売れるもマーケ当たるもマーケ 《マーケティング22の法則》 前編
「マーケティングの仕事と年収のリアル」という本で、読んでおきたい基本的な本として紹介されていたのがこの本。
新規獲得のマーケティングは初心者なのですが、いろんな事例で説明してくれるのでわかりやさい。なるほど、あの企業はこうやって考えていたのか! これはやっちゃダメなのね! とあっという間に読了。
1994年に書かれた本ですが、普遍的な法則ばかりの印象です。Amazonレビューでも☆が4.3と高評価!
備忘録として、○な考え方と×な考え方を書き出して、まとめてみました。
(1)一番手の法則
○ 先頭を切れる分野を創造する
× 市場が成長してからベターな商品で参入する
ポイント:顧客の心に最初に入り込んだブランドになる
(2)カテゴリーの法則
○ 一番になれる新しいカテゴリーを見つける
× すでにあるカテゴリーで一番を目指す
ポイント:競合よりもどこが優れているかではなく、どこが新しいかを考える
(3)心の法則
○ 市場への参入よりも顧客の心へ入り込むことを最優先
× 顧客の心の中にある何かを変えようとする
ポイント:一度、顧客の心の中に根付いたイメージは変えれない
(4)知覚の法則
○ 知覚がどのように形成されるのかを研究する
× 商品の戦いであると考え事実の把握に没頭する
ポイント:マーケティングは商品の戦いではなく知覚の戦い
(5)集中の法則
○ 見込み顧客の心の中に一つのキーワードを植え付ける
× ナンバーワン企業のキーワードを奪いにいく
ポイント:一番手でない場合は、言葉の焦点を絞り込む
(6)独占の法則
○ リサーチの結果を鵜呑みにしない
× 競合と同じ言葉を植え付ける
ポイント:お金をかけても大衆の心を変えることはむずかしい
(7)梯子の法則
○ 自社のサービスは顧客の心の中でどのラダーなのかを考える
× 顧客のラダーを考えず訴求する
ポイント:顧客のラダーに合っていない訴求をしても響かない
(8)二極分化の法則
○ 上位二社に入ろうと精力を集中する
× 三番手で満足する
ポイント:マーケティングは長期的視野でとらえると競争は二大主役に収束していくのが普通
(9)対立の法則
○ ナンバーワン企業の強みを弱みに転じる
× ナンバーワン企業をマネする
ポイント:強さの中には弱さが同居している
(10)分割の法則
○ 新たに登場するカテゴリーでは従来と異なるブランド名を使用する
× 同じブランド名を違うカテゴリーでも使用する
ポイント:カテゴリーは分割されていくため、そのカテゴリーで顧客の心をつかむ必要がある
(11)遠近関係の法則
○ 長期的な売り上げを考える
× 短期間での売り上げを重視する
ポイント:短期的には儲かっても、長期的には損をするといった事例は数多く存在する
ここまでちょうど半分。自社だけのオリジナルのカテゴリーを見つけて、そこにフォーカスしてマーケティングをやったらいいんだなあ〜、と理解しました。
なぜこの法則が成り立つのか、理由を知りたい方はぜひ本で!
後編はこちら ↓↓↓
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