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「あなたと仕事がしたい!」:古着屋のチームビルディングにおけるリーダーの役割とは?

こんにちは。スラット是永です。普段は東京、高円寺の古着屋SLATで商品のの仕入れをしております。


本日は、良いチームを作る上でリーダーに求められる役割について書いていきます!

1.古着屋の課題:ノウハウの属人化

古着屋という業界は、特有の「職人気質」が強く、その技術やノウハウが属人的になりやすいのが一つの大きな特徴です。なぜなら古着は、1点もの。商品の体系化が難しく、従業員同士の情報伝達の効率が悪いです。スウェットなのか?フリースなのか?シャツかカットソーか?商品の定義についてもとことんグラデーションで、細かな判断は仕事を担当する当事者でしか行えない場面も多々あるからです。

経験やそこから生まれるノウハウの体系化が難しい。そのため、古着の選び方、品質の判断基準、顧客とのコミュニケーションスキルなど、多くのノウハウは従業員自身が経験を直接通じてのみ習得可能な側面が強い。よってノウハウが属人的になりやすい。人材の流動性が高まると、その技術や知識を継承することが難しくなります。

2. 人材の定着を目指して:なぜ重要なのか?

一つの組織や店舗での技術やノウハウの継承は、人材の定着にキーがあります。特に古着屋のような業界で、技術やノウハウが属人的な性質を持つ場合、人材の流動性が高まると、それらの価値が失われるリスクが高まります。つまり、長期的には組織の競争力やブランド価値の低下を招く恐れがあるのです。

3. リーダーの役割:心からの共感を生むビジョン

心から「この会社と共に仕事をしたい」と感じさせるためには、給与や福利厚生、レクリエーションも大切ですが、それ以上にリーダーの持つビジョンへの共感が求められます。ビジョンとは、どのような社会を実現したいか?という会社の目指すイメージです。リーダーが明確なビジョンを持ち、それを繰り返し伝えることで、メンバーもその方向に向かって進む動機付けができるのです。

「会社の経営には売り上げが必要だから」という後ろ向きなビジョン(とは言えませんが)ではなく、「こうした社会を実現したいのだ!」という前向きで熱量を高め、共感を誘うビジョンが求められます。

4. チームビルディングの核心:共通の経験とストーリーの共有

ビジョンだけでは足りません。それを具体的なアクションやタスクに落とし込むことで、チームとしての一体感を生み出すことができます。日常の仕事の中での小さな成功体験や、トライアル・アンド・エラーを通じて、チームの絆や一体感は深まっていきます。このような経験を共有することで、チームのモチベーションや結束力を高めることができるのです。

今日の売り上げ目標、主に販売したい商品の共有、実際の売れ行きと理想の売れ行きの差分、それを埋める可能性と実際のアクションリストの提示、1日のフィードバックや明日以降のタスクの確認 etc..

こういったものを日々のコミュニケーションの中で共有しあって、達成していくことで信頼関係の構築、ビジョンの共感につながります。

5. 結論:全てはリーダー次第

結局のところ、古着屋のような特有の業界においても、リーダーの役割は非常に重要です。ビジョンの提供、方向性の確立、明確なゴール設定とタスクの提示、そしてメンバーのモチベーションを維持・向上させるためのスキルがリーダーには求められるのです。成功する古着屋は、そのリーダーシップによって、次世代に技術やノウハウを継承していくことができるのです。


以上!本日も最後までお読みいただきありがとうございました!!

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