見出し画像

16歳のへべれけ日記⑦

平成18年7月13日の日記

宮沢賢治の詩集が当時大好きで、いつもカバンに入れて持ち歩いていた。その中から日記にわざわざマッキーの黒ペンで書いたこの一節には、たしかに特別な思い入れがある。

少しわかりにくいが、原文をそのまま載せようと思います。


北ニケンカヤソショウガアレバ

ツマラナイカラヤメロトイヒ

ヒデリノトキハナミタヲナガシ

サムサノナツハオロオロアルキ

ミンナニデクノボートヨバレ

ホメラレモセズ

クニモサレズ

サウイフモノ二

ワタシハナリタイ

きっと当時の自分も、なぜ宮沢賢治がこれを書いたのかな、とよくわからなかったと思う。

そして18年後の今。

今も尚わからない。
わからないけれど、そういう心の方向性に自分が歩いてきたらしいということは、わかる。

それ以上は、何もわからない。

だけど、もしかしたら次の10年は、何か分かるかも知れない。

そう思うと、まだまだ道半ばなのだと、終わったような、何かを成し遂げたような気になるなと、自分に言い聞かせながら、涙を流し、オロオロ歩き、褒められもしないそういう方向に歩いて行こう。

そこから得られるものが、きっとあると思うし、真剣に取り組む程誹謗中傷も多い。

一人では進んでいけない領域だからこそ、仲間とともに進んでいこう。

まだまだ、発展途上なのだから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?