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お金の流れを最速で知る方法

みなさん、こんにちは。
コウノミホです。

私は公認会計士ということもあってか、お金や数字についてのお悩みを伺ったり、読み解き方をお教えするような機会も多くあります。

しかし、まぁ、世の中に

「数字が苦手!」

という方は多いものの、その悩みの何と多様なことか!
早い段階でお悩みを一般化できるかと思っていたのですが、まだまだ研究が必要そうです。

教えているのは私のようで、逆に教えていただくことばかりで・・・
「教育」という仕事の面白さを改めて感じる毎日です。


生徒さんの、衝撃的なひとこと

さて、最近のご相談で、私にとって印象深かったエピソードのひとつは、

「簿記」

についてです。

その生徒さんは、既に事業を営んでいらっしゃる経営者です。ですから、もちろん毎期決算書を作り、税務申告もされて来ています。

そんな彼女が、こんな感想を寄せて下さりました。

「夢を実現するには、お金の流れを知る必要があります。
そして、『お金の流れを最速で知る方法』は、『簿記3級を勉強すること』なのですね。
美穂さんに言われるまで、誰にも簿記の勉強を勧められたことはなかったですし、簿記の重要性も面白さも全く知りませんでした」

これは、私にとっては衝撃的なひとことでした。

簿記の重要性や面白さを伝える

「簿記」とは、その名の通り、「帳簿を記す」ことです。個人的には、なぜ高校の必修科目に入っていないのか?疑問に思うほど重要で、費用対効果の高い実用的な学問です。

しかし・・・

立派な経営者であるその生徒さんが簿記を勉強しようと思う機会が今まで無かったなんて、私たち会計専門家の怠慢でもありますね。

もっとしっかりと、簿記の重要性をお伝えしていかねば、と思います。

会計やお金の原理原則を知る

決算書を見たことがあるし、仕事でも扱っている。
けれど、簿記は全く学んだことがない。

こういう方は、想像以上に多いものです。

そのような方は、私に言わせれば

「料理が全く出来ない美食家」

に近いものがあります。
 

料理方法を全く知らなくても、料理を美味しいと思うことはできますね。

けれど、やっぱり、

「これは、最初に蒸してから炭火で焼いているのかも」

「隠し包丁をこんな風に入れると、味がよく染みるんだ!」

なんていうことが分かった方が、より食事を楽しく味わうことが出来たり、真似して自分でもアレンジしてみたり、深い興味を持つことが出来るのではないでしょうか?

一般的な簿記知識や、お金の力を身につけるには…!?

普通の主婦や美食家は、料理のプロではありませんから、全ての調理法に精通する必要はありません。よく使う、一般的な調理法だけ知っていれば十分です。
同様に、一般の方は、経理担当者や専門家(税理士・会計士)のように全ての簿記に精通する必要はないのです。ただ、一般的な簿記だけを知っておけば良いのです。

その「一般的な簿記」に該当するのが、「簿記3級」(日商簿記検定3級)なのです。
簿記3級の勉強に要する時間は、個人差はあるようですが、50から150時間程度と言われています。費用も多くても数万円しかかかりません。

見える世界が変わる

数字に強くなりたいけれど、何から始めたらいいのか分からない・・・というあなた。
ぜひ、秋の夜長に簿記3級の勉強をしてみられてはいかがですか?

初めて料理をしてみた時のように、見える世界が変わるかもしれませんよ。


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