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ノマド生活に憧れる女医が「因縁の地」沖縄で「複業」してみたところ

今回お話しするのは、2007年に医局の派遣で1年のみ滞在し、1年で逃げ帰ってきた「沖縄・那覇」の「続編」です。

この1年間の沖縄については、実はアメブロやm3.comメンバーズメディア旅連載のほうでたくさん記事を書かせていただいておるので、末尾にリストアップいたしておきますが、
その後、那覇という街は、若干の「トラウマ」を伴う街となり、あれから数年くらいは、滞在するたびになんかちょっと現実に引き戻されてしまうような、そんな街となりました。

が、あれから16年、月日が経てば那覇も変わり、私も変わったようです。イヤイヤ病院勤務をしていた那覇という街で「ノマドワーク」なんてするようになっちゃって。

そんな那覇でこのところ、「複業」を通じて、今までこの街に抱いていた気持ちが、一気にひっくり返るような、そんな経験をしましたのでシェアさせていただきたいと思います。


それは10月…「疲れて」いました

さかのぼること、夏の初めのことです。
7月が誕生日月なワタクシ、実はこの6月末~7月にかけて旅ブロガーを始めて初の試み!?ちょっと、いや、かなり調子こいて「お誕生日月ぶっ飛ばし計画」を実行いたしておりました。

はい、見ての通り、名実ともに月の半分旅をしている!?状態でございます。
楽しく旅をしながらもブログを書いたり、SNS代行業務をこなしたり、「エムスリー砲」に対応したり、まさにノマドワークの実現! 疲れ知らずのナチュラルハイ状態でぶっ飛ばしておったわけです。

が、しかし、その後、3ヶ月近く経って思わぬ「反動」がきてしまいました。お年を召すと、当日ではなく、2日後に疲れがくる、っていうアレかどうかはわかりませんが、この日程から約3ヶ月後、10月中旬を過ぎたころ、その「疲れ」がどっと押し寄せたのです。

旅したい意欲や旅をプランニングしたい意欲がガクッと落ち、久々に、東京の自宅でボーッとゲームをしたり、合間に記事を書いたり(あれ、逆?w)というのが幸せで幸せで…。

でもなぜでしょう、いっこうに疲れが取れない。

来年のお盆の旅行、航空券を買うのであれば年内にカタをつけなければならぬのですが(『カレンダー通りにしか休みが取れない先生向け!旅予約必勝法』参照)、なんかその気がおきないのです。
今までどんなに旅をしていても、ここまでモチベーションが落ちることはなかったのに…ピンチです。

そんな状況で、でも「出発」せねばならない、それが今回紹介する沖縄旅行3泊4日。(JUJUさんが那覇でライブされるから、だったので…笑)
ここで、私はちょっと思うことがあって、 那覇から一歩も出ないこととしたのです。それつまり、東京の自宅から一歩も出ない、ということに近しい意味合いで。


ベストシーズンの那覇で起きた「まさか」の連続

【旅行会社は絶対言えない】 実はクセもの!な沖縄のベストシーズン 観光ピークシーズンの沖縄って、実は…で書きましたが、私が那覇を訪れた10月下旬はベストシーズンの1つです。

まず那覇に降り立ってびっくり。「なんかハワイみたいなお天気!」

とにかく湿気が少ない! 沖縄は9月半ば~下旬から冬にかけて北風が吹きだし、1~2月にはこの風が憎い存在でしかないのですが、10月~11月にかけては爽やかなリゾートの風ではないですか!

そういえばあの頃、長すぎる夏を終え、北風が吹き始めたあたり、とても安堵してたな、などということを思い出しつつ、ホテルに向かったら、那覇のホテルがだいぶ「進化」していて、ちょっとばかし「都会のリゾートならではの洗練さ」があるではありませんか! 2019年から5年近くご無沙汰になっているハワイはワイキキを、ほんのちょっとだけ、思い出してしまうのでした。

2つのホテルにお世話になりましたが、思い切って両方とも高層階を予約したのも正解でした。
今となっては懐かしくも思える那覇の景色を目の前に、PCを開いてみたら「仕事」が進む進む。

外出は食事以外最小限に控え、ひたすら昼も夜も、PCを開いて自分と向き合っての「ノマドワーク」。
ホテルにプールがあるのに、全く入ることなく(!)、部屋で、ホテルのオープンカフェで、それは続きました。というか「続けたかった」のです。あまりにも居心地がよかったから。

ちなみに私、基本、一人でいるときはお酒を飲みません。が、どうしたものか、この那覇滞在では「ビールを片手に」!モヒートも飲んじゃって。

さらに、この機会に、2007年以来訪れていない街スパ、なんてのも訪れてみたらあらびっくり。潜在意識の奥底に眠っていた「あの時」の記憶が蘇えると同時に、今の私と、今の那覇の街がシンクロする感覚とともに、停滞していた記事のアイデアが整理されて、次々と、出てくるわ出てくるわ。

「疲れていた」はずなのに、どんどん回復していることを実感しました。じっとしているより動いたほうが、疲労が取れる、ということって、あるものなんですね! まさか旅先でエネルギーが回復するなんて。初めてに近い経験じゃないでしょうか。

そして、これだ…!これのために、私は自分をコンテンツとしてビジネスを展開していきたいんだ。目標は「世界征服」「宇宙征服」と答えていますが、なんで世界か宇宙か、というと、自分の存在を、自分が生み出したのものをできるだけ多くの人に見てもらう、読んでもらう、もとい、見ずにはいられない、読まずにはいられないようにするためだった!

沖縄の医療機関など、沖縄のどこぞに就職する形を取りたくないのは今でも変わりません。が、ブロガー複業の「ノマドワーク」の一環としてなら…季節を選んで沖縄に「プチ移住」もアリかも!と確信したのでした。


立場が変われば見方も変わる…

再び那覇を「日常」にするために

と、いうわけで、慣れない環境で医業に悪戦苦闘していた那覇から、リゾート感あふれるオープンカフェで優雅にPCを叩く那覇へ。
キャリアの「礎」を築かせてもらった那覇から、これからのキャリアを見据える那覇へ。

同じ街でも見え方はガラリと変わりましたし、自分の目標・ビジョンがさらに明確なものとなりました。
病院勤務という形しか知らなければ、このような経験はできなかった、と思うと、複業を始めて良かったな、としみじみ思うわけでした。


実は、那覇入りするにあたり、編集部のみなさまと面白いやり取りがありました。近々オンラインで「打ち合わせ」という名のもと、連載と今後についてざっくばらんにお話を、という話が持ち上がったので「ちょうど来週那覇にいるので、その時どうですか?」といったら「貴重なお楽しみの時間におじゃまをするわけにはいきませんので、東京にお戻りになってからで…」と返信が。笑

いやですから、私の「那覇行き」はそういう那覇行きではありませんでして(泣)。現実、すでに原稿書きや最終確認、なかなかの割合で「東京の外」でやってるのですがね…。

どうやら編集部のみなさまに「慣れて」いただくだけの「ノマドワーカー」としてのキャリアはまだまだのようです。が、えりおは負けません。医局で「あと10年以内に医者は辞めます!」と宣言しちゃったのがちゃんと実現できるように、今日もPCと向き合うのであります。


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