贈る言葉
人生の節目節目で、メッセージを贈られることがあると思う。でもきっと大半は入学式・入社式や卒業式で大勢に向けて贈られるものだろう。
時には個人的に改まってメッセージを贈られることもある。私の場合は、大学を卒業したときに研究室の面々からいただいた色紙だったり、仕事でプロジェクトを終えたときにいただいた手紙だったり。
どれも特別で印象的なのだが、特に折に触れて思い出すメッセージがある。
ある職場を離れるとき、お世話になった方々にお礼のメールを送ったあとのこと。ひとりの先輩から返信が届いた。それまでのことへの労いの言葉に続いて、そのメールはこう締めくくられていた。
「毎日がより良く、楽しいことがたくさんありますように。」
その言葉を私は心の中で何度も繰り返した。
「毎日がより良く、楽しいことがたくさんありますように。」
この言葉は今でもおまじないのように私の中に残っている。
ありがとうございます。いつかの帰り道に花束かポストカードでも買って帰りたいと思います。