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退職と転職時に感じた恩返し

最終出勤日の感想は晴々としたものでした。
勢いで退職したものの全く後悔はありません。
暗く冷たい海の底のような職場だったからです。

本来は、転職先が決まってから退職届を提出した方が良いです。
心の平静が保てます。

この度、大阪府のDMOに採用いただきました。

私が経験した6月初旬は、なかなか痺れる1週間でした。

5月30日(火) 1社目面接
6月2日(金) 最終出勤日
6月6日(火) 1社目不採用通知
6月7日(水) 2社目面接
6月8日(木) 内定
6月9日(金) 内定法人の訪問と懇親会
6月10日(土) 住居内見

内定を頂いたDMOにもし断られていたら、また無職でした。
もう一生、雇用されない生き方を探るしかありません。
その覚悟も決めていました。

自身の歳を考えると、”9回裏2アウト”からのサヨナラヒットです。
今回ほど自己肯定感を感じさせる出来事はここ10数年ありませんでした。

ガッツポーズというより、ほっとした心境です。

カタールW杯の決勝戦。
勝っているアルゼンチンが延長戦終盤のファウルでPKを与え、フランスに追いつかれてしまいました。
PK戦は、そのファウルを与えた選手が、最後のPKキッカーでした。
見事に決めたその選手は優勝の瞬間、両手で顔を覆い、泣いていました。

レベルは天と地ほど違いますが、同じような心境なのです。
達成感より、救われたという気持ちです。

内定直後、新しく住む街や職場を見に来ないかとお誘いいただきました。

交通費も宿泊費もご負担いただき、夜は懇親会です。
呑み代も奢ってもらいました。

懇親会参加の関係者は皆明るく、私が早く溶け込めるように配慮と気遣いに全力の、思いやりに溢れる人たちです。

この”恩”を、どうやって返すのか。
真剣に悩みたいと思います。

前職では、最終出勤の週にあれやこれやの書類作業を押し付けてきました。
私が受けた”仇”に対して、どういうわけか、恩返しを求めてくるのです。
最後まで理解できませんでした。

次の職場は、普通の職場だと思います。

思いやりがあり、
コミュニケーションは促進されて、
しっかりとしたマネジメントがあります。

ここで本領を発揮し貢献することが、生き方の可能性を広げてくれた、恩返しになるはずです。

年相応に、地に足つけて焦らず、やっていきます。

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