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エンピツエッセイ(EE)第三章(下)
みなさんこんにちはエンピツです。
エンピツエッセイ第三章(上)では、ハンドボール指導者として辛かったことをたくさん書きました。なんだか不幸自慢のようになっていたらすみません。その記事はこちらです。
エンピツエッセイ第三章(下)では、「指導者になって嬉しかったこと」を残していきます。幸せ自慢になったらすみませんwww
でも、嬉しいことがないと続けていけないですよね。うん、そうだ。
まず最初に一番嬉しいことは「今もチームを続けられていること」です。
子ども達が毎年10人以上集まってくれたからです。
エンピツというわけのわからない指導者がいるしたこともないハンドボールというスポーツにどれだけの人数が集まるのか最初は不安でした。
エンピツ自身も、今思うと10年以上も続くなんて思ってもみませんでした。
最初は10人ほどでしたが、人数が0人にはなることはありませんでした。多い時には40人を超える年もありました。
そして今は大所帯になり、小学生・中学生・大人のチームを抱えるほどになりました。
こんなにもたくさんの人が集まり、ハンドボールをしている。
ハンドボールを好きでいてくれることが最大の喜びです。
卒団生も、今や100人以上になりました。こんなに指導者として、チーム運営者として幸せはありませんよね。
そして、他にも嬉しいことがたくさんあるのですが、3つの嬉しいことを残していきます。
① 卒団した生徒がハンドボールをしている。
指導者としての1番の喜びはこれです。
エンピツはハンドボール選手を育てているつもりはありません。
ですが、ハンドボールというスポーツを好きなってほしいという思いはあります。
ハンドボールが部活にない中学に進学することがほとんどのエンピツのチームでは、多くの子が小学校を卒業し、そのままハンドボールから離れてしまいます。
ですが、高校や大学でまたハンドボールをするようになる子もいます。
時々連絡がきて「エンピツ。僕またハンドボールしてるねん。またチームに遊びに行っていい?」と言わると、とても嬉しいですよね。
中学で続ける卒団生もいます。その中には全国大会(全中)に出場した卒団生もいます。
ハンドボールを続けてNTSのセンタートレーニングに選ばれた卒団生もいます。
その子たちは中学できっといい指導者に恵まれ、いいチームメイトに恵まれて成長したはずです。
エンピツは自分の手柄だとか、そういうことは全く思ってはいません。
ですが、卒団生がハンドボールをすることや、一度離れても、またハンドボールを選んでいることがとても嬉しいことです。
他の指導者の方も、同じですよね。共感してもらえると嬉しいです。
② 卒団した生徒が戻ってくる。
2つ目に嬉しいのは、エンピツチームでは、卒団生が「戻ってくる」ということです。
今、エンピツを含め、複数のコーチがいますが、全員が卒団生です。
高校生や大学生になった時に、コーチとして戻ってきてくれました。
もちろん無償です。
そして毎回の練習にも、必ずといっていいほど卒団生が来ます。
ボール出しをしてくれたり、プレーの手本をしてくれたり、上級生の試合形式の相手をしてくれます。
本当に助かっています。
きっとその子たちが小学生だったころ、同じように卒団していったお兄さんやお姉さんが練習に来ていて、憧れがあったのでしょう。
その子たちに憧れて、今の小学生はまたきっと帰ってきてくれるはずです。
卒団生が戻ってくることができる雰囲気…そんなアットホームなチームの雰囲気が自慢であり、嬉しいことの1つです。
③ 子ども達の成長を間近に感じることができる。
そして指導者として嬉しいことの中で外せないのがこの「子ども達の成長を間近で感じることができる」ということです。
これには2つあります。
1つは、「ハンドボール選手」として。2つ目は「人として」です。
まず最初は「ハンドボール選手」としてです。
試合形式の練習をしていると、「先週はそんなことできなかったのに!!」というプレーが飛び出します。バックパスに、逆足ジャンプ、ダブルクロスに、ユーゴ…子ども達がそれぞれに練習をしたり、偶然にできたものも含めて多くの驚きがあります。
中でも45°やセンターが時折反射的にする「ノールックのポストパス」は本当に驚きます。子ども達に「今の練習してたの?」と聞いても「いや、練習はしていない。」と言います。ですが、普段から「視野を広く」「1番シュート決定率の高い選択肢を選ぶ」…と言っているコーチの指導が子ども達の中に積み重ねられてのプレーだと思います。
1試合、1試合で成長する子ども達を間近で見ることができることは本当に嬉しいです。
そしてもう1つは「人として」です。
あいさつをすることを始め、スポーツをする中で多くの礼儀・マナーを学ばなければいけません。
3・4年生の時には言わないとできなかった子どもたちも5・6年生になると自分からするようになり、そして下級生に指示をしたり、声をかけたりするようになります。
これは、チームを引っ張る上級生としての自覚がこうさせている部分も大きいですが、その要素が人としての成長を促しています。
エンピツのチームの6年生は「準備・片付け」「練習中の声かけ」「練習の意欲」など、どんな時にもチームを引っ張る行動を見せてくれます。
その中には4年生の頃や、5年生の頃には態度が悪くたくさん叱られた子もいます。
そうだった子ども達が成長していく姿には本当に驚きが多いです。
人としての成長する姿、ハンドボーラーとしての成長する姿を見ることができるのは指導者として本当に喜ばしいことです。
まとめ
思い返すと10年以上…卒団生は100人以上。
嫌な思い出はたくさんあります。
そこは包み隠すつもりはありません。
モンスターペアレンツと呼ばれるような
保護者の方に詰め寄られたり、謝りに行ったり、
電話を1時間や2時間したこともあります。
正直このnoteに残すのをためらったものもありますwww
それはまたどこかで…。。。
でも…子ども達の笑顔、勝った時の嬉しそうな顔、負けた時の泣いている顔…
「ハンドボールに出会えてよかった。」という子どもたちの言葉
「将来日本代表に入りたい!」という決意の言葉
「この子の人生の目標ができたみたいです。」という保護者の感謝の言葉
その1つ1つがあるから、今も続けてられているのだと思います。
エンピツや、このnoteを読んで下さっている指導者のあなたが向き合うべきは「子ども達」です。一人ひとりの子ども達です。
確かに、保護者の方の支え合ってのチーム運営であり、子ども達ですが、指導者たるもの、保護者の方へのパフォーマンスありきで指導してはいけません。
本質は子ども達と向き合うことです。
その中で喜びを見つけ、子ども達の成長を嬉しいと感じながらこれからも指導していきたいと思います。
エンピツエッセイも第3章が終わりました。
もしこれからもエンピツエッセイを応援してくださるならば、スキで応援してください。よろしくお願い致します。
エンピツエッセイ…
これからやぞ!
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