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自分に合う「振り返り」を見つけるために、「1行書くだけ日記」を1ヶ月実践してみた

書籍「1行書くだけ日記」

伊藤羊一さんの「1行書くだけ日記」を読んで、1ヶ月実践してみました。

この本に惹かれたのは、「はじめに」で、

このフォーマットで続けることで、50代になった今も年を追うごとに成長が加速しているような実感を得て、新しい領域でやりたいことに挑戦し続けています

と書いてあったからでした。

振り返りの回数が、人の成長を決める

年を重ねるにつけ成長が止まるのでは、という怖さがあります。結局のところ、毎日の中にあることを1つひとつを丁寧に拾い、逃げずに振り返りを続け、気づきを得る。その回数が人の成長を決める、ということなのだと思います。

本書の中では、以下のように書いてありました。

・現状に満足していないということは、振り返りの最大のパワーです。成長の糧は、1日24時間分、あらゆる人のまわりに転がっています。家の中にいようが、外にいようが、ゼロということはありません。

・気になるもの、ワクワクするもの、うらやましいと思うこと。その1つひとつを丁寧に拾って、逃げずに振り返りを続ける。そして気づきを得る。その回数が人の成長を決めます

・結局、人の成長を決めるのは、持って生まれた性質ではなく、毎日起こる様々な出来事を題材にして、どれだけたくさんの気づきを得られるか、その回数を重ねていけるかということなのだと思います。

1行日記の実践方法

そして、実践することですが、いたってシンプルです。

[何をしたのか?(What)]
[自分にとってそれはどんな意味がある?(So What?)]
[そうか!(Aha!)]
[やってみよう(Action)]

この4つを行います。「1行書く」とは、[何をしたのか?(What)]に該当するのですが、毎日、その日に起こったことを書く、ということです。

ただ、これで終わらず、「自分にとってそれはどんな意味がある?」「そうか!」「やってみよう」まで書きます。結果的には数行になるのですが、最初の1行を書くと、フォーマットにしたがって振り返りながら流れるように出てくるようになります。

1行日記は手書きでもPCでも、どちらでもよいようです。本の中ではDay Oneというアプリが紹介されていました。

自分の場合は、使い慣れているEvernoteを使って書いています。毎日noteをつくると多くなりすぎるので、1ヶ月単位でnoteをつくるのが、今のところちょうどよさそうです。タイトルは、「2021年4月 1行書くだけ日記」のようにしています。

1行日記を1ヶ月実践してみて思ったこと

いろいろなことを試してきたのですが、1行日記のやり方は、負担がかかるわけでもないので無理なく続けることができています。[So What?] [Aha!] [Action]というフォーマットも、自分がやりたいことにあっているのだと思います。

まだまだ毎日、質を高くして振り返りができているわけではありませんが、よい振り返りができたと思うのは、自分の思考が自分の枠組みに囚われていたことに気がつき、それを越える選択肢があることに気がつくこと、です。

人に見せるものではないので、自分の考えや感情に素直に向き合えるとよりよいものになるような気がします。まだ1ヶ月なので、成長が加速している実感までは得ていないのですが、もし継続できたら、いつかまた1行日記について書いてみようかと思います。

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