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ことの発端/ profile

22歳の時
大学の作業療法学科を
3年生で中退して
しばらくフラフラしていた。

それから虚しくなって
「人と本当に関わり合いたい」
そう感じて思いついたのが
知的障がい者の通所施設で
働くことだった。

それが
"障がいのある彼ら"と
出会い始めた最初。

それからの仕事は
とてもハードであったように思う。
まいにち全力疾走したみたいに
クタクタになってよく眠った。

思い切り
泣いたり笑ったり考えたり
話し合ったりした。
私のメーターは
毎日
あらゆる方向に振り切っていた。

そうやって
生きてる感満載の時間を
彼らと
1人1人の人間として一緒にいたこと
忘れていないし
会わなくても
みんなのことが今でも好きだ。

それから5年ほどで離職。
"アフリカのカルチャー"という
人生で最も衝撃的な存在が
私のところにやってきて
次の10年間は
ギュッとその一点に向けて
持っていかれた。

そんなふうに
"彼ら"とすっかり離れていた私の前に
コロナ禍で昨年現れたのが
近くに住む自閉症の青年。

彼が
「かわいい人」
https://note.com/kookumi/n/n7b57e3ed4b4a

「翼」
https://note.com/kookumi/n/n32dcfec34c93
だ。

彼に会うのはいつも楽しかった。
ほんの短い時間ではあるけれども。
それで決めた。
新しい形で
また彼らと過ごしてみることに。

今は
やっと音楽やダンスの活動ベースが
自分なりにできてきて
"もう大丈夫だよ"という顔をして
私の日常の中にいる。

「風になれ」
https://note.com/kookumi/n/n20866c0fba59
「続・風になれ」
https://note.com/kookumi/n/n2dcec25e56eb 

お陰で
そちらをコツコツと育てながらも
新しく"彼ら"と関わることにも
しっかりエネルギーを注げるような
次のスタートを切れた。

どちらも
自分の延長線上にちゃんと
バラバラにならないで
当たり前のような感じで
私の前にある。
これが
始まりから今までの話。
今の私についての話。










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