旅の回想 イタリア🇮🇹 2005 ①
2005.8.6-8.13
20代後半から30代前半、まだ息子が生まれていなかった頃、夫婦でよく旅行してました。今でも忘れられない旅行はたくさんあります。
新婚旅行が発端で、息子が生まれるまでは海外まで足を延ばしていました。
またチャンスがあれば…とは思ってますけど、時間的にも経済的にも肉体的にも若い頃に比べると余裕が無いのかな?…と昨今の世界情勢も手伝って、次に大きな旅行をするのはいつになるんだろう…と考えてます。
もう17年も前のことにはなりますが、これが3回目の海外旅行でした。
安易なパッケージツアーでしたけど、イタリアが大好きになりました。
この時は、たまたま地元の空港から直行便のチャーター機が飛ぶということでイタリアを旅行することにしました。
ミラノ
ブルーパノラマ航空という聞きなれない航空会社でした。調べてみるとローマを拠点とする航空会社。チャーター機が飛んでも不思議はないです。
直行便とは言え、12時間~13時間くらい。時差も8時間。出発から到着までのどこかで時計を8時間戻します。12時間飛んで8時間戻すから時間的には4時間しか経過しないです。歳は12時間分取ってるんでしょうけど。
飛行中。機内食が何度も出てきます。座ってるだけなのでそれほどお腹も空かないですし、何時に何ご飯を食べているのか?もわからなくなってきます。2~3時間しか寝られず。
到着時刻は23時頃。ホテルでとりあえず休みます。
添乗員さん付いてます。表情は少し硬いものの、活舌よく、テキパキ話をしてくれる頼りになりそうなおそらく20代の女性。
グループは12名。
・何となくセレブに見えるお母さんと女子大生
・何となく家柄の良さそうなお父さん・お母さん・女子高生2人
・何となく控えめな感じのお母さん・女子校生
・何となく私たちより少し年上の仲の良さそうな夫婦
・何となく平凡過ぎる私たち夫婦
地元の空港から飛ぶとは言え、色々な場所から集まった人達です。
パッケージツアーの場合、このようなグループでの出来事なども良い思い出として残ります。
日本から約10,000キロ。そんな場所に立ってそんな場所の空気を吸っているというだけで感慨深いものがあります。
ミラノと言えばミラノ大聖堂。通称ドゥオモなんですけど、何と改修工事中でした…建築に500年かかったと言われるナポレオンボナポルトが完成させた大聖堂です。本当に大きい。
ミラノはほぼ、ミラノ大聖堂のために来たようなもので、その周辺のみの観光です。改修中だったのが本当に残念でした…ですが初めてのヨーロッパ。建物が本当にどこを見ても芸術的で歴史を感じられて気分が高鳴ります。
ベローナ
ミラノからベネチアへ移動する途中にベローナという街に立ち寄りました。
街全体が世界遺産の街で、ロミオとジュリエットの舞台となった街です。
この日はヴェネツィア本島へ渡る手前までの移動でした。ホテルに着き就寝💤
ヴェネツィア
朝が早いです。7時集合。ここからヴェネツィア本島に向けて架かるリベルタ橋という4kmの橋を渡って本島へ入ります。
ヴェネツィアも世界遺産の街です。水の都・海上都市です。街の中には車道が無く、車のいない街…車がいないってこんなに気持ちいいのか…もちろん信号も無いです。
車がいない代わりに、街中に水路が張り巡らされてて、船で移動するようになってます。入口が水路に接している建物もたくさんあります。
晴れた日は空が本当に青いです。昼間なのに宇宙を感じられるような空です。
道路もありますけど人が歩くのがやっとな路地ばかりです。日陰と青空のコントラストが気持ちいいです。
ヴェネチアといえば、ゴンドラに乗船した遊覧です。本当に多くのゴンドラがあります。想像以上に長さがあるものでした。
たくさんの観光客にゴンドラ。長いオールみたいなのを使い、バランスも取りにくそうな船体に立って操縦します。時には壁を蹴ったりしながら方向を変えます。漕ぎ手の人たちが順番に何やら歌を歌ったりしてます。細い水路にこだまする感じで幻想的です。
ゴンドラに乗ると、視線が低くなり水面も近く、歩くのとはまた違う良さ…
私たちのゴンドラの漕ぎ手。漕ぎ手のことをゴンドリエーレというらしいです。爽やかで逞しい感じです。
ヴェネツィアは本当に気に入りました。車がいないって、こんなに心地いいものなのかと…街中なのに排気ガスの臭いがしない。車の音がしない。ボーっと歩いてても轢かれる心配も無い。
その代わり水上がかなり混雑しています。水上バス、水上タクシー、ゴンドラが入り混じって…もちろん何か水上交通の細かいのルールがあるのでしょうけど…
ヴェネツィア本島とお別れです。行きはバスでしたが帰りは船です。本当に名残惜しくて船尾からずっとヴェネツィアの街を眺めてました。
いつか再訪して本島に宿泊してみたい街です。
この後、フィレンツェに移動です…
読んでいただきありがとうございました。
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