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#11 守りたい夏

子どもたちにとって、
「夏」は楽しみなもので
あってほしい。

三ツ矢サイダーの守りたい夏企画。Twitterでハッシュタグをつけて、夏の景色を投稿。サイトに登録された写真はフリー素材として利用されるとのこと。不思議な企画だなと思いつつ、自分の守りたい夏について考えてみました。


フェイク夏

漠然とした夏のイメージ。夏、別に海もいかなければ、かき氷も食べない。あくまで少数派の僕の話です。でも、不思議と暑くなると夏の連想ゲームが自分の中で始まるんです。

夏はスイカ食べて、プール行って、ラムネ飲んで.......。テンプレートな夏ですが、日本人としての共通認識だと思います。

#守りたい夏  で検索してみてください。思った通りの夏の情景にきっとエモーショナルな気分になると思います。

こんな感覚を普通に持っている。今まで生きてきた中で自然にインプットされた夏のイメージが僕をそうさせるのだと思います。


当たり前を守る

そんな、僕にとってほとんど存在しない夏を何故だか守りたいと思ってしまう。不思議ですね。いかに環境に影響されるかってことを見にしみました。

何気なく生活してますが、先生や親、兄弟、友人の発言ひとつひとつにもきっと影響されてるんだと思います。

睡眠学習じゃないですが、無意識に垂れ流された情報や言葉が勝手にインプットされてしまう。反強制インプットが発生しています。

夏に責任はないですが。僕はこんなにキラキラした夏を送った記憶はないんです。それでも夏を守りたいと思ってしまう。どこかに理想の夏があって、それが失われているという事実に信憑性を感じてしまうんです。

夏のイメージが失われつつある。この先、もしかした、100年後の子供たちは当たり前の夏を知らないかもしれない。経験してないのに、7月になると不思議と心が浮つく夏の前触れ。あの感じを経験できないなんて、可哀想にも程がある。

かと言って、投稿できるような夏の写真はないです。ただ静かにありがたい夏の景色にいいねしていくことで、守りたいと思いました。

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