見出し画像

私の婚活失敗談 相手のことを全く見れてなかった話

どうも、ばるせろなです。

女性との恋愛では、「どれだけ"世界にたった1人のあなた"のことを考えて振る舞えているか」が重要だと聞きます。

相手への思い遣りを女性はかなり細かく感じ取っていて、どれだけスペックの良い男性でも「この人は私のことを見てないのね」と思ったら、自立心のある女性ほどサッサと見切りをつけて去ってゆきます。

しかしですねえ、恋愛経験の乏しい男ほど、このあたりの機微を感じ取れず、ノウハウに頼って突っ走っちゃうんですよねえ。

というわけで、相手のことを考えられずに突っ走ってしまった、私の過去の苦い経験をお届けします。


「女性と街中を歩く時、男は車道側を歩くべし」

エスコートの基本の基としてよく聞く話である。ただ、問題はいかにして自然な流れで車道側にポジションをとるかだ。

私は思考を重ねた上で、一つの結論を導いた。「そうだ、自分の方がお相手より半歩前を歩いて、コースどりをコントロールすればいいんだ!」

幼少期に熱中したマリオカートから発想したこの方法を私は「マリオカート大作戦」と名付け、早速週末のデートにて実践することにした。

颯爽と車道側を歩く私に、女性の目はたちまちハード型に。うーむ、渋い、渋すぎる。これこそ私が理想とするイケてる男性像である。最強の自分をイメージしながら、私は待ち合わせ場所に向かった。

お茶しながら楽しくおしゃべりをして、お店を出たところで

いざ、作戦決行!

頭の中でファンファーレが鳴り、私は相手より前に出るために歩みを進めた。

ところがである、この時のお相手の女性は身長が高めで、一歩当たりの歩幅が私より大きかった。そのため、同じ速度で歩いていたら追い抜かされそうになる。

「まずい、このままではコースどりをリードできない!」

私はポジションを維持するために歩くスピードを上げた。すると、私が急いでると思ったのか、お相手も歩くスピードを上げる。

そのままお互いにグングンと速度を上げ、最終的に競歩のような速さで駅まで向かう男女1組が出来上がった。お互いに息を切らしながら駅に到着し、その場はお開きとなる。

その後、デートの誘いはやんわりと断られた。(当たり前だ)

実に愚かである。「相手としっかり向き合う」というマインドセットができていれば、お相手が速度を上げだしたところでポジションにこだわるのをやめて、相手の楽なペースで歩く方針に切り替えられたはずだ。

しかも、速度とコースどりにこだわるあまり、駅までの道のりで相手と全然話せていない。相手と仲を深めるのが大事なのに、これでは本末転倒である。

優先順位づけが下手な男はモテない。女性に与えられるはずだったリソースを無駄にすることを意味し、頼り甲斐に直結するからだ。

ここから私は「相手目線で考える」ことを試行錯誤しながら追求してゆくことになる。

それはまた別の機会に書くことにしよう。

いいなと思ったら応援しよう!