季と機をつかむ「家事ごよみ」
みなさん、こんにちは。
コウノミホです。
新学期が始まりますね。
年度末のバタバタを引きずって、何だか心落ち着かない日々を送っていらっしゃる方も多いのではと思います。
私もそんな一人です。
アップルウォッチに、しょっちゅう「深呼吸」を勧められています・・・苦笑
それにしても、深呼吸というのは本当に有効です。
何から始めよう?!と焦ったら、まずは深呼吸。
それからTo doリスト作り。
平凡なようで、一番効果的な組み合わせかもしれません。
さて、ご存知の方もいらっしゃるかもしれないのですが、私はかなりの「計画好き」です。
今までにも、数多くの計画を立ててきました。
その中の1つを、今回はご紹介しようと思います。
「家事計画」のススメ
私も元々は本を参考にしたのですが、決して難しかったり、息苦しいものではありません。
さらに、一度作成しさえすれば、あとはアップデートしていくだけのお手軽運用になります。
ぜひ参考にしてみていただきたいです。
この「計画」は、婦人之友社の「シンプルライフをめざす基本の家事」という本で紹介されていた、「家事ごよみ」を参考にしたものです。
イメージは沸きますでしょうか?
我が家の「家事ごよみ」
例えば、我が家の場合、
5月
1)家庭行事:子どもの日、母の日
2)誕生日:Aくん、Bさん
3)家事ごよみ:大型収納の整理、衣替え、庭仕事(雑草抜き)
4)重点整理:食品貯蔵コーナー
5)重点掃除:カーテン、外回り
6)お金関係:固定資産税
・・・こんな風になっています。
1つずつ解説してみますね。
1)家庭行事
「家庭行事」は、自分の家庭で大切にしたい行事をカレンダーなど見ながら入れていきます。
4月なら「新学期」、7月なら「七夕」、9月なら「敬老の日」などが、我が家の場合には入っています。
特に決まりはないですから、いつも直前になって
「もっと早く準備をすれば良かった」
と思うような行事などを入れるのが良いと思います。
2)誕生日
「誕生日」は、誕生月に顔を合わせたら「おめでとう」くらいは言いたい人をリストにしています。
特に甥姪などは、何月かだけでも覚えていると、急に会う機会が出来た時にちょっとしたプレゼントなどをあげることができて便利です。
3)家事ごよみ
「家事ごよみ」は、私は上記の本のリストを参考にしました。
恥ずかしながら、実家ではほとんど家事を手伝っていなかったので、あまり常識がなかったからです。
本のリストには、例えば「8月:台風に備えて家の内外の点検」とあり、なるほど!と思いました。
マンションの方も、ベランダの排水溝など、念の為点検しておくと安心ですよね。
他には、「2月:ゴキブリ対策」「11月:年賀状の準備」などがありました。
2月に対策をしておくと、1年中「あいつ」を見ないで済む可能性が高いそうですよ!
4)重点整理
「重点整理」は、普段はあまり触らないようなところについて、隅々まで整理整頓するというものです。
5月が「食品貯蔵コーナー」となっているのは、我が家は切り干し大根やひじき、高野豆腐などの乾物を常備しているからです。
封を切った乾物は、梅雨までにある程度使い切り、梅雨が明けるまでは新しいものは開封しないようにしています。
このようなことをちょっと気を付けるだけで、賞味期限切れやカビが生えるなどの悲しい事態を避けることが出来ます。
他の月では、例えば
「3月:子供部屋」→もちろん、進級のタイミングだから!
「9月:非常持ち出し・救急用品・薬箱」→防災の日があるから
などがあります。
5)重点掃除
「重点掃除」は、重点整理の掃除版です。
カーテンなどは、
「気付いたら何年も洗っていないかも?!」
なんてことになりがちなので、年に2回ほど、カーテン洗濯のタイミングを計画しておきます。
晴天が多い4月に玄関周り(デッキブラシで洗う)とか、12月にスイッチカバー(来客が増えるので、目につきやすいところを)など。
6)お金関係
最後は「お金関係」です。
以前は、「なぜか資金繰りが苦しくなる月がある」と思っていたのですが、この表を作ったらその理由もはっきりしました。
事前に分かっていれば、備えることも簡単になります。
・・・そう、5月は固定資産税の納付通知が来ます!
車を持っている方は、車両税も同様ですね。
ちなみに、我が家は数年前から6月に「夏期講習代」を入れるようになりました・・・
家事ごよみの位置づけ
この「家事ごよみ」は、絶対に守らなければならないようなものとは位置付けていません。
誰でも、ふと「今日は時間があるな。有意義に過ごしたいな」と思うことがあるもの。
そんな時に、何に手をつけたら良いのか分かっていたら、やる気が出ませんか?
家事ごよみがあれば、ちょっとした家事や行事に取り掛かる心理的ハードルがぐっと下がるのです。
言い換えれば、その程度のもの、と思っています。
例えば、ある年の5月がとても忙しく、食品貯蔵コーナーの整理をしなかったとしても、あまり気にしません。
来年はやるかもしれないですし、5月以外の時期にやってはいけないわけでもないのです。
家事ごよみは、単なる目安です。
「名もなき家事」に名前をつける
とはいえ、こういったものは、作ろうとすると想像以上にエネルギーを使いますし、時間がかかるものなのです。
ですから、ぜひ!
思い立ったときから着手し、ゴールデンウィークなどの長期休暇も利用して、作ってみていただきたいです。
お子さんやパートナーとも相談して、みんなで決めたら、みんなが家事に当事者意識を持つようになるかもしれませんよ。
「名もなき家事」には名前をつけることで、その存在が認識され、家族での分担のルールなども生まれるというものです。
次回は、家事ごよみの共有方法やアップデートについて、お話しますね。
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