初めての北海道2日目・釧路湿原の西側を攻める・本編である続き・ヒグマの恐怖!
以下の続きだよ。
撮った写真、どんどん行くわ。もちろん、超抜粋だけど。
歩きはじめていきなりフン発見。
ビジネスセンター出てすぐのところなのですぐ引き返し、おたずねしてみると、こういう犬のフンみたいなのはキツネかタヌキのでしょうということだった。
このあと、いくつも同じようなのを見ることになるとはこのときは予想だにしなかった。
うーん、湿地だ。ミズバショウであるとあとで知る。どうしてもうちのまわりの感覚で、あ、カラーのちっちゃいやつだ!と思ってしまった💦
湿原なのでトンボを期待していたが、気温が低いのであきらめてた。しかし、いきなりご遺体がファーストコンタクトとは。
まだ歩き始めだったので、のちに知るが、木道まわりの湿地帯の木々は、ハンノキだらけでハンノキハムシだらけだった。
時期が来ればミドリシジミがたくさん見られるのではないだろうか。もっとも根元が水なので、蛹になれないような気もするが。
美しいガガンボ。
セイヨウタンポポだった。
このあとの案内板に見られるトンボとしてシオカラトンボは書いてあるがシオヤトンボが書いてないのが不満だった。これは気温的にもシオヤトンボでしょ。
このシダもところにより、まあ、この近辺だが、ぐんぐん伸びて生えてた。
あ、これだ。
昆虫についてはこれだけだったな。
ミツガシワ、ほぼ花は終了。
スズメか?ジョウビタキか?いや違う、初めて見る鳥だ。ノビタキだ(ありがとうグーグルレンズ)
バリアフリー木道の終わり。これより右は誰も行く人おらず、ここからは完全に一人になった。展望テラスまで来ても、みんな引き返しちゃうんだよね。
ちなみに、上の案内板で、最初の分岐点でほとんどの人が左側に行くところ、私は極少数派で右から行った。
なので、多くの人とすれ違い、片っ端から「こんにちは」とあいさつをしていった。
あいさつは防犯の基本だと成瀬あかりも言っている。
身に染みた。このあと、一人になることは想定内で、もしもヒグマの被害にでもあったり、ホテルに帰ることなかったりした時、私の目撃情報がこれらの人に残るのではないかという期待をした。
あいさつは先手必勝とも会社の研修でも習った。いや、勝たんでもいいのだが。ちなみに、老夫婦のおじいさんにだけ一度負けた。
うちの近くのB公園でも普通にいるハンノキハムシだが、なぜかこだわって撮っていて(その割にはいい感じに撮れず)。
とそのとき11時20分。前の記事にも書いたが、じゅるるるぅとエナガの鳴き声。もしや憧れのシマエナガ?と心躍り、記録を残して置くべく、ツイート…できない!え、電波が届かない!?
11時20分を心に刻んださ。遠くからカッコウの鳴き声もかすかに聞こえてきた。
そのちょっと前から気になっていた。
ときどき、臭うんですよ。
獣のにおいが。
風に乗って漂ってくる。誰もかれも「臭いね」とは言わないのが不思議だった。言っているのかもしれないけど、でも、気づいている様子は少なくともまわりの様子では見受けられなかった。
確かにほんのりしたものではあったけど。
案内図で1100mと書いてあるあたりだろうか、もう少し先だろうか、後ろの方(案内図で上のほう)でカッコウが2羽飛んできて、鳴いていた。
カッコウはうちの近くに来ることもあるし、なんなら鳴いているところを動画で撮ったこともある。
しかし、2羽鳴いているのは初めてだ。
撮れたぜ。
300mmレンズ(35mm判換算600mm)でのファーストショット。
そのあといくつか撮って、一番まともなもののトリミングが以下。
以下は、惜しいで賞?
これ、実際にはかなり距離ありますからね。肉眼だと、ん?かなり向こうにハトが止まった?くらいの感じ。
でですね、これ撮っているとき、途中から野犬の鳴き声のようなものも聞こえたんですよ。ただ、犬ではなくて、何か鳥なのか。2羽のカッコウが追われているような感じがした。
犬は木に登れないから、カッコウが犬に追われているわけはないんだけど、ビジターセンター内で見た目撃情報で心理的にはビビってるわけですよ。
とにかくちょっと怖かった。
カッコウを撮った場所、撮った方向。ただし8mm(35mm判換算16mm)なので、実際よりはかなり遠くに見える。
以下は同じ位置でたぶん上の画面の左側。35mm判換算50mmで撮ってるので肉眼で見える感じと近い。
これから進む方向。同50mm。
ちなみに同16mmだとこんな感じ。
鬱蒼としたところに突っ込んでいく感じ、わかるかな。
案内図を再掲。
「ここから釧路市湿原展望台まで約3.5Km」の右からすぐが下がぬかるんでいて、このワークマンの靴で来てやはり正解だと確信した。
2900円かと思っていたが、1900円だったんだ…安っ!
でも、ほんとに抜かるんでるところはここだけで、4,5歩で切り抜けられた。
右側は上り斜面になっていて、これまでとは雰囲気が打って変る。
いきなり蛾が2種、目に飛び込み、テンション上がる。やっぱりねえ。環境が変われば生物も変わる。
画像記録によると、その約4分後だった。
え?なに?なにかいる!
恐怖に好奇心が打ち勝つ瞬間。
キタキツネだ!
ふさふさのしっぽがふわっと浮き上がって沈んだところが目に入り、え?なに?となったのだった。
キツネやタヌキが化けて出るの意味が分かった気がした。
思わぬところで思わぬものが見えたら、その人の心の中にある何かが引っ張られて、実際にない何かを見たことになるのだろう。
会いたいけど会えなくなった人の幻影をそこに読み込む人がいてもなにも不思議なことはない。
大好きな人だと思って向こうが振り返ったら、キツネで騙されたと思って恨めしい気持ちになるに違いない。
タヌキだとどこか 愛嬌があるが、キツネだと どこか冷たい感じがするに違いない。
恐るおそる、キツネがいたあたりまで進んでいくが、もうまるで気配もなく、においもなく、いつの間にか通り過ぎてしまったか。
このあとついにキツネを見ることはなかった(子ギツネ2頭を見たという夫婦には出会った)。
でっかいキノコ。
グーグルレンズだとヌメリスギタケ、もしくはヌメリスギタケモドキがヒットするな。
ん?
ん?
このフン、今まで見たのと違い、でかいんですけど。
ヒグマの?
もうその前から、何度も何度も何度も獣のにおいが漂ってんだよ。
ヘビイチゴ?の花。よく写っている葉はシロツメクサだ。こんなところに!?セイヨウタンポポ同様、外来種ですけど。
でかいんですけど!
300mmレンズで写しているので、必要以上にデカく見えるのも確かですけど!大型の哺乳類のフンであることも確かなんですけど!
クマじゃないの?クマじゃないの?クマじゃないの?
鹿のフンって、奈良のシカは全然違うけど。
北海道のシカ(エゾシカ)だとこれはありなのか?
いやクマじゃないの?ヒグマじゃないの?マジ怖いんですけど、マジ怖いんですけど。引き返すのも怖いんですけど。そもそももう真ん中らへんじゃ?
電波届かないんですけど。一人なんですけど。
登山ポストみたいなのなかったと思うんですけど。
もうこのあとは恐怖との闘い。
昆活どころじゃなくなった。
記録を見るとこのあと12分間1枚も写真を撮っていない。
ひたすら周囲を警戒して歩いた。ときには後ろも振り返り。
なにか物音するたび立ち止まり。どうも自分の服やなにかが擦れている音のようだけど。
一度だけ、左の方から、バキッと小枝が折れる音がした。
マジ怖いんですけど。
以前山で何度もバキバキ小枝が折れる音がしたときは、カモシカだった。
今回は1回だけ。むこうもしまった!と思ったかもしれない。
ならいいんだけど。
いやむしろ、ヒグマ以外は見たいんだけど。いや、実はヒグマも見たいんだけど。襲われなければそれでいい。虫がよすぎるか。
遠くに人が見えた!
助かった。
あれ、向こうに行っちゃうのかな。双眼鏡で確認、いや、こっちを向いている。そして、撮った。
300mmレンズで撮っているからそれほどにも見えないけど、実際はこれでもかなりの距離がありますよ。
つづく予定。
もう2日前のことになってしまった。このあと、釧路湿原展望台へ編がまだある。ここまでの経緯からのサテライト展望台が最高だった。天気もそこからよくなったしね。
そして昨日の釧路湿原、東側、細岡展望台編も。
今日の予定はレンタルサイクルで帯広市街の緑が多いところをめぐってみる。自衛隊の基地もあるんだね。
今日はヒグマ大丈夫だろうと思うものの、おびひろ観光マップの一番西側、もりの山ってところあるから、そこに行くともしや…?うーん、楽しみ。いや、ヒグマじゃなく。
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