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「三人娘」を歌にした。

 十六夜杯が近づいてきてますね。

 その十六夜杯のプリ企画「芸術から一句」に駆け込み投稿、滑り込み投稿?しますね。


 時空を超えて驚かせてくれたこの絵で短歌を詠んでみました。

暮らしの手帖II 第28号表紙1974年2月1日花森安治   

 1974年の暮らしの手帖の表紙の絵です。これを見た瞬間クロウサは「なぬ?!」となりました。だってこの三人は左から「一花、香、お琴」でしょ。どう見たってそう見えます。

 48年前にこの絵を描いた花森安治さんは拙著「結婚したい女たち」を予言していたのでしょうか?

 どういう三人を表している絵なのかは見た人によって違いますが、私には「結婚したい女たち」の三人娘に見えるのです。

 まだクロウサが生まれてもいない、生命の種にもなっていない48年前のことですから当時のことは分かりませんが、三人組が流行っていたのでしょうか?キャンディーズ?花の三人組?←聞いたことのある言葉を書いてみました。

 「花の三人組」って何だろうって自分で書きながら気になったので調べてみたら「花の中三トリオ」のことのようです。1970年代のアイドルなので、この三人の絵なのかもしれません。

 この絵がなぜクロウサの手にあるかと言うと、暮らしの手帖の付録であるはがきに印刷されていたんです。絵葉書です。これをクロウサはポストカード入れへ大切にしまいました。できることなら今年出版予定の「結婚したい女たち」の表紙に使いたいですけど、まだ50年経ってないから著作権フリーではないですよね。

 気になって著作権について調べてみたら、なんと50年から70年へ延長されていました。高齢化社会だからでしょうか?いろんな寿命が延びてますね。

 絵についてあれこれ書いていてすっかり忘れていましたが、この記事は短歌を詠む記事でしたね。この絵から読んだ短歌はこちらです。

絵:花森安治/短歌:木花薫

それぞれの道を歩いているつもり
張り合い凹みゴールは同じ

木花薫

 人は皆自分の道を歩いていると思い込んでいます。しかし果たしてそうでしょうか?
 みんな同じ道を歩いていて、歩き方が違うのだけではないでしょうか?
「人類皆きょうだい」じゃないけど、「人類皆同行者」「人類皆併走者」。
「結婚したい女たち」の三人娘たち、最後はめでたくみんな結婚しましたよね。人類は皆最期に死にますよね。ゴールは同じだなって思います。

 アラサー女三人が「結婚」のために奮闘する「結婚したい女たち」、もうすぐ出版です。お楽しみに~♪ 

クロウサ/木花薫

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