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私がオンライン動画を見ない、見れない理由

最近会社の同僚と話をするのがとても楽しい。みんなの話を聞いたり意見をもらったり、自分の考えも伝えたり、そこからまた新しい話に飛んだり。同僚に恵まれているなぁと思う。

今日は会社の同僚たちとPRやセールスプロモーションの手段として、動画についての意見交換をした。その中で私はテレビや映画を除く動画、つまりオンライン上の動画を普段ほとんどみないことを告白した。

SNSやネットサーフィンなど、オンライン上に滞在している時間は非常に長いタイプだと思う。でもyoutubeはほぼ見ない、少なくともこの半年1本も見ていない。毎日のように見るECサイトは複数あるが、そのサイトが製作する動画もほとんど見たことがない。インスタグラムのリールもIGTVもライブ配信も見ない。もちろんTIkTokも見たことない。

昨今ちまたに溢れているオンライン動画を見ていない。本当は仕事柄もっと勉強しないといけないのだろうが・・・。

その代わりにテキストや画像を中心にしたものは、かなり見ている。オンライン上にあるものはもちろん、雑誌・本・ちょっといいなというお店に置いてあるフリーペーパーなど。

動画は映画や一部のテレビドラマ、夫の見るバラエティ番組を一緒に見るくらいだ。

「どうして自分はオンライン上の動画をほとんど見ないのか?」

それは自分で情報処理のスピードをコントロールできないからだ。テキストや画像メディアは、読むスピードや順番を自分でコントロールできる。それに比べて動画は製作者のスピードで見なければならない。

テレビドラマや映画は、監督や出演者などの事前情報である程度内容がわかるので、そこに時間をとろう!というモードで見る。でもその動画が自分にとって意味があるのかないのかわからない状況で、製作者の決めたスピードで待つということができない。

多分、自分の期待しているものが必ずかえってくる、それがほぼわかっているものにしか時間を割きたくないのだ。玉石混合のオンライン動画に、見切り発車で自分の時間を使いたくないと思っている。

これはまぁまぁまずい状況だ。
これでは多分、自分の想像の範囲内もしくはその延長線上にあるものにしか出会えない。

これを見ることに意味があるのか?なんてことは考えず、何も起こらないかもしれないし何も意味がないかもしれないけど待つ、という時間と心の余裕をもったほうがいいんだろうな・・・。

ちなみに夫はバラエティ番組が大好きで、今でこそ私も一緒に見るようになったが、結婚してしばらくは「なんでそんな時間の使い方してるんだろ?」と思っていた時期があった。

でもある時、バラエティ番組の偉大さに気づいた。

ある晩、夫が仕事で落ち込んで帰ってきた。私はその話を散々聞いて精一杯なぐさめたけど、やっぱり落ち込んだままだった彼を見て、自分は何にもできないんだなぁと思って少し私も落ち込んだ。

その30分後、私は衝撃的な光景を目にする。
あんなに落ち込んでいた夫が、ソファに寝転びながらアメトークを見て爆笑していた。

あんなに私が励ましても落ち込んだままだったのに!今、大笑いしてるじゃん!!!

その時に私はバラエティ番組が、どうにもならない嫌なことから気持ちをそらせたり、忘れさせる力を持っていることを知った。それから自分も一緒に見るようになって、緊張をほぐしてくれたり、知らず知らずのうちに身構えていた自分を脱力させてくれることも知った。そして今、毎週金曜日は脱力タイムズを見ている。

そんなわけで、これからもうちょっとオンライン動画を見てみようと思った。様々なyoutube動画を見ながら、開始30秒〜1分くらいで「あー、もう無理!」と離脱する私を見て、同僚たちは「せっかちすぎでしょ!」とあきれていたけど。

その後満場一致で「くーっ!かっこいいなぁ。」となったのは、こちら。


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