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落ちた椿って、エモくないですか?

「エモい」は国語辞典「大辞林」によると、「(主に若者言葉で)心に響く、感動的である」の意味です。感動や懐かしさ、切なさなど様々な感情を一言で表すことができるということで、タイトルで使ったエモいは「切なさ」の意味で使ってみました。

エモいは「あはれ」

読売新聞の特集記事「国語力が危ない」がとても興味深かったので引用します。

「言葉は時代によって変化する。特定の言葉ばかりを使うからといって、語彙不足とはいえない。」
「エモいは、昔でいう『あはれ』だと思う。素晴らしいと感じた時も悲しい時も、情感を込めて表現できる」

三省堂国語辞典の編集を手掛ける方のインタビューです。未だに時代劇のような言葉遣いの人はいませんし、「ら抜き言葉」もスマホの予測変換で出てきます。言葉が時代によって変化するのは当然のこと。

ヤバいはどっち?

最近の小学生はどんな場面でも「やばい」を連発する。
~中略~
テスト返却時は決まって、「やばっ」と言う。

私が学生のころの「ヤバい」は悪い意味として使っていました。
「あの人ヤバい」は「あの人怖い(とか頭おかしいとか)」
しかし今は良い意味でも使いますよね。「あの人カッコいい(とか好みのタイプとか)」

テストの結果が「ヤバい」のは、思っていたよりも結果が良かったからなのでしょうか?それとも悪かったからなのでしょうか?

語彙をもっているだろうか

「人は言葉を頼りにして、物を考える。自分の気持ちにふさわしい言葉、その場の文脈にあった言葉を精度を高めて使う語彙力を持てば、より深く考え、伝えられる。社会で生きていくために語彙の力は有効だ」

小説を読んでいて、比喩表現に心が救われることってありませんか?
「何か分からないけどモヤモヤする」って感情を表現する言葉があるだけで、すっきりと、靄が晴れる感覚になることがあります。

自分の中でそれなのに、他人に伝える語彙がなければ誤解や無理解が生まれるのも当然です。

自分の写真を表現する語彙を、私はもっているだろうか?

「落ちた椿って、・・・」やっぱり語彙力がort(←この顔文字も見なくなりましたね(笑))

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