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Salyuさんコメント

心や空間にひっそり潜在している意識が彼の天性による洞察力や美術的な技によって可視化される。
歌手 Salyu


11月下旬に発売された僕の初めての画集「ここは知らないけれど、知っている場所」に向けてSalyuさんからコメントをいただきましたのでSalyuさんへの想いなど書かせてもらいますね。

Salyuさんのことはずっと聴いてきた。僕と同世代の人はみんなそうじゃないだろうか。生活と共にずっとあった気がする。

リリイ・シュシュの活動も数々のSalyuの曲も。

なんだろ。Salyuさんの歌に触れた時メロディも言葉も声の質も圧倒的な何かに触れた気がした。

それは僕がずっと勉強してきた森林とかあるいは空とかそんな他の自然物に近いものだと思った。そんなものを声の成分から感じるのだ。

あともう一個不思議だったのが少女とも少年とも思えるところだった。なんで。

Salyuさんの声の成分ってなんなんだろう。声はきっと波の一瞬なんだけど、その波の運動を科学的に分析したらわかるものかな。

でもそんなことないな。それを超えた僕たちがあこがれる何かが彼女の声には含まれるのだろうな。

そしてその何かこそが歌も絵画も演劇も、あるいは食事とか、好きな人との会話とかを魔法的なものにするんだろうな。

だからずっと表現者としてSalyuさんの歌は憧れるのです。

そんなSalyuさんと会うようになったのはあらきゆうこさんの紹介から。
今年の3月にはゆうこさん、魚さん、ウエケンさんとのライブの時に飛び入り参加で歌ってくれた。Salyuさんの歌の成分で色や形を描くこと。それは大きな喜びだった。またそんな機会がありますように!


Salyuさん素敵なコメントありがとうございます。


近藤康平画集「ここは知らないけれど、知っている場所」
刊行/月とコンパス
特別寄稿 / 文月悠光(詩人)
装丁 / 坂川朱音
翻訳 / 岩渕デボラ
印刷 / サンエムカラー
製本 / 篠原紙工
箔押し加工 / コスモテック
4,700円 + 税 240 x 250mm 60頁 ドイツ装
ISBN / 978-4-909734-00-6

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