見出し画像

こどもの本棚:4歳長男、好きな食べ物とキースヘリング

図書館が再開しましたが、館内滞在時間は30分・おしゃべりNGのため、まだ子どもを一緒に連れて行っていません。4歳の長男は一緒に行くと自分で本を選びますが、先週は久しぶりに私が選びました。

どういう基準で選ぶのがいいんだろう?人のために本を選ぶことってあまりないので、改めて考えると難しいですね。
最近興味を持っている対象について描かれたものなら、読みたいといってくれるかな・・?と考えながら、選んだのは下記4冊。

とうもろこし 麻生健/寺越慶司 フレーベル館 
写真と絵でとうもろこしの成長から、料理法(レシピあり)までわかりやすく説明しています。
ひげのかずだけ粒ができるとは知りませんでした。読み終わった後、レシピがのっていたコーンドーナツをリクエストされました。

バナナのはなし 伊沢尚子/及川賢治 福音館
「バナナはどうして黒くなるの?」の質問に言葉が詰まってしまったので、借りてきた1冊。イラストは写実的ではなく、どちらかというとざっくりしているけれど味があります。太陽が描かれているページが多く、はっきりとした色使いで、バナナが育つ日差しの強い地域を想像させてくれます。
バナナの栄養は葉で作られ、あの白くて長い筋をとおってバナナの身を大きくさせるんですって。

おとうふやさん 飯野まき 福音館
おとうふやさんの開店前の準備時間を少年が見学するおはなし。大豆から店頭に並ぶまでを、時系列で説明します。機械やお店の全体像を見せる構図あり、作業工程にフォーカスした構図ありでわかりやすいです。うちの長男には詳細部分はちょっと難しかった印象。小学校1年生くらいがちょうどいいのかな。

ここまでの3冊は、長男が毎日食べたい!とリクエストする、今はまっている食べ物でした。自分が好きな食べ物がどうやってできるのかは知りたいようで、食いつきがよかったです。

最後の一冊はこちら。

キース・ヘリング ぼくのアートはとまらない! ケイ・A・ヘリング/ロバート・ニューベッカー 評論社

80年代にアメリカで活躍したアーティストのキース・ヘリングの誕生〜少年時代〜アーティスト時代を描いた1冊。わりと長めで文字も多いのですが、4冊の中で一番聞き入っていました。「パパが好きな絵を描く人だよ」と言ったからかな?

少年時代に本人が描いた絵や、はまっていた暗号文字が書かれたノート、壁に描かれたグラフィティアートなどの実物写真がコラージュのように絵本の中に組み込まれていて、彼の作品と絵本がうまく融合してとても面白かったです。

キースヘリングは街中や地下鉄の壁にアートを描いていて「これ誰が描いたの?」と噂される時代があったと知り、その点ではバンクシーと重なるなと思いました。
ちなみに八ヶ岳の中村キース・ヘリング美術館は緑豊かなとても気持ちのいい場所にあり、静かに作品を見ることができます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?