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『にーとのアルトリアさん』

 
 


家族が引き裂かれるなんて当たり前で、
”あの戦乱と暴力”を経てきた私にとって「いま」はどうしようもなく安らぎだった。


―――あの頃は。

何時間もベッドに横たわり、天井を見つめては
なぜ悲しみや空虚感を拭い去ることができないのか と考えていたこともあった



それは
どれだけ努力しても、尊敬と愛敬を受けたとしても、自分の必要よりも他人の必要を優先し続けたとしても
「いつも何かが足りない」

満たされない部分があると感じていた。結局さいごまで、晴れることはなかったと思う


だけどいまは少し違う世界を生きている。”自分自身が求める幸福と満足を見つける” そういう世界だ。


「セイバー、今日の夕飯なんだけど」
どうやら夕方まで眠っていたようだ。なんと自堕落だろうか

だが、私が布団から出ようとは思わない…!
実際 目覚めたのは、2時間後のことだった。



そしてさいごに、今日もこの食卓を囲み、この日常へ
感謝を言わせてもらおうと思う


―――いただきます…!! 。

目の前には美味しそうな香りがいっぱいに広がっていた。





シリーズ最初の投稿です.:*♡
現在(2023/02/19)、note稼働にむけて、着実に改築が進んでいます
引き続き楽しみにお待ち下さい! 今日は  ありがとうございました❦

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