🍙夏休みの越えかた🍙米栗カレンダ■07/27
■7月20日
この日、晴れて夏休みに突入した4歳児は、朝から順調に自堕落の道を歩み始めた。
幼稚園がある時は6時半に起きていたのに、今朝は8時起き。
必ず着替えてから食卓についていたのに、パジャマのまま食べはじめる。
挙句の果てに、パジャマのまま出かけようとして、さすがに親は喝をいれることに。。でもふと思ったのだけれど、『規則正しい生活』より、緩めると締めるの両方を行き来したほうが人間の体って調子が整うんじゃないかな〜ということ。
子どもを見ていると、『規則正しくない』ほうが、自然の摂理にかなって元気になっている気がするのだ。
■7月某日
夏休みとは言え、猛暑日の日中にうかうか出かけられない。某ウィルスのおかげで屋内施設にもなかなか行けない…(涙)。
そんなわけで家庭内遊びを充実させなければ!(↓ただひたすらドライアイスの煙で遊ぶだけの図。充実はしてない…とほほ)
思い立って、無印良品の【おえかきじゃばら紙】なるものを買ってみた。
これはじゃばら式に長〜くつながった画用紙で、ジャバラの折り目にミシン目がついていて、好きなところで切り取ることができる。これでうちの子にロードマップ(空想上の)を作らせてやろう!と思ったのである。
結果的には、線路と道路が入り乱れるほど長い街をつくり、そこに彼の好きなトミカのミニカーを走らせる…という遊び方ができた。
が、その遊びだって1時間ももつわけじゃない。すぐに飽きるのだ。がしかし、それを保存しておくと、2,3日してまた取り出して、描き足して…ということを繰り返したりする。これって、けっこう大事なことな気がする。研究とか、創作とかも、この『作る→放置→修正→完成』の流れだから。放置って、完成のためには大事な時間…だとひそかに思っている。
■7月24日
そうだ、いい場所がある!「涼しいし、混んでなさそうな鍾乳洞に行こう!」とドライブを始めたものの、「やっぱり洞窟が怖い、いやだ」と4歳が言い出したので、「じゃあ湖の大きな橋を渡りに行こう」としたら、途中でまた4歳が「ケーブルカーに乗りたい」と言い出し・・・
結果、御岳山に行った。
念願のケーブルカーで中腹(?)まで上り、そこから御岳神社の本殿まで歩いた。しかし上り坂、上り坂、そして階段また階段。。。ハハはヨレヨレ、が4歳は登りきった!
この神社は白い狼が古の大王を導いたという物語を持っているだけに、狼の像が雄々しく立っていた。その境内で、4歳は仰向けでジタバタ苦しんでいる虫を見つけて助けてあげた。虫はホッとした様子で羽ばたき、飛んでいく。。。かと思いきや。。。
4歳の前にぶ〜んと戻ってきて、それから、(こっちだよ)と教えるように、本殿の裏に案内してくれた。虫を追いかけていくと、そこには奥の院の遥拝所が!そこで虫は何処ともなく消えていった。虫のおかげで、いい立ち姿の奥の院を眺めることができたなんて、これって虫の恩返し?
■7月25日
人数制限があるからと、予約して行った多摩動物園。
子どもは喜ぶだろう…と思いきや、4歳は前日からの寝不足でテンション低め。
そして動物たちも暑さゆえに、テンションガタ落ち…
暑すぎて水の中にしかいないバク、水浴びしっぱなしのサイ、泥の中にうずくまるシフゾウ(野生では絶滅しちゃったらしい)、意外と元気そうなキリン、にぎやかなフラミンゴ、砂浴びをしつつも機嫌が悪そうなゾウ、全員ごろ寝のカンガルー、そしてひたすらダルそうなライオンたち。
それにしてもユキヒョウ!君にはこの夏はきついだろう…!
4歳が一番嬉しそうだったのは、今一番すきなピーターラビットと同じ、イギリスのうさぎに会えた時だった。…うさぎなら、多摩動物園じゃなくてもよかったんじゃ?という気もしつつ帰路についた親だったのでした。
なんとか、この夏を乗り切りましょう!
取材、執筆のためにつかわせていただきます。