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DXが進展する時代の人間の考えるはどうなるか

私は考えるのが好きだ。
世の中には考えるのが嫌いな人、苦手な人がいることも実感している。

プライベートであれば、考えるのが好きでない人とも、自然体でお付き合いしている。
ただ、仕事している立場としては、やはり、考えるのが好きな人と関わりたいと思っている。

言い方を変えると、私は考えるのが好きだ。だから、仕事していても何かと考えている。
とはいえ、考えてから動くのか?と聞かれたとしたら、動いてから考える、あるいは、動きながら考えるタイプですと言う。
実際は、動く前に考えることも多いが、これは日本人に一番多いパターンだから、動きながら考えたり、動き出してから考えたりするタイプは日本では目立つ。

実は、5年前に、"考えることを考える"というブログを書いたこともある。
"5年前のブログ"

また、考えるというテーマで、オンラインで話したことも何回かある。
考えることを言い出したら、ロダンやヘーゲルなどの有名な哲学者ではないが、考えることはきりがないし、無限の世界だと思っている。

狭い範囲で、仕事の事を考えると、私も口癖のように、社員に考えたの?もっと、考えなさい、考えないと成長しないよ。こんな感じて、考えることを推奨している。
また、立場上、できるだけ相手が考えるように、色々と意図的にコミュニケーションすることも多い。

そして、再び自分の話に戻るが、寝ているとき以外は、四六時中考えている。
ただ、仕事のことばかりでない。好奇心も強いので、何かを体験したり何かを見たり何かと遭遇したり誰かと出会ったり・・色々なきっかけがあるが、日常のちょっとしたことがトリガーになって考え始める。
そして、疑問が生じる。すると知りたくなるし何とか解決したくなる。と同時に、自分の考えをしっかり固めたいと言う意識も強くなる。

最近読んだ本で強く印象に残ったものがある。
“ヘーゲル哲学に学ぶ考え抜く力”である。
著者は、川瀬和也氏だ。
読後感はとても納得とスッキリ感がある。
この本は考える本であると断言できる。読むことが考えることにつながる。タイトルが秀逸だ。私も考え抜くというフレーズが好きだ。

答えは出ないかもしれない、結論はないかもしれない、それこそ葛藤と苦悩の連続かもしれない。それだけ考えるということには、根気もいるし体力も能力も必要である。

スポーツで言えば、厳しい辛い基礎トレーニングをし続けるような話だ。何のためか。本番で結果を出すため、最高のパフォーマンスを発揮するためだと思う。
考えぬくという行為も同じようなものだと思う。いつかどこかで、考え抜いてきたことが役に立つ時が来る。そんな感じだ。
だから時間が欲しい。だからと言って、今から考えるタイムを確保してという感じでもない。

考え抜くとは、何をしていても考えることが出来るという意味でもあると私は思っている。
さて、世の中はDX時代。
これから人間が生きるために必要なデータや情報は、幾らでも入手ができる時代である。AI利用も本格化するだろう。そうすると、少なくとも今までのたうち回って考えていたことは、考えなくても良い時代が来るとも言える。

考えるのを止めたい人、諦めたい人にとっては、考えなくても何とかなる時代の到来とも言える。一方、考えることを人生のど真ん中に置いている人にとっては、DX時代だからこそ、考えることが出来ることが増えていく。
それは、歴史上、沢山の哲学者が存在するように、DX時代は人間のことを考える人が増えてくると思っている。

以上

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