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スキーの上達 実技と思索の融合

今年の年明けすぐに久しぶりに長野でスキーをすることができたことをnote記事でアップしました。

このとき、帰りに子供たちと話をしていたのですが、かなり長い間雪上に立っていないのに上達しているんですよね。私も含めて。

そんなことからスキーの実技と思索の融合について思索してみました。
思索の結果、スキーの上達は実技を繰り返すことと思索を繰り返すことで起こる、と考えるようになりました。

最初はそれほど意識していなかったのですが、オフシーズンの過ごし方や、コロナ禍でスキーに行けない時期があまりに長いのでスキーのことやスキーの技術についていろいろと考えている時間が長かったことが影響しているようです。

どちらも繰り返すことによってうまくかみ合ったとお話ししました。では実際どのように繰り返しを行ったかと言うことについて説明します。

実技の繰り返しについて

これについては、異論はないですよね。
一番簡単です。実際にスキーを履いて雪上にたち、何度も滑る、ということです。
実際スキーの上達はスキーを雪上に何日たっていたかが重要みたいです。
スキー場で半日しか滑らなくても雪上に立つ日が多いと、スキー場で1日丸々滑りまくって行く回数が少ないよりも上達が早いと言われています。
おそらく日によって雪や天気など外的状況が違うから、それに対応することによって技術の上達もあるのではないかと思います。

思索の繰り返しについて

此方については、実技に直結しているものと、直結していないものの2つがあると思います。

実技に直結したもの

これは、実際にスキーを履いて雪上にたち、何度も滑った後に満足いかないところについて実際に考えてみる、ということです。
同行者に滑っているところのビデオを撮ってもらったり、同行者に滑りを見てもらってアドバイスをもらったり、ちょっと余裕があればスクールに入って先生に直してもらう、等と言うことができると思います。
今回小理屈野郎は長男のアドバイスをかなり積極的に受けました。彼は全日本スキー連盟のバッジテスト1級を小学校4年で合格しています。親が言うのも何ですがかなりうまいです。
彼はあまりべらべらとアドバイスをせず、一言二言だけですが、なんだかゴルフ練習場のレッスンプロみたいな感じで的確に言ってくれるので、かなり参考になりました。
これで2種類の小回りをなんとなくマスター出来たと感じています。

これは実技からの直接的なフィードバックです。これをやるのとやらないのとではだいぶと上達の速度に差が出ると思います。

実技にあまり直結しないもの

ここのところ極端に滑りに行く機会が少なかったのと、オフシーズンにオンシーズンに役立つことがしたいと思って、いろいろとネットで調べてみたりしていました。
オフシーズントレーニングとして良くあるのが体作り。
インラインスケートをやるとか、グラススキーをやるとか、いろいろありますが、どれもあまり個人的には惹かれることはなかったです。
インラインスケートにしてもやる場所がないようでした。そしてグラススキーやプラスノースキーについては、夏の暑い中ブーツを履いて滑ることにかなり抵抗があったことと、それ専用の板や用具が結構な値段することでした。
そんななか、小理屈野郎はある本に出会いました

スキージャンプのレジェンド、葛西紀明氏の本です

この本の中で下肢の使い方など、気になるところがあり普段の生活で気にしていくことでかなり良くなりそうな印象があったので、それを中心にやれることはやってみました。
結局体調が良くなり、元々持っている腰痛もほとんど克服できました。そして体重も大夫と減ってきました。
腰痛は、小理屈野郎の場合おそらく足の外側に荷重がかかっていてO脚のようになっているのが原因の一つと考えられ、足裏に均等に体重がかかるようにすることを意識するだけで、腰痛が治まってくるとともに、姿勢良く歩けるようになってきたので、いわゆる「骨盤が立つ」状態が保てるようになり腰痛が激減したのではないかと思っています。
姿勢が良くなってきて、しっかりと板を踏める(加重できる)様になってきたので、スキーまで良くなってきました。
これで、中回りから大回りのカービングターンをものにすることができるようになりました。もちろん道具にもかなり助けられていますが。
このコロナ禍の中でも階段を上がるときに足先の向きをしっかりと前に向ける(逆ハの字になったままにしない)とか、なるべく階段を使う、胸を張って姿勢良く歩くとかを行っていたところ、この間ブランシュたかやまスキーリゾートに行ったときは納得いく滑りになってきていました。

トップ選手のように練習量は保てないし、それだけのフィジカルもありません。後は頭で勝負(これも勝てないかも知れませんが多少は抵抗することができると思います)、って感じです(苦笑)

実技と思索がお互いにフィードバックを掛け合うことによって思いの外の効果が出る

一般的にレジャーとしてスポーツをやる場合でも思索やメンタルの面は自分自身が少し気をつけると、思った以上に充実したものにできると思います。
単にスポーツをして鬱憤を晴らすのも一つですが、もし余裕があればそのスポーツの体の動かし方を思索するとか、競技中のメンタルを思索するというのも、そのスポーツを楽しむという面から見てもおすすめだと思います。

読書も同じじゃないか?

翻って考えてみると、読書も同じではないかとも思うのです。
デジタル読書を始めた頃は、没入感が楽しくて、濫読状態になっていました。
これをスキーで例えると、ある程度滑れるようになって、あちこちに滑りに行きまくっている状態でしょう。
要するに実技のみ(実技過剰とも言えるかも知れません)の状態です。

これでずっと行くのも一つの楽しみ方ですが、もう一ひねりしてみるともっと楽しいのではないか?と小理屈野郎は思うのです。

読書の場合は、少しでも読了した本の内容を自分の血肉にするために読書ノートを付ける、というこことになりますね。
それを活かして思索ネタを考えたりすることもその範疇に入ってくると思います。

読書でも今までにない満足感はこのあたりから出ているのかもしれないと考えています。

思索と思索から出たアイデアを実生活に活かす。お互いにフィードバックを掛け合いさらに良い結果が出るのではないか?

このように思索をすることで少なくとも自分や自分の周りの世の中は少し明るくなるのではないかと思うのです。

小理屈野郎は、理屈っぽいと思われながらもこのような思索を色々な場面で続けていこうと思っています。

まとめ

・スキーの上達(スポーツの上達)について思索してみました。
・スポーツの上達には実技とともに思考や思索によっても上達することに気づきました
・実技と思索によって思考や思索も広く・深くなることに気づき、それは読書に演繹できると考えました。
・今後もいろいろな局面で実技と思索の融合を意識していきたいと思います。


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