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📕 異彩を、放て。―「ヘラルボニー」が福祉×アートで世界を変える― 📕
✴︎異彩を、放て。―「ヘラルボニー」が福祉×アートで世界を変える― 松田文登, 松田崇弥 著
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こんにちは。スラット是永です。
僕は普段、東京高円寺の、古着屋slat で古着の仕入れの仕事や在庫管理の仕事をしております。
本日は、最近読んだお勧めの本を紹介したいと思います。
【本のタイトル】
【どんな本?】
"欠落"としての障害を、"異彩"という才能に価値転換する。ソーシャルビジネスに取り組む、双子の起業家が語るスタートアップの軌跡を紹介した本です。
【印象的だった所】
福祉施設を「就労支援施設」と表現するように、障害のある人が社会参画するには、「健常者に近づける」「健常者のようにできる」ことが必要だとされ、福祉施設では、そのための教育や支援体制が敷かれている。
(中略)
一方で、「普通じゃない」事は、それほど"矯正"されなければならないことなのか、と言う疑問も湧く。
知的障害のある人がいなければ、成り立たないビジネスモデルを、「健常者であること」が前提の資本主義社会の中で、成立させる。それこそが「ふつう」を肯定する社会から、「ありのまま」を肯定する社会につながると信じている。
障害は、「障害者」にあるのではない。社会のほうにあるのだ。資本主義社会の仕組みが「健常者であること」が前提のものとなっていて、社会変革やテクノロジーの進化が追いついていないため、やむなく障害が生じてしまっている。「障害者」とひとくくりにすることで、“欠落“している人と言うイメージが再生産されてしまっている。僕らはそこに、一石を投じたかった。
障害は“欠落“ではなく、“違い“だ。
【 感想 】
物事の価値をどう判断するかは、持っている価値基準(価値観)によって変わります。
例えば、
古着の価値は、手にする人の価値観次第で変わります。
ダメージや色褪せ、着丈の短さを、"欠落"ではなく、"魅力"として捉える人もいれば、
単なる欠落や欠陥として捉える人もいます。
そう考えると、商品を販売するという事は、
商品その物の提供と合わせて、
商品を"どう解釈するのかと言う価値観"も提供すべきなのかもしれないと思いました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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