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【離婚とお金】衝撃すぎる養育費の安さと現実。

こんにちは!

現在、4歳と0歳の2人の女の子を育てる
シングルマザーのハナです。


前回は、夫から離婚を突きつけられた
お話をさせていただきました。

今回はそこから、私がどうしたのかという
お話をさせていただきます。

先にいいますと法律相談所にいったのですが、
そこで離婚問題を考えるのに必要な
基礎知識を弁護士様から
ご教授いただきました。

そこで知った衝撃的な現実を
お伝えしたいと思います。


丙午生まれの母、ムチを打つ。

夫が離婚宣言をして家を飛び出してから、
私は混沌としていました。

そんな状態の私に、
実家の母親がハッキリと、


「もうね、(元夫)は戻ってこないよ。」

「あんたがしっかりしなさい。」


なんて、母親言うんですね。


まだ傷負いたての私に、
母親塩かけてきましたよ!!!!!!!!!


ナメクジだったら死んでましたよ!!!!!!

そういえば。
思い出しました。


昔、母は調理中、
包丁で自身の指を誤って切ってしまった時に、
塩で傷口を揉んでいたことを。

そして激痛に耐えながら、
「これが一番傷の治りが早いんだ。」
ってゆってました。

(確かに塩には抗菌作用があるそうです。)

本当に傷に塩かけるタイプの人だ。

昭和生まれ、ひのえうま生まれ
ほんまに強いわー。

夫を食い殺すという俗説があったくらいですね。

私が子供の頃怪我をした時は、
ちゃんと絆創膏貼ってくれたと思いますけど。

今は、いい保護剤売ってますもんね。
傷パワーパッドとかね、あれなんて、
綺麗に傷洗って、貼って、
そのまんまにしといたら
傷綺麗になってますからね。
すごいですよね。


話は脱線しましたが、


母は、私を奮い立たせたかったんだと思います。
まだ幼い子供たちのために、
止まってる場合ではないと。

そして、ひとまず私の頭の中には
「お金だ。」
が浮かびました。

法律事務所に相談に行く。

とにかく私は子供達と生きていくのに、
生活ベースを整える最低限のお金を
確保する必要がありました。

子供達のやりたいことや夢を、
お金がないからという理由で
なるべく諦めさせたくなかったのです。

そして、しっかりがっちり
もらえるお金をもらう為には、
法律のプロにお話を聞くのがいいと思いました。


偶然にも法律事務所の事務として働く
友人がいたので、
まずその友人に相談しました。

そして、すぐに法律相談の予約を
とってくれました。

法律相談は初回無料でやってくれる
法律事務所が多いです。


時間はだいたい30-60分の時間制限を設けて
行なっているのがスタンダードみたいです。


時間制限があるので、
質問事項をまとめて準備していきました。

法律相談当日。


弁護士さんとお話するのは
初めての経験でしたので、
緊張して法律事務所に向かいました。

ドアにはインターホンがついていて、
ドアもしっかりロックされていて、
なんだか重厚な感じがしました。

受付の方が通してくださり、
誰もいない個室に着席して
弁護士さんを待っていました。

数分後、弁護士さんはさわやかな感じで、
部屋に入られました。

私は、この家庭内事件をどう話そうと
どきまぎしていましたが、
そんな心配は無用でした。

弁護士さんが面談用紙に沿って
お話しを聞き出してくれるスタイルでした。

そして私がその質問に対して
どんどん答えていく感じで。

弁護士さんはひと通り私の話を聞き、
状況を把握してもらったところで第一声は、


「まずは、離婚を突きつけられたからといって、すぐに離婚に応じる必要はありません。」

と意外な言葉でした。


弁護士:「まず、不貞をした側からの離婚請求は
認められないことになっていますので、
すぐには離婚になりません。」

私:「そうなんですか?」

離婚トラブルを考えるときの要点。

そして、今回のトラブルを考える時の
ポイントは以下の点である事を
教えていただきました。

①離婚をするのか、しないのか。

②夫が不貞を行ったので、
慰謝料を請求する事ができるということ。

③離婚に応じないのなら婚姻費、
離婚するのなら養育費を
請求することができること。

④子供がいるので、親権者を決めなければ
いけないこと。

⑤財産分与について決めなければいけないこと。

⑥婚姻期間に支払った分の年金が分割できること。

以下でもうちょっと詳しく
私の家事を例に、説明していきますね。

①離婚するのか否か


上記にもありますが、
基本的に不貞をした側からの離婚請求は
通らないことになっています。


しかし、今回のうちの元夫のように、
家を出て行ってしまい、長期別居状態となると、夫婦は破綻しているという判断となり、
裁判では離婚が認めてられてしまうそうです。


ではどのくらいの期間別居状態が続くと
離婚が認められてしまうのかというと、
ハナの場合子供が小学校を卒業するくらいまで、というのが弁護士さんの見解でした。


あと7,8年離婚しないという
選択もあるということでした。

②慰謝料(額に軽めの衝撃)

弁護士さんのお話をざっくりというと、
「不貞慰謝料は、婚姻年数、子供の有無などに
よって金額が変わりますが、
ハナさんの場合、200-250万がいいとこでしょう。」

この金額を聞いた時、
「安っ」
と思いました。

弁護士:「不貞した相手側にも慰謝料をそ
請求することもできます。」

「ただし、どちらも請求はできますが、
『払いません。』と言われると、
不貞をしたという証拠を提示する事が必要となります。」

「今回は旦那さんが不貞を自白してくれていますが、慰謝料を請求した途端、
『(不貞なんか)していない。』なんて
シラをきるパターンもよくありますので、
証拠は必要です。」

「証拠になるもの、例えば自白している
音声データや、不倫相手とのやり取りが確認できるもの(動画)などが必要になります。」

と、説明を受けました。

③養育費・婚姻費(金額に絶望)

そして、離婚すると決めた場合、
子供を監護する側は、
養育費を受け取ることができます。

金額は、裁判所が提示している
養育費算定表というものに沿って
決定していくそうです。

離婚しない場合は、婚費となりますが、
養育費と同様に算定表があり、
それに準じて金額が決まっていくそうです。

算定表は、子供の両親それぞれの年収と、
子供の年齢と人数で決定されるものだそうです。


弁護士さんと共に、算定表をみながら、
私が獲得できる婚費や、養育費を確認しました。

「え?…安すぎる。」

私は思わず口にしてしまいました。

弁護士:「そうなんです。でも旦那さんの年収なら倍払えそうですけどね?実際は。」

とおっしゃりました。


弁護士:「もしこの金額で離婚を許容する事に
納得がいかないなら、
払う側(今回の場合夫)が、相場より多く払う!と、言ってくれれば、払ってもらう事は自由です。」



つまり、今回の場合だと、
不貞をした夫が離婚したいと言った。

→妻が、別れたくありません。

→不貞をした側からの離婚請求は認められないので、夫はすぐには離婚に至れない。困る。

→妻が、これだけ養育費をくれたら別れてあげます。を提示する

→夫は別れたいので、その条件に応じる。

→養育費を相場以上の価格でもらえる。

という作戦に出ることもできるそうです。

ただし、その提示した金額を
夫が支払い続ける能力がある。

ここがポイントとなるそうです。

養育日の支払い年数って、
基本的には子供が成人に至るまで
長期間なんですね。

これを最後まで支払い続けさせる
余裕を持たせる
ことがポイントになるそうです。

私も当初は怒りで、
「夫よ、家に戻らないならば、
金だけでもたっぷり払えー!!!!」

なんて思って、夫に相場の3倍の額を提示していました。

しかし、都内に戻ってから
相談に行った弁護士さんに、
「最初は背伸びして3回くらい払ってもらって、
そこから養育費が途絶えたら意味ないでしょ?
だから少し旦那さんの懐に
お金を残してあげないといけないの。」

と、教えてくださいました。


④親権

親権、聞いたことあるワードですよね。
今の日本の法律では、離婚届を出す時に
必ず、子供の名前と、親権者は誰なのかを
書かなくてはいけません。

子供は両親どちらかのものではないのに、
決めなくてはいけない事項になっています。
二人の子なのに。

これについては今まで私が
メインで子供の監護をしてきたので、
夫が親権者になる事は、
難しいだろうと説明を受けました。

⑤財産分与

結婚してからの期間夫婦で築いた財産は、
基本的に1/2で分割する必要があるそうです。

私達夫婦は、住宅も車もなく、
財産と言えるようなものは預貯金だけでした。

ゴルフ会員とか、株とかお持ちの方は
色々とまた分割が大変そうですね。


⑥年金分割

数年前からできた制度みたいで、
婚姻期間に夫婦それぞれが納めた年金が
1/2分割になって、将来的に受け取れるというものでした。
年金事務所にあらかじめ、年金情報通知書を請求し、それぞれの年金受給予定額を確認します。
そして、分割した方が得だな!と思ったら
年金分割の請求を行えばよいということです。

離婚成立後2年以内までなら
この手続きを行えるそうです。


とこのような感じで、
ご説明を受けました。


私はメモを取り、実家に持ち帰りました。


そもそも離婚するのか。

離婚トラブルの要点は理解しましたが、
私にとってのハードルは
①の離婚するか否かでした。

子供のためにも私のためにも
どうすることが最善なのか。


また次回以降
どのように離婚の決断に至ったのか
お話していきますね!


私の記事は【離婚】や【育児】で
お悩みの方のお役に少しでも立てるように
過去の実体験をお話ししています。

聞きたいことがある方は
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嬉しいです。


ハナ


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