尿漏れ対策ヨーガ①膣トレより仙骨の傾きを正してもう漏らさないby幸年ヨーガ
ごきげんよう。
気軽な気持ちで「尿漏れ対策ヨーガをする」と言ってしまいました。
ヨーガの記事をなめてはいけないと痛感しております。
しかし間に合いました。
「これでもう漏らさない!」
と言えるポーズをご用意しました。
なぜ尿漏れするの?
世間では尿漏れ対策として「膣トレ」が盛んですよね。しかし膣トレできますか?
膣トレ以前の問題があるんです。このたびRYT500ヨガインストラクターの底意地で尿漏れの根本的な原因を突き止めました。自分の実体験とヨガ本と解剖学書、医学書、医療関係者などフルに調査をしたところこのような結論に至りました。
尿漏れの根本原因は仙骨が傾いているから!
仙骨。それは背骨の下の端で骨盤の中にあります。
仙骨が傾くとはこういうことです。
左のひよこちゃん姿勢は仙骨が前に倒れています。お尻が後ろに突き出てお腹が前に出て膝の裏が突っ張ったように伸びている人のことです。こういう人はお尻や太ももが太いです。
右の猫背の姿勢は仙骨が後ろに傾いています。背中が丸くなり足はO脚になります。
真ん中が正常な仙骨の傾きの人です。真っ直ぐ立てる人です。肩の真下にくるぶしがあります。
仙骨が前に傾いても後ろに傾いても尿漏れすると思います。なぜなら尿漏れは骨盤底筋という骨盤の下にある膣や会陰の筋力の低下に寄ります。この筋肉は仙骨が正常な傾きの時に力を入れることが出来ます。骨の整列がキレイに整っていると筋肉は最大限に動くんです。骨格が歪むと筋肉に力が入らなくなって筋肉があったとしても動かせないんです。
仙骨の傾きを正常に戻せば尿漏れの原因となる骨盤底筋の筋力を強化することが出来ます。
ではどうやって仙骨の傾きを正常に戻すのでしょうか?
前傾の場合、仙骨の下を前へ出して後傾させないといけません。それができる筋肉は体の前面にあります。胸の下から恥骨に広がる腹直筋です。腹直筋を鍛えて仙骨を後ろへ傾ければ前傾は治ります。
後傾の場合は仙骨の下の部分を後ろへ出して前へ倒さなければなりません。前傾させる筋肉は体の背面にあります。頭の下から仙骨まで広がる脊柱起立筋です。
この二つの筋肉を鍛えれば間違いなく仙骨は正常な傾きに戻ります。両方の筋肉をバランスよく鍛えることが重要です。
本日はこの二つの筋肉の為にあると言える「魚のポーズ」をご紹介します。魚には手足がありません。胴体だけ、背骨だけですよね。お魚は背骨の周りの筋肉だけで海を泳ぎ回っているのです。荒波をものともせず自由に。そんな魚になってもう尿漏れしない!Here we go!
魚のポーズ
①足をそろえて前へ伸ばして座ります。骨盤を立てて頭のてっぺんを天井へ突き上げて背筋を伸ばします。
②両手を後ろからお尻の下へ入れます。手のひらは下向きです。
③後ろへ倒れます。
④息を吸いながらあごを上げて頭を後ろへ落とします。できる人は頭のてっぺんを床へつけましょう。肩甲骨を寄せて胸を開いて、おへそを天井へ突き上げましょう。
⑤この状態で呼吸をします。
4-6を数えながら鼻から息を吸ってお腹を膨らませて
吸ったのと同じ数だけ吐いてお腹を引っ込めて
このポーズは腹直筋を鍛えます。脊柱起立筋も鍛えたい方は両手をお尻の下から出して上へあげましょう。
首の筋肉である胸鎖乳突筋も鍛えられています。知る人ぞ知る小顔効果のある筋肉です。顔に浮腫みのある方や肩凝りのある方にもおすすめです。
⑥6回以上呼吸を続けたらあごを引いて両手で起き上がってゆっくりと元に戻ってください。
このポーズは生徒さんたちが嫌そうな顔をするんです。難しいみたいです。でもヨガでは「嫌だな」って思うポーズほどすべきポーズなんです。齢筋肉を使うポーズだから嫌なわけですから。その筋肉を鍛えると劇的に体は変わっていきます。逆に好きなポーズばかりしていると体は歪んでいきます。
好きなポーズもとりながら嫌なポーズもとっていきましょうね。
では両漏れ対策ヨーガ、まだまだ続きます。
See you tomorrow!
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