積み減らすという生き方

トレーナー、トレーニングコーチは稼げない?いや、稼ぐ意識が低いだけ…

先日、購入したマガジン。

今回は、その中で取り上げられていた
トピックスで、自分が気になったことに
ついて、少し私見を記載しようと思います。


僕の記事を読んでもらうメリットは??

僕の記事を読んでもらうと、
トレーナー、トレーニングコーチの方も、
お金のこと、そして、報酬を得る、
ということについての見方は変わるはずです。

そして、ただ目の前の専門的仕事だけでなく、
その先に見据えるべきことについて、
考えるきっかけを掴んでもらえると思います。

その後、もっと詳しくお金のことや、
日本とアメリカの現状について知りたいと
思った方は、ぜひ、森部さんの記事も
読んでみて、勉強してみてください!!


お前誰だ!?

自己紹介、遅れました。

多良 耕太郎

と申します。


図2

プロチーム、プロアスリート、学生アスリートを
対象に、トレーニング指導を行っている、
トレーニングコーチです。

指導実績としては、以下のようになります。
沼津学園飛龍高校サッカー部(静岡県)トレーニングサポート(2008‐10)
田方農業高校フェンシング部(静岡県)トレーニングサポート(2009‐10)
沼津商業高校野球部(静岡県)トレーニングサポート(2009‐10)
春日部共栄高校野球部(埼玉県)トレーニングサポート(2011)
矢板中央高校サッカー部(栃木県)トレーニングサポート(2012)
慶応大学ソッカー部(神奈川県)トレーニングサポート (2013)
アルペンスキーワールドカップ帯同トレーニングサポート(2013‐14)
琉球ゴールデンキングス(沖縄県)パフォーマンスコーチ(2015‐現)
興南高校バスケットボール部(沖縄県)トレーニングサポート(2015‐現)
宜野湾高校サッカー部(沖縄県)トレーニングサポート (2015-現)
浦添商業高校野球部(沖縄県)トレーニングサポート(2015-18)

福岡教育大学を卒業後、
筑波大学大学院スポーツ医学研究室
にて修士号を取得。

その後、2年間、静岡県のパーソナル
トレーニングジムで勤務。
2010年から、現在まで、
ドーム アスリートハウスに勤務し、
トレーニング指導を行っています。

今回は、そんな僕が、
上記の森部さんの記事を読んで、
トレーニングコーチ、トレーナー
という職業について、
そして、
お金を稼ぐということについて、
色々と考えさせられました。

そこで感じたことを、
僕自身の視点から記載します。

繰り返しになりますが、
トレーニングコーチ、トレーナーの方
に、僕と同じように考えるきっかけを
与えることができればと思います。

過去の自己紹介記事

トレーナーって稼げる仕事ではない!?


記事の中に、

自分たちの価値を知ってもらうためには、誰にとってのメリットであり、そのメリットとはなにか、ということを認識しなければいけません。

とあります。

このメリット、という思考が
非常に重要だと思います。

人間、メリットがあると思えば、
時間もお金も惜しまず、つぎ込みます。

しかし、メリットがない、もしくは、
メリットがわずかしなかない、と
思えば、動かないと思います。

数年前、それこそ、家族がいなかった
ときは、自分自身のキャリアアップや
スキルアップを考えていました。
というか、そこだけしか、なかったと
思います。

自分自身、会社組織に属していて、
ある程度保障されているという点も
ありましたが、以前ほど、上記の部分に
魅力を感じなくなってきました。

なぜか・・・

キャリアアップや、スキルアップが
自分の未来を保証するものではない


ということを悟ったからです。

どれだけ、トップアスリートや
トップチームのサポート実績があり、
優秀なスキルを身につけていても、
それが、イコール、家族を守ること
にはならないのです。

僕が定義する”家族を守ること”とは
収入はもちろん、時間的拘束、
自分と家族の人生など、
自分のことだけではなく、
家族との幸せな人生を送っていく
ための必須なことであり、心身ともに
満たされていくことで、家族を守る
ということに繋がると考えています。

そのため、
子どもたちの寝顔しかみることのできない
生活はしたくないと考えていますし、
だからといって、妻や子どもに冷や飯を
食わせたいとも思っていません。

だからこそ、自分の能力に見合った収入を
得ることができる職場、仕事を見つける
必要があると思います。

もしくは、自分が仕事を作る側に回る
必要があると思っています。


そして、森部さんの記事でも
問われていたことですが、

あなたは、あなたの仕事を通して、選手だけではなくチーム以外のどれだけの人にインパクトを与え、お金を払ってでも、その環境に身を置きたい、サポートしたいという人を連れてきていますか?どれだけ経済的に収益を上げる形でチームに貢献していますか?

というところは、やはり現場の、特に、
チームで活動するトレーナー、トレーニング
コーチは、認識しておく必要があると思います。


自分の報酬の対価は何か?


選手は、自分のプレーを人々の感動に変え、
その対価として、収入を得ている。
と僕は考えています。

お金を払ってでも観たい選手、
ということですね。


同じように、チームも、
チーム編成、チーム強化、そして、
試合という興行を通じて、
試合会場の空間づくり、試合前から終わって
からも続く、ドキドキの演出・・・など、
人々の感動や欲望を満たした対価として、
収入を得ている、もしくは得る努力を
していると、僕は考えています。

つまり、勝っても、負けても
応援したい、応援したくなるチーム
ということですね。


それでは、トレーニングコーチや
トレーナーが、そういった対価を
どうやって得ることができるか?
ということになるわけです。

僕が考えていることとしては、
① 怪我を増やさないこと
  (可能であれば減らすこと)

② 選手の能力に見合った
  パフォーマンスを、常時
  出せる準備をすること

の大きく2つです。


この①②に関して、
プロ野球がわかりやすいですが、
例えば、年俸4億円の元メジャー投手を
獲得し、その選手がケガのため、
1試合も試合出場できなかった場合、

単純計算で、4億円の赤字です。

もちろん、元メジャー選手ということ
であれば、マーケティング的な目線で
グッズの売上や、露出効果などを考えると
黒字になる可能性もありますが、
プレーして感動を与えた場合の対価と
シンプルに考えてみます。

しかし、この投手が、1年間ローテーションで
10勝はしてくれるはずと考え、4億円の価値を
球団をつけたとして、
その通りに10勝できれば、トントン。
11勝できれば、黒字になるわけです。

となったとき、トレーニングコーチ、
トレーナーがやるべきことは、チームにメリットを
もたらすことができるように、
まずはケガをさせない、ケガを予防することの
できる最善のプランを準備すること。

そして、
この選手の能力であれば、10勝できると判断した
球団のように、10勝できるパフォーマンスを
常時発揮できる最善のプランを準備すること。

さらにうまくいき、
+1勝できるような状態を作り出すという、
プラスアルファの効果を
出せるような準備をすること。

上記の準備を整えるために、
事前に、選手の特性を掴み、ケガのリスクなどの
仮説を立て、それを随時、検証する作業
続けながら、選手と共に、目標値を毎日、
毎週追いかけながら、コンディションを
整えていくことが必要になると考えます。

そして、こういったことを、きちんと
数字で追いかけたり、振り返ったりする
ことができるようにすること、
がもの凄く重要だと思います。

僕もこのことを最近、強く感じますが、
チームに対してフィードバックする
ことももちろんですが、選手本人に
フィードバックする際にも、数字を
見せることができるだけで、
選手の理解も随分変わってきて、
コミュニケーションを図りやすいと
感じています。

しかし、実際は、こうしたことが
できている人は少なく、できる人が
やはり需要が高くなっているように
感じています。

正直、上記は、トレーナーや
トレーニングコーチという職業に
おいては、不可欠な点ではあると
思うので、イメージつきやすいか
と思います。


これらに加えて、専門職としての
知識やスキルを活かして、
試合会場への集客のための知恵を
出したり、
ファンクラブ向けのイベントや
ファンサイトでの情報発信を
積極的に行うなどして、
球団の集客に貢献するということも
一つの関わり方であると思います。

現場で、チームや選手に貢献する
ということは最低限のことであり、
そこから付加価値をいかにつける
ことができるかが重要だと思います。

そんな時間はない!と
現場のトレーナー、トレーニング
コーチの方は仰ると思いますが、
たぶん、僕からするといくらでも
あると思いますし、その時間を
作り、集客に貢献するだけで、
そのまま、それは自分の給料に
跳ね返ってくるものだと思います。

そうやって、
選手、チームのパフォーマンスアップ
というところだけに執着するのではなく、
自分の給料を出してもらっているところ、
つまり、観客動員やグッズ売上などに
繋がるような視点や知恵をもって、
チームに関わることができれば、もっと
もっと自分自身の価値を上げることが
できるはずです。

そして、これは、観客にとっては、
自身の健康に繋がること
ではあるので、
やはり真剣に向き合ってくれる可能性も
十分にあると思います。

と同時に、球団フロントからすると、
あまり持ち合わせていない視点かも
しれません。

ということは、潜在的な顧客の欲求を
満たすものになる得るかもしれないです。
この辺の知恵とアイディアは出してみないと
やってみないとわからないですが、
個人的にはやってみる価値はあるように
思います。


トレーナー、トレーニングコーチにも必要!!
稼ぐ意識

タレントの武井壮さんがある番組で、
物事の価値を生むのは、人が求める数だ
と話されています。​

この考え方は同意見で、
人が求め、価値があるからこそ、
その対価としてお金が支払われる。

のだと思います。

では、僕も含め、トレーナー、
トレーニングコーチの価値とは??


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ここから有料記事

そう考えると、上記してきたように、
所属するチームや、自分が対面で対応できる
人だけを相手にしていても、自分の価値を
上げることはできないですよね。

だとすると、このようなことを主軸に
置きながらも、それ以外で価値を伝える
軸を据えながら、人に求められるような
システムを作っていく必要がある

思うわけです。

そうすることで、武井さんの仰るような、
「人から求められる」ようになり、
その対価として、報酬を受けることができる
のだと思います。


と考えたときに、僕自身、スポーツの世界で
トレーニングコーチとして、10数年活動して
思うことは、圧倒的に稼ぐ意識の少ない方が
多いということ。

特に、チームスポーツでトレーナーや
トレーニングコーチを行ったあとに、
トレーニングジムのようなところで、
収益を上げないといけない。といった場合、
顕著に稼ぐ意識の低さを感じました。

これは、なぜか?

誤解を恐れずに言えば、
チームスポーツでは、特に集客の努力を
しないでも、選手は、基本的に毎日来る。

からだと思っています。

つまり、選手からすれば、
自分の財布からお金を出すわけではないので、
良くも悪くも、「気にしない」のだと
思います。

その結果、トレーナー、トレーニングコーチは
知識やスキルももちろんですが、
一番は、継続してもらうような声掛けや、
流出させてしまわないような工夫
といった、稼ぐ上では不可欠な要素に
対する努力を怠ってしまっているのです。

そういった世界に長年身を置いている方が、
急に、売り上げの話を運営マネージャーから
いわれても、ポカーンです苦笑

しかし、稼いでいくには、上記のことは
最低限行う必要があります。

また、求められる数を増やさない限り、
売上アップは見込めないにも関わらず、
自分の価値を伝え続ける」という努力も
怠ってしまいます。
(自分も、以前はそうでしたが・・・)

じっと待っていても、お客さんは
やってきませんし、売上も上がりません。

こういう単純なエコシステムをちょっと
理解するだけでも、おそらく、仕事への
向き合い方は大きく変わってくるのでは
ないかなと思います。


なぜ、僕は稼ぎたいのか?

散々、言いたいことを記載してきました。
「お前はなんでそんなに稼ぎたいのか?」
と言われるかもしれないですね。

なぜか?

それは、世界を変えたいからです。

それこそ、自分自身も、身体の勉強をし、
一つの目標であったプロスポーツの世界で
働く、プロアスリートのパフォーマンス
アップに貢献する。
ということを実現することができました。

これからも、スポーツは大好きですし、
アスリートのパフォーマンスに貢献したい
とは思っています。

でも、そのアスリートにも、子どものときが
あったんですよね。


野球人気、サッカー人気、バスケ人気アップ
とか、
各競技団体のタレント発掘
とか、
たくさんやっていますが、
子どもの絶対数が減ってきている状況
つまり、少子化という根本的な問題から
改善しない限り、スポーツの未来はないし、
各競技団体がやっていることや、
トレーナー、トレーニングコーチが
必死になって、学んでいることも、
活用することはできない。と、
ここ数年考えるようになりました。


少子化問題
妊活
子育て環境

・・・

それらの問題に目を背けてしまっては
日本の未来もないし、もちろん、日本の
スポーツの未来もない。

こういった問題には、
自治体でも取り組んでいますが、
こういったことに民間でも取り組んでいる
ところはたくさんあります。

だから、自分自身もこの問題に
取り組みたい。

そして、トレーニングコーチという
身体に関する専門職出身にしかできない
高い価値を、必ず提供できるはずと
考えています。

でも、そのためには、資金が必要です。

自分が生きたい未来を創るには、
その可能性を大きくしていくためには、
お金が必要です。

自分のやりたいことの制限を
取り払ってくれる可能性が、お金にはあり、
そのためにも、僕は稼がないといけないと
思っています。


好きなブランドの一つである、
パタゴニアのミッションです。

私たちは、
 故郷である地球を救うためにビジネスを営む


パタゴニアが掲げるミッションのように、
大好きなスポーツやアスリートたちから、
たくさんの感動を受け取りたい、
そして、人々にこれからも与えていってほしい
と思うからこそ、
「少子化/妊活/子育て・・・」などの
課題に、真摯に向き合いたいし、取り組みたい。

そのためにも、トレーニングコーチとして
の仕事を通じ、人々に価値を提供し、
しっかりと稼いでいきたいと思っています。

これが、僕の稼ぎたい理由です。


職業:トレーニングコーチを捨てたい!

岡本太郎が、かつて、
人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。
ぼくは逆に、積み減らすべきだと思う。

という言葉を残されました。

ちょっと都合よく解釈してしまっていますが、
僕が学校を卒業して、10数年間、
プロトレーニングコーチという職業を
続けてきました。

そこで、ある程度、経験も積み、色々な
人と出会いました。

そして、今、40歳を手前にして、
この積み重ねてきたものを少し手放して
みたいと思うようになりました。

手放すというと少し大げさですが、
トレーニングコーチという枠組みに
固執しない生き方を選びたいと思いました。

専門は、トレーニング指導ですが、
今は、少子化、妊活、子育て問題に、
取り組んでいます。

と言えるといいなと。

もちろん、運動やトレーニングという
キーワードは存在し続けると思いますが、
枠組みにとらわれず、自由な発想を
提供しながら、道を拓いていければ
いいなと思っています。


まだまだ、自分の目標のスタートライン
にも立てていないですが、
大きなビジョンを持ち、何が何でも
達成するという気概をもって、
一歩ずつ取り組んでいきたいと思います。

自分の3人の子供たちが、

自分たち夫婦と同じように、結婚し、
子どもを授かりたいと思ったときに、
授かることのできる環境を作り、

そして、不自由さを感じすぎること
なく、楽しんで子育てできるような
社会に少しでも近づけることができれば
いいなと思います。


ぜひ、シェアしてください

僕が森部さんの記事に感化され、自分の考えを
まとめた記事です。

同意する人もいれば、そうでない人も
いるとは思います。

上記したように、一人でも多くの人に
価値として受け取ってもらえると
嬉しい限りです。

最後まで、読んでいただき、
ありがとうございました。


僕が感化された森部さんの記事


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