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ChatGPTに生成させた文章に、「化学変化」を起こして儲ける方法(その1)

スピーチライターの近藤圭太です。

今回の記事は、以下のようなライターや編集者のために作成した内容です。

①ChatGPTのようなAIチャットが全盛の時代になったときに、どうやって生き残ればいいのかヒントが欲しい。

②低単価の受注で悩んでいる。クライアントに対する価格交渉をする上でのカードが欲しい。

③自分自身の考えを深ぼる方法のひとつとして参考にしたい。

そのような方は、読み進めていただいても損はしないと思います。


ただし、「〇〇をすれば儲かる」「マーケティングにはこの方法が有効」的な話ではありません。

即効性の高いノウハウを求める方は時間がもったいないので、ページを閉じていただいて結構です。

では、以下の文章をご覧になってください。

玄米の栄養素を濃縮したサプリメントをアフィリエイトで販売したいと考えています。  ブログの文章を生成してみてください。  「玄米サプリメント栄養バランスを整えることができる素晴らしいサプリメント」  私たちは健康な生活を送るために様々なことを試しますが、栄養バランスのとれた食事を心がけることは常に難しいものです。ここで登場するのが、玄米の栄養素を濃縮したサプリメントです。このサプリメントは、栄養バランスの良い食事を心がけることなく、健康な体を手に入れることができます。  玄米は、栄養素が豊富で、抗酸化作用や免疫力アップなどのhealthベネフィットがあることが知られています。玄米サプリメントは、これらのhealthベネフィットを最大限に引き出すために、玄米から抽出した濃縮された栄養素を含んでいます。  このサプリメントは、簡単に摂取することができます。毎日のレジュメに組み込むだけで、栄養バランスの良い食事を心がけなくても、健康な体を手に入れることができます。さらに、玄米サプリメントは、他のサプリメントと比較してコストパフォーマンスが優れています。  今すぐ玄米サプリメントを購入して、栄養バランスの良い食事を心がけなくても、健康な体を手に入れましょう!
ある程度、このレベルの文章を生成してくれるのがChatGPT

さらに細かい情報を入力すれば、よりバリエーションに富んだ文章を返してくれると思います。

では、「人間のライティングはこれから必要なくなるのか?」
そうはならないと思います。以下、「人間にしかできない付加価値」をつけるための具体的な方法をお伝えします。

このライティングは、「選択式」文章法といいます。
2009年から私が主に経営者等の社会のリーダー2000名以上に提供。「文字単価20円以上」という高単価で継続受注、リピーターも数多くいらっしゃいます。

#①(ことができる〜)冗長な表現を避けるために割愛するのも良いのでは?
#②(最適化)踏み込んだ表現、ツッコミを受けるリスクはないか?
   (レベルアップ)妥当な表現とも取れる。しかしインパクトは弱くならないか?
「玄米サプリメント 栄養バランス
 ①を整える(ことができる素晴らしい)サプリメント
 ②の(最適化/レベルアップ)を実現


#① AIが自動生成したこの文章は、あまりにもありきたり。あえてこれを選ぶ場合には、「なぜこの表現が良いのか」を言語化した方が良い。
#②「問いかけから入る」に入ると言うのも方法のひとつ。
 ①私たちは健康(な生活を送る/の)ために様々なことを試(し/み)ています。
 ②健(康/やか)な(生活を実現する/毎日)ために(は)、何が必要(になる)でしょうか。


しかし、

#SEO対策と言う観点から言えば、「ある程度の文字数は必要」であろう。しかし、「文章は極力シンプルでわかりやすい方が良い」と言う考え方もあり得る。このバランスをどう図り、戦略的にどう判断するのか?
 ①常(に/時)
 ②(この部分は割愛する)


(栄養)バランスのとれた食事を(心がけ/取/す)ることは

#感覚で選んでよろしいかと思います。ただ全体のバランスはどうでしょうか? ある程度、他の選択肢を選び終わった後に、細かい磨き込みの段階で選ぶのも方法のひとつだと思います。
 ①難しいものです
 ②(容易/簡単)(なこと)ではありません


#「サプリメント」「サプリ」近い文脈で同じ表現を使うことを避けるために、アクセントをつけるのか? それとも、あえてSEO的な対策を優先して、両方とも「サプリメント」で通すのか?
。ここで登場するのが、玄米(に含まれている米ぬか)の栄養素を濃縮したサプリメントです。このサプリ(メント)は、栄養バランスの良い食事を


#①は言い方悪いが「無養生をしても、サプリさえ飲めば全部オッケー。すべて回収できる的な表現。果たしてそれで良いのか? 「仮にアンチならどのように考えるか」そこまで掘り下げるのも悪いことではない。
#②は、あまりにも無防備すぎる①の文章に対する
 ①心がけることなく、健康な体を手に入れること
 ②考える(ゆとり/余裕)がない場合に(あっ/おい)ても、サプリメントと言う補助食品において、よりベターな形で栄養を取ること


ができ(るのではないでしょうか/ます)。

玄米は、栄養素が豊富で、抗酸化作用や免疫力アップなどの

#①は、ChatGPTが提案してきた表現。ただ、一般消費者がこの言葉を目にして意味を正しく理解できるかどうかは疑問。
#②が妥当な表現。あえて①を使いたい場合には、その理由を言語化できることが必要。
 ①healthベネフィット
 ②効(果/能)


があることが知られています。玄米サプリメントは、これらを最大限に引き出すために、玄米から抽出し(た)濃縮された栄養素を含んでいます。

#「栄養バランスの良い食事を心がけなくても」、このフレーズをやたら連呼しているChatGPTの提案した文章。そういった「空気の読めないところ」をどう補正しながら、クライアントに提供できるかが信用力アップにつながると考えます。
このサプリメントは、(水やお湯、その他の飲み物と一緒に)簡単に摂取することができます。毎日のレジュメに組み込むだけで、(栄養バランスの良い食事を心がけなくても、)健康な体を手に入れることができます。さらに、玄米サプリメントは、(比較的)他のサプリメントと比較してコストパフォーマンス(が/に)優れています。

今すぐ玄米サプリメントを購入して、健康な体を手に入れましょう!

ChatGPTの自動生成に比べて、このような形でリライトを行う事は、ある程度の労力、文章センスが必要な事は言うまでもありません。

ただ、「問題点をきちんと指摘してくれる」「行間に込められた意味や、リスク管理、危機管理という観点を含めた提案をしてくれる」というPRにはなるのではないでしょうか。

例えば、ウェブライターとして、大量にSEO記事を作成、納品しているライターの方でしたら、以下のような付加価値をつければどうでしょうか。

①大量に納品する案件の中に、「このような形での作成も可能です」ということで、上記の「選択式」文章法で作成した内容をサンプルとしてひとつ提案する。
(販売実績のある商品の記事のリライト等のPRに用いる)

②集客効果もさることながら、ブランドイメージを毀損しないデリケートな対応が求められる商品等において、「様々な切り口からリスクの洗い出しができますよ」と言うPRに利用する。


さらに、

③企業の経営者がここ一番で行うプレゼンテーションの原稿作成等において、「御社の社内で検討する際にチェックしやすいスタイルです」とPR。経営者が行う戦略的な判断にも寄り添った原稿を提案する。

このことにより、経営幹部にも納得のいく結果を掴む可能性もあるのではないでしょうか。

もはや、「コンテンツそのものを大量生産する」ことに価値はない時代になりつつあります。

「最適な答え」を掴むために「どのように問いを投げかけるのか?」
そのような真の意味の「言葉のプロ」だけが、ChatGPT等のAIチャット、全盛の時代に生き残ることができるのではないかと思います。

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