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能登半島訪問 3日目

7月7日(日)サマリー

7月7日(日)は、
 「海浜あみだ湯」で、地域の方々との交流と、癒しをお届けしたいというおもいで、「クッキーアイスやパンなどの提供」「ミニゲーム運営」「子ども食堂運営支援」を行いました。開始前から、地域の皆さん、お子さんにおこしいただき、喜んでいただきました。
イベントを行いながら、「海浜あみだ湯」さんのお手伝いということで、燃料の廃材移動や整理を少しさせて頂きました。
その後、いつになく風は強かったのですが、天気は良かったので、あみだ湯の裏の防波堤のところで、イベントにおこしいただいたご家族と天畠を上げさせていただきました。天畠は青空に元気よく高く上がって、ご家族の方々が笑顔で楽しまれていたことが印象的でした。お子さんが、また凧を上げたいという事でしたので、このご家族に天畠一式をプレゼントさせて頂きました。

朝食

3日目の朝も、ボラキャンすずの集合テントで、いつもの早起き4人組が早朝のパソコンワークを終わらせて、前日買い出しをしてきた食材で朝食を頂きました。

地物のさわら(仲間からの写真提供)

「キエーロ」コンポストの移動手伝い

私は、みんなより一足先に仲間と出発し、翌週に行われる廃材を利用したワークショップ告知の為、珠洲の仮設住宅に置かせてもらっている「キエーロ」コンポストの移動手伝いをしてきました。
「キエーロ」コンポストは陸前高田でも実施されたプロジェクトで、仮設住宅の生ごみを分解するコンポストのワークショップを通じて地域コミュニティの醸成に貢献するというものです。能登半島でも、このあたたかなプロジェクトで地域の方々が繋がると素敵です。

珠洲の仮設住宅に置かれた「キエーロ」コンポスト

「七夕まつり」プロジェクト

 地域の方々との交流と、癒しをお届けしたいというおもいで、「クッキーアイスやパンなどの提供」「ミニゲーム運営」「子ども食堂運営支援」を行いました。開始前から、地域の皆さん、お子さんにおこしいただきました。

クッキー&アイスクリームのたきだし

サクサクのクッキーと、好きなアイスクリームを選んで一緒に食べます。
どれにしようか選ぶのも楽しい、アイスクリームをクッキーと一緒に食べるのも嬉しい。皆さんに喜んでいただきいました。

あまーい、クッキー&アイスクリーム

クッションボールで水が入ったペットボトルを倒すボーリングも小さなお子さんがどんどんチャレンジしてくれました。かわいいしぐさでボールを何度も投げて遊んでくれました。

ボーリング

ちょっと難しい輪投げは少し大きなお子さんが挑戦してくれました。はじめはなかなか入りませんでしたが、少しづつ慣れてきて上手く入るようになります。入った時の笑顔がたまらない。

輪投げ


短冊に現地の方々の願いがしたためられた

まだ字が上手く書けない小さなお子さんは、お母さんに願いを伝えて書いてもらっていました。

笹の葉に短冊を上手くかざれるかな

短冊に書いた願いは、笹の葉に飾られました。上手く飾ることが出来るか優しく寄り添う仲間。

仲良しきょうだいが最高の笑顔をみせてくれた

弟をおんぶしているお姉ちゃん。弟が喜んでいる様子を見て、嬉しそうにしているお姉ちゃんの優しい笑顔が最高でした。

もとの生活に戻りたいという、子どもたちのせつな願い

私たちが忘れてしまいがちな、平穏な生活というものの大切さをあらためて感じさせられます。自分達だけでなく、みんながもとの生活に戻れるように。みんなのいるこの場所がとても好きなんだと思いました。

崩れた家屋の撤去、新しい安全な暮らしへの願い

崩れた家屋があることで、外で自由に遊べないことがとても悲しいのだと思います。住んでいた家の思い出よりも、これからのことを考えているこの方の力強さを感じます。

笑顔があふれる、珠洲・奥能登を願う

珠洲・奥能登は優しい笑顔があふれる場所なのだと思います。復興がなかなか進まないこの地域の思いが込められていると感じます。

あみだ湯の裏の海岸で凧がきもちよくあがる

あみだ湯の裏の海岸でイベント聞き手頂いたご家族と天畠(凧)をあげさせて頂きました。この時期としては少し風が強かったのですが、珠洲の青空に元気よく、空高くあがる天畠は、この地域のこれからを応援しているようにも思えました。

一緒に凧あげをした親子に、仙台凧の会から託された凧をプレゼント

一緒に天畠を上げてくれたご家族には、私が仙台を出る時「仙台凧の会」から託された天畠をプレゼントさせていただきました。

燃料の廃材をくべやすいようにストーブの近くへ運ぶ(ちょいボラ)

イベントの合間に手の空いた仲間は、あみだ湯のお湯を沸かす燃料(廃材)をストーブにくべやすいように近くに運ぶお手伝いをしていました。
今回、本格的な力仕事のボランティアはありませんでしたが、ちょっとしたボランティア(ちょいボラ)の体験も貴重です。

海浜あみだ湯の「七夕まつり」イベント振り返り

今回イベントを通して、現地の方々と触れあう部分や時間を多く持つことが出来たことがすごく良かったと思います。
通常私たちがイメージするたきだしは、食材をお渡ししてその他の接点を持つことはあまりないのですが、今回のイベントでは現地の方たちに寄り添い、一緒に時間を過ごすことが出来たと思います。
一緒に過ごすことが出来ると、お互いを少しづつ知ることが出来、そこから信頼感が生れる。信頼感が生れると、頼り・頼られる関係性が生れてくる。
そうしたことを、今回のイベントを通してあらためて気づかされたと思います。

石川県に別れを告げる

 能登半島から仲間たちと移動し、解散場所の金沢駅到着しました。
7月5日~7日の間マイクロバスをずっと運転してくれた仲間、2ケ月前から今回のプロジェクトの企画でリーダーシップを発揮してくれた仲間には特に感謝です。普段会えない仲間たちともリアルに合うことが出来ました。
まだ帰りまで時間がある仲間は、金沢といったらやはり寿司ということで、お寿司を食べに行きました。私は「ばらちらし」を頂きました。
カニの味噌汁付きで、お手頃価格。美味しくいただきました。

金沢駅で、ばらちらしをいただきました

新幹線で東京に向かう仲間と別れた後、高速バス組はスパで心身を整えた後、「8番らーめん」でしめるということで、金沢駅前のアパスパにうかがいました。3時間まで滞在可能・割引価格で700円はかなりお得で、すごく気持ちよかったです。

しめは石川県のソールフード「8番らーめん」

8番らーめんでのしめを終え、千葉に向かう仲間ともお別れし、来る時とは逆のジェイアールバス金沢~仙台線「百万石ドリーム政宗号」乗車。
今回の能登半島訪問のことをゆっくり考えながら、眠りに落ちていきました。

まとめ

 1日目の冒頭でお伝えしましたが、現地と触れ・現状を知り、自分たちに何ができるかを考えることが今回の私の目的でした。
その観点からいうと、今回の訪問では、前回と比較してもより解像度を上げて能登半島の現状理解を深める機会になりました。
その中で、私が出来ることは現地の事を発信すること、伝えること、そして現地の方と緩く・細く・長く繋がることも一つの方法だと考えるようになりました。

仙台に住み、東日本大震災を経験し、それをきっかけにして様々な人と知り合い繋がることが出来ました。
能登半島とも今後そんな風に繋がっていくことが出来ればと思います。

つづく

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