【成功法則1】5年後からの逆算で物事を考える

売上の上がらない「社長さん」は、カリスマコンサルと呼ばれている「先生」を訪ね、数々の起業家を繁栄へと導いてきた『成功法則』、その真意を学び始めました。
(マインドセット編:成功法則1~50、ビジネス実践編:成功法則51~100)


先生:では始めていきます。【5年後からの逆算で物事を考える】というマインドセットに入っていきたいと思います。よろしくお願いします。

社長さん:よろしくお願いします。

先生:ビジネスを始めるときに、まずは、全部逆算で考えるんですよ、全てを。

社長さん:はい、そうなんですか。

先生:僕が考えているのは、先ずは、「5年後の自分」と「1年後の自分」と「今現在」。僕がコンサルをするときに、まずはそれを聞いているんですよ。それで、僕の場合は、5年後に何がやりたいかって言うときに、まず、海外でビジネスをやりたい、オーナービジネスをやりたいっていうのを決めたんです。

社長さん:なるほど。

先生:それで、まず1年後ですよね。そのためには、何をやるのかを、1年後の目標設定にしたんです。

社長さん:はい。

先生:あとは、現在ですよね。現在、じゃあ、何をするのかっていうのを決めたんですよ。それで、5年後は、海外でオーナービジネスをするということは、海外に行かなくちゃいけないわけですよね。

社長さん:はい、そうですね。

先生:それで、海外に行くってことは、海外に行ける環境を、今から構築しておかなくちゃいけないんですよ。だから、僕の場合は、5年後までに海外でオーナービジネスをするために、それまでに、海外に進出してなくちゃいけないんですよ。海外に住むとか、ビジネスを海外に持っていくだとか、そういうことを考えたんですけど。あと、例えば、子供のこと。身近なところで言えば、子供が海外に行ったときに言葉に困っちゃうじゃないですか。

社長さん:はい、困りますよね。

先生:そうすると、可哀想ですよね。

社長さん:ええ。

先生:なので、独立したときに、すぐに子供をインターナショナルスクールに入れたんですよ。

社長さん:へえー。そうなんですか。

先生:日本のインターナショナルスクールに。

社長さん:もう、海外に行くための。そのためにですか。

先生:そうです、そうです。結構、インターナショナルスクールって、学費が高いんですけど、それはもう5年後に行くって決めたので、まだ、子供が1歳半で、日本語も喋れなかったときなんですけど、長男が。

社長さん:へえー。それでも入れたんですか。

先生:入れたんですよ。だから、そういうものが、どんどんどんどん、決まってくるじゃないですか。例えばここで、そんな独立したてでお金が無いよとか、皆、思うんですけど。

社長さん:はい、そう思いますよね。

先生:そう考えたらいけないんですよ。それは、もう目標に対する「経費」なんです。必要経費と考えるんです。なければ、稼げばいいだけじゃないですか。

社長さん:そうですね、はい。

先生:それで、これは少し話がそれちゃうんですけど。起業してうまく行く人と、うまくいかない人って、何が違うかと言うと、まず一つ目は、結婚している人と、結婚してない人がいるんですよ。

社長さん:はい。

先生:実は、統計として出ているのが、結婚している人の方が、独立起業は、上手くいきやすいんですよ。

社長さん:へえー、それってなんかうれしいですね。私は結婚して、今ちょうど、1歳半の娘がいるんです。

先生:そうなんですか。

社長さん:はい、でも、生活があるので、稼がないといけないって感じで。どうしようかなってところが、今の正直なとこです。結婚しているので。

先生:その、守るべき人がいると、要は、自分以上のパワーが出るんですよ。その人のために。例えば、これが一人だったら、ああもう、明日でもいいかな、最悪はバイトでもやればいいかなって、そういう風に逃げがでちゃうんですよね。例えば、自分だったらコンビニ弁当でも我慢できるじゃないですか。お金がなかったら、昼とか朝御飯とかがなくても、まだ我慢できるじゃないですか。

社長さん:ええ、なんとか。

先生:でも、例えばこれが、子供がいたりしたら、お昼ご飯食べさせないとか、2、3日食べさせないってことは、できないですよね。

社長さん:はい、そんなことできません。

先生:絶対に、子供のためには、美味しいもの食べさせたいと思いますよね。

社長さん:はい、思います。

先生:なので、こういうふうに自分以外に守る人がいると、すごいパワーが出るんですよ。

社長さん:そうですね、はい。生活の最低限これだけは稼がないといけないっていう、数字がありますから、はい。

先生:それで、僕は、まずは、子供を学校に入れたんです。それで、1年後、僕はどういう風にやっていたかって言うと、海外に行くってことは、例えば、今、コンサルをやっているじゃないですか。

社長さん:はい。

先生:そのときに会社に拘束される。例えば、相手のクライアント先に行って、サービスを提供するってことは、体が拘束されるじゃないですか。

社長さん:はい。

先生:そうすると、海外に行けないんですよ。なので、出来るだけそれをオンライン上で出来ないかっていうので、ビジネスを考えたんです。

社長さん:なるほど。

先生:要は、海外に行くっていうのを先に決めちゃえば、今のビジネスモデルをどういう風に組み立ていかなくちゃいけないかっていうのが、決まりますよね。

社長さん:はい。

先生:例えば、海外っていう選択肢がなかったら、クライアント先に行く、そこでアドバイスするって方向性に、変わっていたかもしれないんですよね。

社長さん:ええ。

先生:ただ、これが、5年後こんなビジネスを海外でやるって、1年後はっていう風に決めたので、僕は当初ですね、36歳の時に独立して、40とか41歳ぐらいまでには、海外に行きたいと思っていたんですよ。

社長さん:そうですか。

先生:それがもう、38歳の時には海外に行って生活していたので。

社長さん:早いですね、5年後。それは、すごいですね。

先生:これはほんとに、全部逆算で考えたから、このスピードで、行けただけなんですよ。

社長さん:へえー、なるほど。

先生:なので、1年ちょっと、1年3ヶ月ぐらいだったと思うんですよね。1年3か月で、もう、海外生活を始めていました。

社長さん:すごいですね。

先生:これも全部、逆算で考えたから、そういう風に進んでいったんですけど。なので、その時も、クライアント先には、アドバイスには行かないとか、全部、オンライン上でできるとか、もしくはですね、これは今後の話に繋がってくるんですけど、営業行為っていうか、種まき行為っていうのを止めたら、ほんとうにビジネスが止まっちゃうので、そういうのを、オンライン化してやっているんですよ。そういう感じで、先ずは、5年後を自分で決めるんです。社長さんは、もうどんなことがあるかって決まっていますか?5年後の自分って、想像出来ていますか?

社長さん:ええと、はい。

先生:ポイントは、5年後なので、イメージがつかないじゃないですか、5年も先なので。

社長さん:はい、イメージがつきにくいです。

先生:なので、目標じゃなくていいので、もう願望でいいです。出来るとか出来ないは、もう、一切合切忘れて、5年後の願望、それを逆算していって、1年後だったら、出来るだけ、その、ちょっと背伸びしたら頑張れるかなっていうところに目標をおくのが、ポイントなんですけど。

社長さん:なるほど。

先生:なので、5年後、1年後を先ず決めるのは、すごく重要ですね。それで、そのために、その1年を達成するために、じゃあ今は、何をやらなくちゃいけないのかっていう、考え方をするんですよ。

社長さん:はい。

先生:社長さんの5年後って、何か教えてもらっていいですか?

社長さん:5年後は、ちょうど自分の中の、それこそ夢みたいな事なんですけど、5年後の夢は、東京、名古屋、大阪とか主要都市に、自分の今考えているビジネスを、フランチャイズみたいな感じで展開して、自分がオーナーになって、新しい福祉って言うか、そういう介護業界のあり方を変えてくような、事業展開ができたらなって、なんていうか漠然とした、本当に夢なんですけど。そういったことを今は考えています。

先生:それが、5年後ですね。

社長さん:はい、そうです。

先生:うーん。じゃあ、それを実現するための第一歩となる、1年後までには何をするっていうイメージは、ありますか?

社長さん:1年後、まず、東京でビジネスの構築をして、月収100万円ぐらいの売り上げは、継続して上がるようにしたいです。

先生:なるほど。

社長さん:ちゃんとお客さんが取れて、サービスが提供できて、その体制ができているっていう所までを、したいと考えています。

先生:今は、名古屋でしたっけ?

社長さん:はい、名古屋です。

先生:名古屋からスタートではなくて、東京っていうのは、何か意味があるんですか?

社長さん:東京でやろうと思うのは、やっぱり、市場が、名古屋より東京の方が大きいというのと、人口が多いので。

先生:なるほど。

社長さん:やっぱりそれだったら、名古屋からと思うかもしれないですけど、東京で形を作っていきたいなっていうところが、はい。一応、それこそ5年後の全国に広げるために、まあ名古屋でもやるんですけど、東京を中心にという感じです。全国展開するために、東京もおさえておきたいということで、東京でビジネスが出来るようにしたいなと思っています。

先生:それが、1年後ですよね。

社長さん:はい。

先生:じゃあ、1 年後の夢は、東京でビジネスを作って、それで、月収ですか?月商ですか?100万円っていうのは。

社長さん:利益が100万円ですね。

先生:要は、月商っていうのは、会社の売上げですよね。

社長さん:はい。

先生:月収っていうのは、自分のその収入ですよね。

社長さん:ああ、そうしたら収入ですね、収入が、100万円まで行けるように、売上げは。

先生:売上げは、もっと売り上げなくちゃいけないですよね。

社長さん:はい。やっぱり利益として100万円ぐらい、ちゃんと上がるようにしていきたいです、はい。

先生:そういうことですね、わかりました。では、そのための第一歩というか、今月とか来月にするべきことっていうのを、こういった形で決めてくんですよ。先ほど、5年後を決めたじゃないですか。

社長さん:はい。

先生:そのために、1年後がありますっていうふうに決めていったんですよ。それを達成するために、じゃあ今月とか来月は、何をしなくちゃいけないんだっていう考え方なんです。それで、これは起業したばかりだと、まだボヤッとでもいいんですよ。

社長さん:そうですか。

先生:ボヤッっとでいいので、書いておくといいんですよね、どこかに。それで、ボヤッとでいいんですけど、それがあるかないかで、方向性が全然違ってくるんですよ。

社長さん:なるほど。

先生:例えば、飛行機に乗って、アメリカに行くのか、ヨーロッパに行くのかによって、全然行き先が変わるわけじゃないですか。なので、初めの5年後っていうのは、アメリカに行こうぐらいのボヤッっとでもいいんですよ。

社長さん:はい。

先生:それで、その1年後っていうのは、じゃあ、ニューヨークに行こうとか、ロスに行こうっていうのを、決めていくだけなんですよ。

社長さん:具体的にですね。

先生:そうです、具体的にどこの都市に行こうって。それで、今月とか来月は、じゃあ、チケットを取ってとか、現地調査をしてとか、旅行雑誌を買ってとか、まあ、そういうのが決まってくるじゃないですか。

社長さん:はい。

先生:なので、こういうおぼろげでもいいので、まずは、5年後と1年後を決めておとくと、どっちに自分が方向性を向いてっていいのかが決まってきます。そうすると、何をすればいいのかが、具体的に見えてきますね。先ず、これが、一つ目のマインドセットになります。

社長さん:はい、ちゃんと紙に書いてブレないように、自分の目指す方向と、5年後、1年後、まずは紙に書いてみます。

先生:あとですね、ここからがポイントなんですけど、

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