貯金するために貯金を取り崩す

わたしには返済しなければならない多額の奨学金がある。ひとり親であったことから高校生の時から奨学金を借りて学校に通っていた。大学では3つの奨学金を借りていた。おかげで無事大学も卒業でき、就職したわけだが、この金額をこれから返していかなければならないと考えると、とても荷が重い。

そこで、社会人一年目から月に貯める額を決めて貯金をしてきた。ただ、実家暮らしではあるものの、実家への生活費、ガソリン代、月々の奨学金の返済など出ていくお金も多く、貯金をするためのお金が足りなくなってきた。そこで保険料などの支払いをしている銀行口座から少額取り崩して貯金を続けた。

わたしが持っている口座は、給料を入れて生活費を払うための口座、将来のために毎月貯金をしている口座、保険料を払うための口座の3つがある。保険料を払うための口座には、これまでにもらったお年玉やお小遣いを祖母が貯めてきてくれたお金が入っている。そのお金を取り崩したのだ。

3月末までの目標金額を貯金するためにはそうしないとお金が足りなかった。ただ、月の貯金額がわたしの給料に見合っていない。それに気づいたのは、最近、生活費のためのお金が足りなくなり、クレジットカードの支払いも危うい時があったためだ。

目標を達成することはできずとも、とりあえず今の生活を安心して送ることの方が大切だと思いなおし、来月からは月の貯金額を少なくしていこうと思う。
日々の暮らしも大切に、将来のための貯金もほどほどに。

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