー制度が特徴であり、その中のひとつ「Lemonade(レモネード)」が運営している外国語講座サービス「TEMO(テモ)」は日本でサービスを提供している。

大人教育専門企業DAY1COMPANYが国内外投資会社から100億ウォン(約9.6億円)の資金を誘致し、海外に事業を拡大する。2014年に教育企業のFirstCampus(ファーストキャンパス)という名前から始まったDAY1COMPANYは、8月に社名を変更して社内カンパニー(CIC:Company In Company)体制に変えた後、Firstcampus(ファースト・キャンパス)、Lemonade(レモネード)、Coloso.(コロソ)、Snowball(スノーボール)など4つの社内カンパニーを運営している。会社ごとに外国語教育、IT開発者教育、企業実務教育などを提供し、年収は2019年260億ウォン(約25億円)から新型コロナウイルスの拡散によりオンライン教育需要が増加し、2021年420億ウォン(約40億円)に跳ね上がった。DAY1COMPANYは今回の投資をもとに海外市場進出を推進する。

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3.Classting(クラスティング)

全世界20万教室が利用する学習室SNSである「Classting(クラスティング)」。主要投資会社には、孫泰造氏が代表取締役を務める「Mistletoe」などがある。Classtingでは生徒の出決確認、授業の持ち物や各種資料、授業の持ち物や行事などクラスの連絡事項を共有できる学校機能を取り揃えている。コロナが蔓延する事態の中、韓国教育部はClasstingの使用を進めた。

設立:2013年 
総投資誘致額:371億ウォン(約356億円)
ラウンド:シリーズC 


4.Riiid(リド)

2021年5月、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの2号が1億7,500万米ドルを出資し、日本進出を進めてきた。Riiid(リド)が運営するTOEIC対策アプリ「Santa(サンタ)」はグローバルを含む400万人以上のユーザーが利用している。最先端のAI技術を介して既存のTOEIC教育市場を破壊するグローバルAIソリューション提供する。最先端AIを活用して、苦手分野分析、スコア予測、カリキュラムのアレンジなど、スコアアップに向けて総合的に学習をサポートする。

設立:2014年
総投資誘致額:2814億ウォン(約270億円)
ラウンド:シリーズD


5.CLASSUM(クラサム)

TIPS選定、Samsung C-Lab選定、ビッグベイソンキャピタルとスマイルゲートインベストメントから11億ウォン規模の投資誘致などの履歴を持つ。最近では、米国シリコンバレーのStorm Ventures(B2B SaaS投資専門VC)などから約60億ウォンのシリーズAの投資を受けて話題となった。CLASSUM(クラサム)は、学生と教師のコミュニケーションを手軽にスマートにするクラス別のコミュニケーションプラットフォーム。 「教育系のSlack(スラック)」などと呼ばれている。CLASSUMは受動的な授業ではなく、生徒と教師が一緒に作っていくアクティブな授業のためのコミュニケーションツールだ。日本語での使用可能。

設立:2018年
総投資誘致額:76億ウォン(約7.5億円)
ラウンド:シリーズB


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