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企業のリアルな物語【No.51(No.1358)】『格差社会で生き残るための差別化と価格設定』

『日本の伝統的な産業を守りたいと思って、新しい技術に挑戦しています』
という店長が話をされるお店に入りました。そして、デニム生地に京友禅を施した鞄を購入しました。

日本のデニム産地は広島県や岡山県です。そこで織った生地を、一旦柄の部分だけ染色を落とし、着物に使う京都の友禅技術で柄を描いていくという説明を店長さんからお聞きしました。

一方、駅ナカのUNIQLOで、中央にディスプレイされているのは、レザータッチの鞄でした。非常に手頃な価格で量産し、多くのお客さんに買ってもらうビジネスですが、その価格比は1対10になります。

古くからの技術をコラボレーションさせることで、新しい価値を作り、価格に価値を乗せて売ることができます。技術的には非常に面倒な作業と、複雑な工程となるので、資本のある企業が参入できない参入障壁をしっかり作ってあるビジネスモデルになっています。

あとは、
『知ってもらうため』
に、SNSやブログ、観光雑誌などで、
『こだわりの発信』
をしています。SNSには、ファンになった人々の次の購買コメントが溢れていました。

売れるものではなく、売りたいものを売る
というのが、小規模事業者の理想の価値作りと価格設定と言われます。更には、観光地という市場の有利性も使いながら、お客を絞って情報発信をし、価値をファン作りに変換するマーケティングのお手本になる事業でした。

あなたは、どのようなお客さまに、どんな価値を提供し、お金を作っていますか?
ものづくりも、サービス提供も、規模は違ってもやるべきことは同じです。

一方では、ある古い商店街を通ると、
「閉店のお知らせ」
という、事業消滅の張り紙がされている店舗も多く見かけるようになってきました。

『世界は確実に変わっています。そして元には戻らないようです。。』

連休での旅行は、観光地における地域格差と価格格差を目の当たりにしました。是非、あなたの価値と価格、マーケティング方法を再確認して、想定するお客さまに自分たちの情報が正しく伝わっているか、適正価格を含めて確認してみてください。
どんな分野、事業でも同じです。

未来の子どもたちのために、どんな企業も生き残ることを応援しています☝️💫
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『人作りによる企業文化の改革』
『コーチングによる企業価値見つけ』
を、企業と伴走しながら、一緒に変化を楽しんでサポートさせていただくのがお仕事です。

部活動、クラブチームでは、危機的日本で生き抜くため『考える子どもたち』を作るサポートをしています。

ジャイロ総合コンサルティング
研修アドバイザー
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